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隠ぺいこども園⑨~山中竹春氏の隠ぺい工作を調べたい②~

山中竹春氏について
隠ぺいがどうのこうの言及するのは馬鹿じゃないか?
と思われるかもしれない。
自分自身もそう思う。

無駄な作業に思えるかもしれないが鳥瞰的に見たり、解像度を高めるために必要なのだ。
今回、山中市長が瀬谷区の認定こども園の不適切保育の件で2月に報告を受けて厳しく指導したとコメントした。正直、短すぎるのである。子ども政策が1丁目1番地の市長なのにこれだけしかないのである。ちゃんと関心のある記者がいるなら、もう少し更問いしてもいいんじゃないかと思うレベルである。この短いコメントに
①陳謝
②報告を受けた時期は2月
(令和5年2月の報告まで市長は知らなかったという体で(ていで)話してるが、しかし、令和3年11月30日時点の文書指導(1回目)には不適切保育の疑いについて記述がある。仮に市長が知らなかったとすれば、その時の指導文書(1回目)には市長印はなく、局長、または部長決裁だったのか?という話になる。今回の報告は具体的にどんな報告だったのか?動画の件だけなのか?通常だと1回目の指導文書に市長印があるはずだと思うので(2回目の指導文書に市長印があるのは確認済み)、その辺をきっちり確認しないと今回の件の真相は有耶無耶になる気がする。園についての不適切保育についてはすでに知っていた可能性は大いにあるわけで、というか1回目の指導文書に市長印があるなら園が不適切保育の疑いで指導を受けたことは少なからず知っていたということになる。)
③所管局に厳しく指導した(具体的には?)
④対策の話
台本があるかのようにまとまってる。
その割には中身がまったくない。
おそらく市職員の言葉をそのまま発言しただけだろう。
ツッコミ所はたくさんあるのに。

朝日新聞 小林:
ありがとうございます。2点目なんですけれども、先日、横浜市内の認定こども園で不適切保育があったということで行政指導をされました。この件については、一昨年からそういった通報があった中で、1年以上経ってから同じ動画について不適切保育の行政指導がなされたということで、この件について市長はどのようにお考えかというのが1点と、あと昨日、不適切保育の専用窓口が設置されましたが、これも含めて今後、不適切保育を無くしていって、安全に安心してお子さんを預けていただく、子どもが通える環境を整えるために、市長はどのようなことをお考えでしょうか。
市長:
はい、ご質問ありがとうございます。まず本件につきましては、当事者であるお子様、そして保護者の方にですね、この間、適切な対応ができなかったことを大変申し訳なく思っております。2月に、先月ですね、所管局から本件について、報告を受けました。その際に今後同様のことを繰り返さないようですね、今後の対応方法について早急に対応するよう、厳しく指導しました。昨日、不適切保育が疑われる行為に対する専用の窓口相談をですね、開設する、4月1日に設置するということを公表させていただきました。今後ですね、相談や通報を受けた後、単に窓口を設置するだけでは、これは手段でありますので、その窓口を設置して、その後、対応方法の手順や情報共有のルールに関するマニュアル作り等を速やかに進めていきたいというふうに思います、はい。以上です。

市長定例記者会見(3月8日)の不適切保育についての部分

報告を受けて、1ヶ月間、市長は瀬谷区の認定こども園の不適切保育について自ら発信することはなかった。(その反面、2月22日に発表された高城れにさんの横浜魅力発信アンバサダー就任に付随して2週間後の3月8日にモノノフのみなさんにメッセージを送っている)そして、3月8日に記者から「質問されて」、初めて発したのがまるで台本に書かれてある台詞のようなコメント。これをNHKの記者は自ら質問せず、記事にそのまま垂れ流したのである。しかも、3月9日に委員会があったのにも関わらず、3月8日以降NHK(これまで先行的に報道していたのに)はこの件について報道していない(3月19日現在)。NHKは明らかに横浜市の所管局から提供された情報の重きを置いて報道してるのである。(ちゃんと別角度から取材してるのか?と思えるほど)その報道内容からは市の所管局の不都合な情報を排除しているように感じる。NHK自身が横浜市に忖度をしているのか?または横浜市が不都合な情報を出してないだけなのかは判断は難しいが、明らかに他の報道機関と比較して報道内容から排除されてる事実がひとつある。それは園の「問題なかった」報告HP掲載である。(朝日新聞、神奈川新聞、東京新聞は短いが触れている)このことは3月9日の委員会でも報告され、市議の質問でも大きく取り上げられた。NHKはこのことについて今までまったく触れていないので横浜市の不適切保育の件について正確に伝えるならば、NHKの報道として報道すべきであると思うのだけれど、3月8日以降にNHKは横浜市の不適切保育について報道していない。このことから一連のNHKの報道はやはり横浜市とタイアップした横浜市に忖度した報道だったと思わざる得ない。

