イギリスのフリーペーパーはレベルが違うよ

日本からイギリスへ遊びに来てくれる友人が持ってきてくれるお土産で一番うれしいのは「たらこスパ」の素、Chioriです。逆に別にいらないのはだしの素とマツタケのお吸い物。

さて本日はこちらもシリーズ化したら面白いんじゃないかなと思っている企画

イギリスのフリーペーパーをのぞいてみよう!

の第1回目でございます。イギリス発行の有料雑誌はいくらでも日本の洋書コーナーやオンラインで手に入るけど、フリーペーパーってなかなか手に入らないですよね?

基本的にイギリスのフリーペーパーに掲載されている記事の内容はすべてその媒体の公式ホームページに行けば全部読むことはできます。でも紙面がどんな風に組まれているのかまでは見ることができません。

ちなみにイギリスのフリーペーパー、

フリー(無料)と言えど

日本のフリーペーパーのレベルじゃないってことを先に言っておきます

その理由はというと…

1.もともと有料雑誌として販売されていたものがフリーペーパー化に乗り出したものも多く質が保たれていること

2.フリーペーパーだけどアートディレクター(紙面のグラフィックデザインを統括するデザイナー)に超スーパーハイファッション誌出身者がついていること

3.広告でしっかりお金稼いでいるので広告記事ばかりではなく、編集記事や写真、デザインにお金をしっかりかけている

ということで本日はさくっと、毎週ロンドン市内で大絶賛配布されている大ボス3大フリーペーパーをご紹介したいと思います。

最新の音楽情報を手に入れるためのフリーペーパーNME

媒体名:NME(ニュー・ミュージカル・エクスプレス) ※毎週金曜発行

1952年に創刊した音楽雑誌NME。有料雑誌として63年間がんばってきましたが昨年2015年7月にフリーペーパーに生まれ変わることになりました。

イギリスで毎年行われている音楽賞の一つNMEミュージック・アワードを手掛けるこちらの雑誌はフリーペーパー化してもなお表紙とインタビューは常に今最も注目を集めているアーティストが飾っています。

中面には自社が手掛けるイベントの広告もたくさん!

現在のNMEの製作陣は以下。
クリエイティブ・ディレクター Simon Freeborough
デザイナー Dani Liquieri


ロンドンの最新情報はやっぱりTime Out London

媒体名:Time Out London(タイム・アウト・ロンドン) ※毎週火曜発行

新しいレストランやイベント、新作映画などの最新情報はもちろん毎週キレッキレの特集をぶっこんでくれる1968年創刊のタイム・アウト・ロンドン。2012年8月よりフリーペーパーになりました。

フリーペーパーということで記事広告も多いもののそれすら関心するほど面白く、イラストや写真満載で眺めているだけで楽しくなるロンドナーのための情報誌です。

タイム・アウト・ロンドンは独特の表紙展開を行っていて、いつも表紙周りはすべて広告。映画やミュージカル、航空会社なんかが多いです。このように

表4(裏表紙)、表2(表紙裏)、表3(裏表紙の裏)が新作映画の広告で囲まれていて、表紙をめくるとその週のコンテンツを掲載した表紙が現れます。

もう一つ例をみせるとこんな感じ。

フリーペーパーは売り上げを広告に頼っているのでこれくらい大胆に広告展開するというのもありなのかもしれませんな。

現在のタイム・アウト・ロンドンの制作陣は

アートディレクター Mark Neil

ハイファッション誌に引けを取らないES Magazine

媒体名:ES Magazine(イー・エス・マガジン) ※毎週金曜発行

イギリスの新聞EVENING STANDARD(イブニング・スタンダード)が毎週金曜日に発行しているこちらの雑誌は1986年創刊。ファッションとライフスタイルに特化した女性向け雑誌なのですが、さすがに最大手の新聞社が出しているフリーペーパーだけあって広告クライアントのレベルがすごい!VOGUE誌に広告を出すハイブランドがこぞってこのフリーペーパーに広告を出稿しています。

この号はナイトの称号を持つエルトン・ジョン大先生だったのですが、表紙ではちょっとしたこんないたずらも!

