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え、「プリキュア」みていないのに女児アニ民を名乗っているのですか!?

ちなみに”女児アニ民”とは、「女児向けアニメを嗜むオタクの総称」的な意味合いで自分が使っている造語である。私はニコニコで見たプリティーシリーズから女児向けアニメにハマった人間なので、今は亡きフルアニ民※へのリスペクトも込め、勝手にもじって作った!

※フルアニ民とは、かつて存在したニコニコ公式アニメ配信チャンネル、「フルアニMAX」系列の動画に出没する、”おかしな語録”を使用する人たちのこと。語録の元ネタは大半がカブトボーグ由来らしい。チャンネル閉鎖後は、主にプリティーシリーズやラブライブ!の公式アニメ配信コメント欄にいるとかいないとか…

え、何このコメントは(困惑)


そんなことはどうでもいい。

…当時、高校生の私は新たなオタクコンテンツに飢えていた。
今まで「特撮」→「キッズアニメ」→「深夜アニメ」と順調にオタク道を歩んでいたが、どこか物足りなさを感じていた。有名どころの作品はあらかた見てしまったし、放送中の深夜アニメは飽食気味…いよいよオタク卒業か?
そう思っていたある日。何やら不穏な噂を小耳に挟んでしまった!

「伝説のマジキチアニメ、カブトボーグの再来と呼ばれる女児向けアニメがあるらしい…」と

カブトボーグ…それはあまりのぶっ飛び具合にテレ東から放映を拒絶され、あまつさえ当時ネットで大暴れしていた淫夢厨すらも裸足で逃げだすと恐れられたアニメ。それの”再来”だと?…一体どんな作品なのだろう?俄然興味が湧いてきた!…ふむふむ、どうやらニコニコで配信中のアニメらしいぞ!

かくして私が女児向けアニメに傾倒するきっかけとなった作品、かの有名なカオス系ギャグアニメ、「プリパラ」と出会ったのである。

一目見てすぐ、私はこの作品に魅了された。テンポの良い掛け合いは聞いていて心地よいし、ぶっ飛んだ展開も、それを女児アニメらしい「かわいらしさ」が包み込むことで、不思議と調和がとれているように感じられた。ストーリーなんか気にしなくたって、アニメは楽しい!…そんな童心を思い返させてくれる作品。

…ちなみに僕は当時ニコニコのコメント付きで視聴していたけれど、当時のコメント欄は上述したフルアニ民の残党と、どこから流入したのか淫夢厨とのコメントのマリアージュによってカオス極まる空間が形成されていた!
僕が淫夢厨になってしまったのも、多分このコメント欄のせいだと思うんですけど(名推理)

そんなことはどうでもいい。

とにかく、プリパラで入門を果たして以降、僕はいろんな女児向けアニメに手を出してきた。「ジュエルペット」とか「アイカツ」とか「ここたま」とか。
…ふむふむ、にわかながら中々のラインナップじゃないか!そろそろ女児アニメマスターへの頂も見えてきたかな(笑)。勝ったな、ガハハ~!


……
………
…………ん?なにか忘れているような



そう、自分は「プリキュア」を見たことがないのである!


うわっ・・・私の女児アニ民レベル、低すぎ・・・?


…いや、見たことが無い訳ではない(どっちだよ)
特オタだった保育園児の頃からニチアサはずっと見ていたので、「プリキュア」シリーズも何度か目にしたことはある。あるにはあるのだが…第一話から最終話まで、一つの作品として「プリキュア」を見たことがないのだ!

…いつかは腰を据えて見ようと思っていた。が、思っていたら十年経ってしまった!あかん、このままでは一生見る機会は無さそうだ!このニヒリズムに染まり切った私の人生、プリキュアさえも見ることなく終わってしまうとしたら、こんなにも恐ろしいことはない!今すぐ見なきゃ…(使命感)

さて、ここで問題がある。「プリキュア」シリーズ、多すぎてどれを見ればいいのかまるで見当がつかないのである。
調べてみたら、現在放送中の「ひろがるスカイ!プリキュア」で、計20作品!…というか今年はシリーズ20周年の節目の年だったのか、俺も歳をとるわけだ…
理想は当然、全作品視聴することなのだが、体力も気力も失いつつある今日この頃、欲張りは言っていられない。まずは一歩一歩、着実に歩みを進めていくことが肝心だ。そこで、最初に相応しい作品を幾つかピックアップしてみたので、これから吟味していく!

1.ふたりはプリキュア

あらすじ

スポーツ万能、勉強嫌いで無鉄砲だけど人一倍正義感が強くクラスでも人気者の美墨なぎさ、成績優秀で常にクラスのトップだが、実は天然ボケの雪城ほのか、ふたりは同じベローネ学院女子中等部の2年生。なぎさとほのかはそれぞれ不思議な生き物メップルとミップルに出会う。邪悪なドツクゾーンがメップルたちの故郷・光の園を襲撃し、地球に逃れてきたのだった。そして、メップルとミップルによってなぎさとほのかは変身する能力を与えられ、戦うことに…。趣味も性格も違うふたりは力を合わせてドツクゾーンから送り込まれてくる邪悪な敵に立ち向かう!!

