仕事の関係で、この本を読んだ。2000年代の本で私が読んだのは、文庫本なので、ヒット小説だと思います。豊川悦司主演でWOWOWドラマ化されている。
ただDNA鑑定の話が出てこないので、単行本は1990年代かも知れない。

上下巻の600ページ以上で、読み応えがある。劇場型捜査という捜査責任者自ら、テレビのニュース番組に出て、全く手掛かりのない犯人に訴えかけ、犯人をミスを誘い、罠を張る。
アメリカで、メディアが未解決事件を追うという番組があった頃のモノかもしれないし、日本でも同じような番組が流行った記憶がある。

しかし、捜査責任者が自ら出るという時代を先取りした異色な作品ですし、人物描写が巧みな所が見どころだと思います^_^