突撃、隣の指導員!
この夏に、弊社の紹介用動画を作るために、ベストライフ指導員の皆さんにインタビューさせていただきました。
「意気込みでも悩み事でも、率直に、語ってください」とお願いしたところ、
一番多かった意見が、「利用者さんと、もっとコミュニケーションを取りたい」というもの。
ちょっと意外でしたが、指導員の皆様が、純粋にそういう気持ちをもってらっしゃる、というのは、利用者としては嬉しいし、有難い。
そういう志のある方が福祉の現場に入ってほしいな、と思います。
ちなみに霧島なんて、福祉業界にオサラバして工場のアルバイトを始めたときは、
「ボルトとナットは物を言わないから楽」なんて思っていました。
人として末期。
本日の本音と建て前。そして線引き。
これは弊社ではなく、よそのA型の指導員のご意見ですけど「ウチは就労支援事業所だから、担当している仕事以外のことに関しては一切、関わりません」というお話をよく聞きます。
しかし、そのあとに続くのが「でもさ、実際はねー。ほかに頼れる人がいないのも多いし、結局、うちらが金銭トラブルとか家庭内の揉め事に首つっこまなきゃいけないんだよねー」
ああ、分かりみが深い。
霧島が勤めてた某・事業所では、本来の業務より、そっちのほうに時間と労力を割かれたわ。
これはね、事業所の方針によって(というより、どれだけ、やらかしてくれる利用者を採用しているか)によって、すっごい、まちまちなんですけど。
今の児童相談所の問題にも通じますけど、単純にケアする側の『人手が足りない』だけで済ましてはいけないと、霧島は思います。
ケアワーカーの質は言うまでもなく、セーフティネットの連携を密にすることも必要だし、もっと言えば、私たち当事者がね、社会でまっとうに生きていくための教育がほとんど出来てないな、って思うの。
だから、これまで私が出した実用書では「学校では教えてくれないこと」をテーマに書いてるんですけどね。
で、実際のところはどうなのよ。
事業所のメンバーによってまちまちですが、治外法権が通用するA型というのはごくわずかです。(全く無い、とは残念ながら言えない)
だいたいのA型事業所は、休み時間も比較的、静かで落ち着いているところが多いです。
心の病を抱える人が多くいらっしゃる、ということもあるし、あえて口に出さなくても「そっとしておくれ」という人も多いですからね。
そこを察してあげないのは、マナーというよりモラルの問題。
事業所によっては、年に1度、希望者を募って交流会があるぐらいかな。
何にもしないところも多い。
ただ、霧島の場合は、事業所のご厚意で慰問を兼ねたイベントを企画させていただいてます。
今年、予定しているのは落語の講演。
利用者さんにも指導員さんにも、ちょっとした日常の潤いになれたらいいな、って気持ちで日々、企画してます。
話の〆
ベストライフでは、利用者さん同士の連絡先交換は禁止です。
でも、机を並べていると、その辺は人間ですので、自然と気の合う同士のグループはできてきます。
霧島はメンバーの中でも結構な年増…、おねいさんなので、これといって属するグループは無いんですが、皆さん、話しかけると嫌な顔しないで相手してくれます。ありがたや。
霧島「人懐っこい」とはよく言われるんだ。警戒心は強いけど。
酒の席で「アテクシ、自閉症なんスよ」というと、「冗談は顔だけにしろ」と言われますが、
霧島を通して、自閉症の凝り固まったイメージが、少しでも緩和できるといいな、と思います。
てなことで、今日はおひらき。
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