「ライティングか?」と思ったけど絶対にこれはわざと光らせてる。

この号はちょっとふざけた感じの表紙でしたが(笑)、普段はもっとハイファッション誌のような超絶かっこいい表紙なのですよ!

それもそのはず、現在のES magazineの制作陣には

アートディレクター Rasha Kahil

もともとELLE UKやVOGUE UKなどのハイファッション誌を手掛けていた方ついています。

いかがでしたか?

フリーペーパーがまだまだイギリスで生き延びているのには多分この国、携帯電話の電波がクソ悪いってのも影響している気がします。

地下鉄or電車に乗る→携帯電話の電波悪すぎてSNSもいじれない(地下鉄は載っている間は完全に圏外)→本とか新聞とかフリーペーパー読むか

この流れが成り立っているのです。あと、しっかりと広告で製作費をまかなえているのでデザインはもちろん、編集記事もおもしろく紙面のクオリティが高いといえるでしょう。

ということで、これからはイギリス発行のフリーペーパーから素敵な紙面デザインやコンテンツアイデアなんかもお届けできたらなあと思っています。

新聞広告、電車広告、パッケージといろんなコンテンツを立ち上げていますがわたしは決して迷走しているのではなく、みなさんが

イギリスに暮らしているような気分になれるもの

かつ

わくわくするもの

をお届けしたいなあと思い模索しておるのです。ということで、またご意見などいただけたら嬉しいです。

ではでは!


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CHIORI LONDON

イギリスのフリーペーパーあれこれ

イギリスのフリーペーパーのあれこれをご紹介してます
1つのマガジンに含まれています

コメント6件

blueさん>ありがとうございます!日本は紙媒体がどんどん弱くなってきているので有料雑誌も広告に絡めたものだったり、製作費がとれなくて良い編集者を雇えなかったりしているみたいですね。。。

こうなこ@御山堂さん>ありがとうございます!うれしいです!わたしはロンドンに暮らして5年になるのですがそれでも街へでると「うわ~♪」と思うことがすごくたくさんあって、それを日本にいるみなさんにお届けできればなあと思ってます。

フレッシュさん>す、すみません。実は「たらこスパ」の素、ロンドンでも手に入るんです…!ただ日本の価格の3-4倍に跳ね上がっていて高いので、日本からくる友達が「東京バナナ」とか「白い恋人」とか1000円以上するもの担いで持ってきてくれるなら「たらこスパ」持ってきてってお願いするのです。ロンドンは手に入らないものがないのですがやはり高いですね。
はじめまして。イギリスに憧れるめぐめぐと申します。
うちの方のフリーペーパーはクーポンブックみたいなのが多いです。
やはりおしゃれで情報量のあるフリーペーパーって都会にしかないんでしょうかね。デザインに対する意気込みが違うような気がします。
CHIORIさんのnoteを読んだら、ロンドン行きたい病が出てきそうです。いいなー。
めぐめぐさん>コメントありがとうございます!クーポンブック、わかります。でも15年くらい前でしたっけ?ホットペッパーが登場したのって?あれが登場したとき、みんな奪いあいでしたよね。

フリーペーパーに関しては日本とイギリスのデザインは格段の差がありますね。日本のフリーペーパーにVOGUE JAPANのデザイナーがつくことはないでしょうしねえ。もちろん有名ではないデザイナーさんがデザインしているフリーペーパーもたくさんありますが、それらはもう前衛的すぎてかっこよすぎで、わたしの理解の域を超えてしまっています笑。

そうそう、そんな感じで「ロンドン行きたいなあ」って思ってもらえる記事にしたいんです。なのでそう言っていただけれうれしいです、うへへ。わたしの記事は観光的な魅力ではなく、日常の中にあふれているロンドンの魅力をお届けすることなのです。
初めて、海外のフリーペーパー見させてもらいました。日本のフリーペーパーもクオリティ高いですけどね。
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