他にもなぞがある。市への通報、相談は2021年の10月に入って複数の保護者や保育士によってされたという。市の調査が不十分な為、保護者達は委員会の市議にも相談をしたらしい。そんな中、園長が地元の市議に相談をしていたことがわかったらしい。令和5年3月9日の委員会ではその辺りの話は1ミリも出てこなかった。

まだある。横浜市とＮＨＫの報道が見事に連動していたことだ。報道のタイミングを調整したかのように2月22日の市長記者会見の後にＮＨＫは報道した。ＮＨＫは事前に保護者に取材もしており、その事実を知っていたにもかかわらず市長記者会見で質問せず、その後に報道したのだ。さらに火消しを計るように不適切保育の報道の後、すぐさま「専用相談窓口」新設検討の報道を出してきた。まだ何も今回の事案がどのような原因でこのようになったかが十分に解明されてない段階で市によって既に対策が決められていたのだ。それをそのまま垂れ流すＮＨＫ。さらには2月27日の続報（詳報）に所管局の部長が顔出しで登場。

そこから時が経ち、3月8日、山中市長が陳謝すると即座に記事が追加される。完全にタイアップ記事になってる。ＮＨＫだけが「専用相談窓口」新設の市の記者発表（3月7日）前の3月6日に報道したり。

あと気になるのはＮＨＫの報道では園のＨＰ掲載のことにまったく触れていないことである。これまで先行して報道してきたＮＨＫ。3月9日に委員会があったにもかかわらず、その報道はまったくしなかった。横浜市とＮＨＫの思惑はなんだったのだろうか。3月9日の委員会では園長にも色々言及があった。それが原因か。今までの報道のストーリーとは筋違いになってしまうので。それともそこに隠ぺいしたいものがあるのか。なぞである。