ちーちゃんのカナダ留学日記(ホームステイ①)

初めてのホームステイ。1件目のホームステイ先は2ヶ月滞在した。家は大きなマンション(こちらでは一般的にコンドミニアムと呼ぶ)の一室でホストファミリーはホストマザーだけだった。

私の部屋は7帖程でシングルベッドと勉強机とたんすとクローゼットがあった。ハンガーと目覚まし時計が備え付けであった。掃除は1週間に1回自分で行う。クイックルワイパーだった。洗濯機も  1週間に1回。洗濯洗剤は貸してくれた。どちらも大体週末に行う家庭が多い。

食事は2食契約にしていたが、親切に3食出してくれた。朝食は毎日パン。クロワッサン、ベーグル、トーストにジャムを塗ったものなど。たまにヨーグルトが付くときもあった。シリアル(コーンフレーク)の家庭も多いが、初めに「私はシリアルが苦手です」と伝えてあったので出なかった。

昼食は学校に持って行けるようにランチボックス。毎日サンドウィッチと果物と500mlのペットボトルの水を用意してくれた。サンドウィッチの具材はハムとトマトとレタスや、チーズとオムレツなど毎日ちがう。果物はバナナかリンゴのどちらかだった。リンゴは基本皮を剥かないでそのまま持って来て丸かじりしている人がほとんど。でも私の家庭は皮を剥いてくれた。

夕食はパスタまたはご飯。あとスープやサラダ。ご飯は日本の白米だった。でもクオリティは日本より低い。味噌汁が  1度出たことがある。こちらはサラダにいちごを使う。日本のいちごより甘くないし、値段も安いから。そして毎日箸だった。

食事は3食とも1人で食べた。初めは一緒に食べると思っていたから驚いた。 一緒に食事をする家庭と、別々の家庭の割合は同じくらい。

私の家庭は全食テーブルに用意してくれたけど、冷蔵庫から自分で出して食べるスタンスの家庭もある。朝食はパンやシリアルを自分で用意して食べる。昼食は冷蔵庫にある物でサンドウィッチなどを自分で作る。夕食は冷蔵庫に入っている料理を食べたい分だけ取り分けて温めて食べる。自分で用意するタイプだと食べる量を  自分で調整できるところがいい。

学校まで電車で片道1時間弱だった。  大体どの家庭も学校まで30分~1時間。

日本よりホームステイを受け入れている家庭がとても多い。学生だけでなく働いている大人の人でもホームステイをしている人がたくさんいる。ひとつの家庭で複数人のホームステイを受け入れている家庭も多い。だから日本人とホームステイに対する概念や感覚が異なる。日本人のホームステイのイメージはアットホームで家族の一員というイメージだが、こちらではホームステイはビジネスというイメージが一般的。ホストファミリーは皆さん親切だけどあまり干渉しない家庭も多い。でも、コミュニケーションの多さはファミリーによって個体差が大きい。あるファミリーは観光スポットに連れて行ってくれたり、あるファミリーは一日の会話が挨拶だけだったり。

初めに2ヶ月分契約をしていて、過ごしやすかったので延長しようかと思ったけど、次の予約が入っていたので別の家庭に移った。ホームステイは延長や移動の度に手数料がかかる。だから初めから長い契約をした方がお得。でも、その分  合わなかった時のリスクはある。契約期間より短くホームステイを終わりたい場合はお金は戻ってくるが全額は戻らない。理由によっても異なる。

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