とただそう思うだけでは意味が無いので山中市長周辺で起っている欺瞞的なことを参考にして類似のものと比較検討し真相に近づこうという試みの一つなのである。無駄な努力になるかもしれないが、やる必要性がないわけではない。

もうひとつ指摘しておきたい。今回の不適切保育の記事に関わっている記者の記事である。記者自身、昨年の8月に異動してきて、10月に市長にインタビューした記事であるが、これは明らかな提灯記事である。

さらには事実齟齬があることがわかっている。取材力も疑問だ。

記事の一部抜粋

当時、自民党市議の一部(市議団長含む)は説明を受けてないと発信した。公明党は無反応の為、不明だが。

最近(3月16日の会見)でも自民党の市議団長は「対話機会がほぼなかった」と発言している。これには政治的な思惑もあるとは思うが実際にほとんどなかったことは事実なんだろう。

公明党の場合は中学校給食や三ツ沢公園の利権に絡む案件があるのと小児医療費無償化については方向性が一致してるので色々と水面下で対話していた可能性はゼロとは言えない。あるとすればハマのドンこと藤木幸夫を介してのことだろう。藤木氏は昨年の参院選で公明党の候補を応援している。昨年5月30日「横浜港ハーバーリゾート協会」の拡大役員会でその候補が紹介され挨拶したそうだ。

完全に余談になってしまうが、ハマのドンに関しては続報がある。
今年になって動きが
1月初めには「カジノは終わった」といい、「オール横浜」と言い出したらしい。

6日には菅氏の訪問を受けている。

2月15日には藤木氏が訪問


この動きと関連してるのかはわからないが山下ふ頭でのスポーツベッティング特区の話が浮上している。
2022年11月公表の事業者提案募集結果の中にその提案があり引き続き、事業者と対話しているのである。

令和5年2月22日の市長定例記者会見の市長の対応はこうだ。

神奈川新聞 加地:
すみません、ちょっと別のことでお伺いします。山下ふ頭の再開発に関してなんですが、今、行われている第1回定例会の中で、事業者提案の中にスポーツベッティングがあったという話が出てきました。このスポーツベッティングですが、例えば、市が今後、事業者公募をする中で、まず対象から賭け事を外すというような対応されることは検討されるんでしょうか。
市長:
ご質問ありがとうございます。具体的な内容に関して、どういったものなのかというのは私自身、承知しておりませんので、まだ提案段階ですので、そういった、今、ご指摘の提案も含めて、全ての提案に関して内容を精査して、全ての市民の方々から喜ばれる、そういった山下ふ頭の再開発に向けて、着実に進めていきたいというふうに考えています。

この回答は山中竹春氏が中学校給食の問題に対応するときの回答と類似する。

市長選時、ハマ弁はデマですよねと聞かれ、山中氏はそれには答えず、他の関係ない方式をまず羅列して、最後に「あらゆる方法を考える」と言った。現在はデリバリー方式(ハマ弁の継承)での全員給食を推進している。「あらゆる方法」の中にハマ弁を隠ぺいして答えたのである。ハマ弁について言及されているのにもかかわらず、意図的にはずして。

山中氏「中学校給食については全員が食べる中学校給食を完全実施します。そして、その方法として自校方式、センター方式、親子方式、あるいはそれらの組み合わせなど多様な方法が考えられると思いますが低コストで、かつここ重要なんですけど市民の最大限満足できる、そういった中学校給食を実現することをお約束します。」

そもそも2月22日でこの市長の「具体的な内容に関して、どういったものなのかというのは私自身、承知しておりません」という回答はおかしいのである。

それなら2月7日の市会のスポーツベッティングについての答弁はテキトーだったことになる。市が公表してることについて質問されたのに内容もまったく知らずに市会で答弁したことになってしまう。山中竹春市長はこうやって市会や市長定例会見を軽視しているのである。そして、広報には余念が無く税金を投入する。市民の声を聞くフリをするための場を設けるのである。自分にツッコミを入れない市民に会いに行く企画「市長と語ろう!」などの写真をマスコミに報道させて市長は市民の声を聞いている印象を与えるように努力しているのである。

令和5年第1回定例会(本会議) 会議日:令和5年2月7日
本当は全部見て欲しいが長いので(動画10:50付近から)
答弁よりも答弁を整理する時間の方が長いので倍速再生推奨


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