以降20年に渡る大長寿シリーズ作品の戦端を開く、原点にして頂点。やはり「プリキュア」シリーズに触れるにあたって、避けては通れない作品だろう。シリーズ初作品ということもあって、本作にはきっと「プリキュア」の全てがつまっている。プリキュアデビューにはもってこいの一作だろう。

ちなみに放送期間は2004年2月1日~2005年1月30日。仮面ライダー剣と同期である。…あれ?まったく記憶にない。仮面ライダー剣はリアルタイムで見ていたので覚えている!…にもかかわらず、本作のことはマ~ジで思い出せない。ちょくちょく見ていたはずなんだがなぁ~。


2.Yes!プリキュア5

あらすじ

夢原のぞみは、サンクルミエール学園に通う中学2年生。ある日、図書館で不思議な本「ドリームコレット」を見つけたのぞみは、“パルミエ王国”からやってきたココと出会います。ココは、邪悪な組織“ナイトメア”に滅ぼされてしまった故郷を蘇らせる為、どんな願いも1つだけ叶える力を持つ「ドリームコレット」を探し続けていたのです!ただ、願いを叶える為には「ピンキー」を55匹探さなければなりません。しかも「ドリームコレット」を狙う“ナイトメア”と戦いながら…。ココを助けることに決めたのぞみは、「ピンキーキャッチュ」でプリキュアに変身!!4人の仲間と共に、プリキュア初の「チームアクション」でよこしまな野望に立ち向かう!!

「プリキュア」シリーズの4作品目!
玄人曰く、本作があったからこそ、プリキュアは20年続いたのだとか…
戦隊ヒーローリスペクトよろしく、5人勢ぞろい!ただし女児アニメらしく、センターはピンクに!う~ん実家のような安心感。やはりニチアサには5原色が映えるなぁ…

本作のことは割と覚えている!電王の後にやっていたし、何より当時小学生だった僕の初恋は、本作に登場する「キュアミント」だったのだから!

二次元が初恋じゃダメですか!?

子どもの頃の憧れとは、往々にして年長へと向かうものである。彼女はメンバー5人の中でも大人びていて、しかも包容力を感じさせた。…綺麗な女の人の匂い。初恋と呼べるほどはっきり自覚していたわけではないけれども、多分に彼女を好いていた僕は、つられる様に本作を見ていた記憶がある。

…しかし彼女はなんだかマスコットが擬人化したイケメンと恋仲だったような?幼心の恋心、破れたり。僕が先に好きだったのに…


3. ハートキャッチプリキュア!

あらすじ

“花咲つぼみ”は花や植物が大好きな中学2年生。内気でオシャレにも興味がなく、メガネをかけた冴えないスタイル。 おばあちゃんが住んでいる希望ヶ花市への引越しを期に、内気な自分をイメチェンしたいと思い私立明堂学園に転校してくる。 しかし、強引でマイペースなクラスメイト“来海えりか”に振り回され、彼女とどう向き合えばいいのか戸惑ってしまう。 そんなつぼみの前に、こころの大樹の妖精・シプレとコフレが現れる。 更に、彼らを追ってきた悪の組織“砂漠の使徒”の一人・サソリーナが、ションボリしていたえりかのこころの花を奪ってしまう。 彼女を救うため、つぼみはプリキュアに変身することを決意。 大地に咲く一輪の花“キュアブロッサム”が誕生する! そして、キュアブロッサムのピンチをきっかけにえりかもプリキュアに変身! 海風に揺れる一輪の花“キュアマリン”として敵に立ち向かいます!

「プリキュア」シリーズの7作品目!
実は一番内容を覚えている作品だったりする。当時のニチアサは、バトスピやら、シンケンジャーやら(あれ?ゴセイジャーか)、Wやらで一番盛り上がっていたような気がするし。本作もリアルタイムで見た話数なら一番多いんじゃないかなぁ。
「おジャ魔女どれみ」キャラデザの人と同じ人がデザイン担当しているらしいので、キャラクター達はこれまでのプリキュアと比べると、より「かわいらしさ」を前面に押し出している印象を受ける。ただ、ストーリーの内容は絵の「かわいらしさ」とは反比例するように重かった気が…


4.ハピネスチャージプリキュア!

あらすじ

愛乃めぐみは常に自分のため、みんなのために全力を尽くしてがんばる女の子。自分の中からわき起こるハッピーパワーを全開にして行動することで、周囲をもハッピーにしていきます! 商店街へやってきためぐみは、歩道橋の上にたたずむひめと出会うもすぐ近くでサイアークが暴れている?!ひめは思わずプリキュアに変身! ピンチに陥るひめを助けたいというめぐみの愛のパワーが高まり、めぐみもキュアラブリーに変身!?

