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表現は、どんな濃さのコーヒーを淹れるのかを決めるように。

人、モノ、作品。ビビッと来て急激にのめり込んだものは、冷める時も急。

例えば、わたしは去年の今頃から「グレイテスト・ショーマン」にどはまりしていた。観た瞬間から一気に鷲掴みにされて、何度も何度も映画館へ足を運んだ。「THIS IS ME」で何回泣いただろう。

「グレイテスト・ショーマン」は全編がメッセージで、ガンガンと観る側に伝え、揺さぶってくる。いわば、カンフル剤。

「はっ!!!」と目を覚ましてくれる。
例えるなら寝起きのコーヒー、ガツンとくる刺激。

でも、いつもいつもそんな強い刺激は不要で。ある程度満喫すると、ぷっつりと観なくなる(Blu-rayも持っているけど、ほぼ観ていない。いつか喝を入れたい時にみるんだろう)。

「かもめ食堂」「マイインターン」はずっと大好きで何回も観返す作品。ものすごく強い刺激はないけれど、何度も繰り返し味わいたくなる。飽きるとか、冷めるとかが無い。

世に出ている人、本、作品…この「刺激タイプ」と「ゆるやかタイプ」どちらも必要で。そしてわたしは後者の「ゆるやか」タイプだと思う。カンフル剤的なものは無理だし、つくれないだろう。

もしも、それを追求しはじめると、自分が疲れてしまうから。

同じコーヒーでも、ガツンと濃い目を覚ます味もあれば、食後にゆったりと飲みたくなる味もある。どっちが良い、悪いではなくて、自分がどっちを求めているのか、そして向いているのかを知ることが大切な気がする。





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