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【J.FC MIYAZAKI】全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2020への出場が決定しました。


本日夕方頃、九州サッカーリーグから電話がありました。
全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2020への出場が正式に決まったという連絡でした。

私が関わっているJ.FC MIYAZAKIではJリーグ昇格を一つの目標に掲げていますが、そのためにはJFL(アマチュアの全国リーグ)での成績や経営面・環境面などの審査をクリアしなければなりません。現在、J.FC MIYAZAKIは九州サッカーリーグに所属しており、当面の目標はJリーグの一歩手前、JFL昇格です。JFL昇格には、各地域リーグの成績上位チームで争われる「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」という大会で勝ち上がる必要があり、まずはその舞台に立てることが決まりました。

今年は非常に難しいシーズンでした。
ホームタウン(本拠地)を都農町に移し、本格的に地方創生を目指すクラブとして再スタートを切りました。環境が大きく変わるということもあり、昨シーズンからチームに残って続けてくれた選手はわずか3名、監督はじめスタッフ陣もすべて変わり、一からのチーム作りを余儀なくされました。
しかし、Jリーグクラブから移籍してきた選手や、かつでJリーグでプレーしていた選手も加わり、2月頭から新チームでのスタートを切ると、その後もブラジルから選手やコーチを招聘するなど、徐々にチーム作りが進んでいきました。

4月、いよいよ開幕というところで、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりリーグ戦の開幕延期が決定。都農町の練習会場も一時期閉鎖されるなど、思い描いていたようなチーム活動ができない時期を過ごしました。
いつ再開ともわからないまま2ヶ月が過ぎた頃、前半戦の全試合が中止となり、6月末から後半戦のみでリーグ戦を行うことが決まりました。10チームのうち1チームが辞退し、今年のリーグ戦は各チーム8試合のみで順位を決定することになりました。
予想だにしない幕開けとなったリーグ戦でしたが、チームは開幕3連勝を飾り、全チームが3試合を終えた時点での順位は、昨シーズンの優勝チームを抑えて首位につけていました。

ところが、7月下旬、新型コロナウイルスの感染が第2波を迎え、あるチームがリーグ途中での自体を申し出たことをきっかけに、リーグ戦の在り方を検討することになりました。リーグの事務局と各チームの代表者で行った会議の結果、リーグ中止が決定。さらに消化試合が少ないことから、「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」の九州リーグからの代表チームは昨シーズンの順位を反映するという決定がなされました。
開幕前の想定とは異なる状況での中止決定でしたが、レギュレーションはそのまま。代表となるチームは、リーグ戦の中断を希望する一方で代表権はほしい、という私たちからすると筋の通らないように思われる主張でしたが、決定を受け入れるしかありませんでした。

ただ、そこで全国地域サッカーチャンピオンズリーグへの出場のの道が完全に断たれたわけではありませんでした。大会は12チームで開催され、9つの地域リーグの優勝チームの出場に加え、別の条件を満たす3チームにも出場権が回ってきます。細かい条件を説明するとややこしくなりますので省略しますが、いずれにしましても関東サッカーリーグと関西サッカーリーグの結果次第、他力本願ではありますが出場の可能性が残っていました。チームはひたすらその可能性を信じて準備を進めてきました。サッカーに、仕事に、そして地域活動にと、やるべきことをやってきました。

8月上旬にリーグ中止が決まってから実に2ヶ月が経ちました。
先週、関西リーグ、関東リーグの最終節が行われました。その結果、なんと、私たちJ.FC MIYAZAKIにも出場枠が回ってくることが決まりました。(ここでもおかしな状況が生まれたのですが、それはまた別の話。)

関東リーグが終わった晩、九州サッカーリーグより出場の意思確認の電話があり、正式決定を待ってから情報公開するように念を押されました。
それから1週間、本日夕方、正式決定の通知を受け公式に発表されました。

どのクラブにとっても例のない特別なシーズンだったと思います。
J.FC MIYAZAKIにとっては、ホームタウンの移転に始まり、リーグ延期、開幕、中止、そして他力での全国大会出場と、過去に経験したことのないシーズンとなりました。そういうシーズンにあってもブレずに取り組んできたことで、ありがたいことにJFL昇格のチャンスをもらいました。あとは最高の結果に向けて準備をするだけです。

もちろんJFL昇格・Jリーグ昇格は、目標の一つにすぎません。あくまでもスポーツによる地域創生を目指しているクラブです。むしろ、より地域を豊かにするためのステップとしてJFL昇格がありますので、是が非でも成し遂げたいと思っています。

ほんの少しで結構ですので、気にかけていただける人が増えると嬉しく思います。


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