「プリキュア」シリーズの11作品目!
記念すべきプリキュア10周年作品…なのだが、自分はこのあたりからニチアサを見なくなってしまったので、この作品から完全初見になる。…というわけでもない!
実は、この「ハピネスチャージプリキュア」に関しては、劇場版にあたる「人形の国のバレリーナ」を見たことがあるのだ!本編は見たことないのに…
この映画は、「プリキュア」という存在に対する痛烈なカウンターのような作品だった。救うものと救われるもの、その非対称性をはらんだ構図への告発。ヒーローの欺瞞と宿痾。正直、この映画を見るまでにきちんと「プリキュア」シリーズを履修しておけばよかったと後悔したし、同時にこの映画のおかげで「プリキュア」シリーズをちゃんと見よう!と思えた。


5.HUGっと!プリキュア

あらすじ

超イケてる大人のお姉さんになりたい中学2年生の野乃はな。前髪を切り過ぎるわ遅刻はするわで転校初日は大失敗。 でも、なんだか素敵な出会いもあったりまた明日からの日々に胸躍らせていたところ、空から降ってきた不思議な赤ちゃん「はぐたん」と、そのお世話係(?)のハムスター「ハリー」と出会います。 そこへ「クライアス社」という悪い組織がはぐたんの持つ「ミライクリスタル」を狙って現れ、怪物を出して襲ってきたのです。 はぐたんを守りたい!というはなの強い気持ちによって新たなミライクリスタルが生まれると、はなは元気のプリキュア・キュアエールに変身します。 ミライクリスタルとは、この世界にあふれている明日をつくる力・アスパワワの結晶。これが奪われてしまうと、みんなの未来が無くなってしまいます。 みんなの未来、そしてはぐたん。大切なものを守るためのキュアエールの物語が今幕を開けます。

「プリキュア」シリーズの15作品目!
個人的に、今一番自分が興味を抱いている作品。というのも、明らかに「出生」がテーマであることが伺い知れるからだ。なんと最終回では主人公の出産が描かれるらしいし…
”一応”、反出生主義者を名乗っている自分としては、俄然興味をそそられる(わざわざ”一応”などと濁したのは、自分が本当に、未だ生まれえぬ存在を慮って反出生主義に傾倒しているのか、それとも今生で子供を持てないことへのルサンチマンから反出生主義に傾倒しているのか判断がつかないから)。
また、本作の脚本・シリーズ構成を担当しているのが坪田文女史というのも大きい。僕はプリリズヤクザなので…

ちなみに、僕が愛読している年間読書人氏のnoteでも、本作を絶賛していた。10回くらいは読み直した↓

なので、自分はこの作品についてある程度ネタバレは喰らっているものの、それで興が削がれることは無いし、そもそも良い作品であれば、たとえ先の展開を知っていたとしても、その魅力が減じることはないと信じている。

まとめ

とりあえず、視聴モチベーション的には
HUGプリ>初代>プリキュア5>ハピチャ>ハートキャッチの順に高まってきた!
しかも自分が加入しているdアニメストアで配信しているとか…(ふたりはプリキュアSplash☆Starを除く)↓

(頼む、Splash☆Starも配信してくれえええええええええ!)

高まったモチベーションが消えないうちに、
さあ、見るぞ!見るぞ!見るぞ~!


ところで、自分はプリキュアに限らず4クールアニメ作品というものが好きだ。やはり「一年」という単位は何かと区切りが良いし、作品と自分の経験とをリンクしやすい。一気見ではなく、リアルタイム視聴に一番向いている放送形態なのだと思う。季節ごとのイベントも、アニメと現実で同期できるのだし。…作品の鑑賞にあたって、作品外の情報を持ち出すことを嫌う人もいるかもしれないが、僕は逆に作品と自分の経験とをどんどん結び付けたい人間なので、そういう意味でも、4クールアニメというのは都合がよくて僕好み。うわ、なんか嫌な言い方だなおい。アニメを承認欲求のだしに使ってはいけない(戒め)
これから「プリキュア」シリーズを一気見していく訳だけども、リアルタイムならではの良さ、というものをとり零してしまうのは残念だが仕方ない。


…なので、今週から「ひろがるスカイ!プリキュア」をリアルタイムで追うことにした!


え~ちなみに次回は、第47話「さよなら一番星!プリンセスのめざめ!」
…え、なんか明らかに重要そうな回だけど、ついていけるか不安。


…お、公式がこれまでの「ひろがるスカイ!プリキュア」まとめ動画出してんじゃ~ん。履修しなきゃ(使命感)

キュアプリズム?が桃山にしか見えねぇ…
よし、だいたい分かった!(分かってない)

さあ、それでは
「プリキュア」の世界にいくぞおおおおおおおおおお😆😆😆😆😆


おしまい






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