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#24 スタイル

スタイルが良い人って憧れるよね。男女関係なく、やっぱりスタイルが良い人はカッコいい。
特にギタリストなんて型から入ってナンボだと思ってる。そりゃ、中にはBBキングのように「腹で弾く」タイプのギタリストもいるっちゃいるが、基本的にはROLLYだったりペイジだったり、スラッと(或いは病的に)スレンダーで脚が長くて、スキニーに革ジャンで、ハーレーに乗っていて、好きな酒はバーボンで、キューバの葉巻吸ってて、、、俺の思う、スタイルの良いギタリストってそんな感じ。ずいぶん偏ってるな?

俺は去年の11月くらいに激太りして。お腹もポッコリ、顔だって大福みたいになっていた。まぁ、めちゃめちゃビール飲むしね。ラーメンも大好きだしね。4ヶ月ほどかけて何とか元の体重以下まで落としたけど(7kgくらい)、自分の思うスタイルの良いギタリストにはまだまだ似ても似つかないので、あと3kgくらい痩せるまではトレーニングは続ける。自分がもしも女性だったら、ミシェル・ロドリゲスみたいな感じを目指して。
人は数字のインパクトに弱い。7kg痩せたと聞くのと、10kg痩せたと聞くのだったら後者の方が記憶に残りやすい。ちなみに相方のボーカルは16kg痩せたらしい。やっぱり7kgじゃまだまだね。

と言いつつも、実際7kgの減量ってそれなりの成果だし、ジムとか行ってるんですか?ってよく聞かれる。俺は実はジムは行ってなくて、自宅のダンベルで筋トレしてるだけ。あとは食事管理に気をつけていて、低糖質高タンパクなメニューを心がけてるくらい。もちろんプロテインとマルチビタミン、亜鉛のサプリは欠かさず飲んでる。とにかくジムは行ってなくて、それが俺のダイエットのスタイル。ちなみに今のダンベルの重さに慣れてきてしまったので、さらに重いのを買うか、試しにジム行ってみるか、若干悩んできてはいる。笑

前置きが長かったけど、今回のテーマは「スタイル」です。

体つきを表す時、実は英語ではスタイルという言葉を使わないって知ってた?良いスタイルって言いたいときは、good shapeとか、slimとかと言う。good shapeなんて直訳したら「良い形」だもんね。わかりやすいよね。
話が逸れたが、スタイルって英語で言う場合は「やり方」とか「方法」、「形式」の意味で使うことが一般的。日本語でもそういう使い方をすることはあるから違和感は無いと思う。「独自のスタイルで作り上げた作品」といった具合に。

で、今日本当に話したかったのはこっちのスタイルなんだけど。自分の楽曲制作のスタイルについて。
今の時代、ほとんどの楽曲はパソコンで作られてるってのは、楽器を弾かない人でもなんとなく知ってると思う。ギターやキーボードをパソコンに接続して、弾いたらあとはマウスの操作でいくらでも修正できる。なんなら楽器が弾けなくても、ソフトの操作方法さえ知ってればメロディを紡ぐこともできる。現場を見たことない人は初めて見たら驚くと思うけど、本当にパソコンで作ってる。傍から見たらオフィスのデスクワークとほぼ変わんない。

ただ、俺のスタイルはそれとは少し違って、限りなくアナログに近い。最終的な音はデジタルなんだけど、基本的にはドラム以外の楽器は自分の手で演奏し、部分的にパソコンで修正するなんてことはしない。もしも上手くいかなかったり、間違えたりしたなら、「弾き直し」です。効率の問題はあるけど、その方が性に合ってるというか。もちろん、ソフトを持ってなかったり使い方を勉強してなかったり、それ以前の問題もあるけどね。笑

俺のレコーディングはゲームボーイアドバンスくらいの大きさのMTRっていう機械でやっていて、そんなコンパクトなサイズ感だからポータブルで持ち運びできるのね。基本的には家で作業するけど、時間ない時にはこれがすごく便利で、タクシーや電車の中で、移動時間に音量バランスの調整とかイコライザの修正くらいなら全然問題なく出来てしまう。これはパソコン音楽ではちょっと無理なことだと思う。

それこそ、それぞれのスタイルなので、パソコンの手法を否定してないし取り入れたい要素もある。今時、ソフトも使わずに制作してるといろいろ言われることもあるが、自分のスタイルと他人のスタイルを別けて考えられているうちは、差し当たって特に問題でもないかなと。

Chira

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