見出し画像

就活で得られるのは新しい自分なんかじゃない

最近街中を歩いていると、就活生を見かけることがふえました。

わかりやすくリクルートスーツを着て、歩き慣れていない街をきょろきょろしている学生さんたちを見かけると、胸がぎゅっとなります。
「頑張れ!」っていう気持ちと、自分自身が就活つらかったなあ…という気持ちが入り混じって複雑な感情。

就活解禁したのが3月といいつつ、今ってもうその前から内定をもらっている学生がたくさんいるんだよね。
内定もらっている人の割合が4割、とか聞くと焦っちゃうかもしれないけど、ぜんっぜん周りと比べて焦る必要はない。

ただ、就活の良いところって、「分かりやすく戦うべき敵が見えるところ」だとおもう。
私が就活していた当時はオンライン面接とかほとんどなくて、基本的に合同説明会や集団面接に参加することが多かったから、そこで同じようにスーツを着ている学生たちってみんなライバル/敵なんですよね。

当時は、「周りと比べられるのが嫌だ!」なんておもっていたけど、社会に出たら「戦う敵」なんてそれよりも多いからね。資本主義の競争社会に出ていくからこそ、学生のうちにちゃんと就活を頑張るのは良いことだとおもう。

勝てる力をつけるために、自分に何が必要か考える時間はたくさんあるよ。
就活で得られるのは、新しい自分なんかじゃない。今の自分を、どう勝てる自分にしていくか。その強さを身につける最大のチャンスだよ。


就活生だった頃の自分とは違う立場になって、なんだかんだ社会人を頑張ってきてよかったなとおもっています。
まあ今でも「もう働きたくない!」「人と関わりたくない!」と思うことも多いけど、頑張ってきた自分をたまには褒めてあげよう。うん、金曜日だしね。

「Z世代」とかラベルでくくるのはカンタンかもしれないけど、それだけだと見えないものってたくさんあるよねとおもいます。

今、就活に励んでいる就活生たちは「Z世代」という言葉でくくられてしまう立場かもしれない。
同じようにそれよりもちょっぴり上の世代なんかは、「ゆとり世代」といわれてきたわけで。

ぼんやりした解像度で、「今どきの若いモンは…」とグチるような大人にはならないように頑張りたいなあ。

来月には、うちの会社に新卒の子も入社するので楽しみです。
いつまで経っても後輩ができることを素直に喜べる自分でありたい。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

他にもこんな記事を書いていますので、よろしければどうぞです。

この記事が参加している募集

就活体験記

サポート頂けたら励みになります!!