見出し画像

ありがとう、馬事公苑TSUTAYAとスターバックス

年始、ぼけーっとXを眺めていたら目に入ってきた衝撃のニュース。


【馬事公苑のTSUTAYAとスターバックス、閉店】


直近で行ったのが農大の収穫祭の日だったので、約2か月前。
そのあと行っていなかった間に何ということ…。

完全閉店の日が迫る1月某日、
「今日が最後なんだ」という想いを噛み締めながら行ってきました。

無くなってしまうなんて信じられない。


小田急線の経堂駅または千歳船橋駅から世田谷通りのほうへ歩いた先にある、TSUTAYAとスターバックスの複合店舗。
TSUTAYAで売られている本や雑誌をスターバックスで読むことができるのが特徴で、
休日ともなれば、空いている席を探すのが一苦労でした。

店内は農大の目の前という場所柄、学生さんももちろん多いですが、
お子様連れの方から年配の方、おひとりさまからファミリーまで本当に年齢層が幅広かった。

「賑やかだけど、自分の世界にも入れる」
この空気感が大好きでした。

席がない!と客席スペースを徘徊したことも、今となってはいい思い出だなー。

家族で経堂に住んでいた4年間
一人で千歳船橋に戻ってきたこの2年間
どんな時も、わたしにとっての「サードプレイス」になってくれました。

スターバックスでは、日本上陸以来「サードプレイス」という概念を提唱してきました。サードプレイスとは、自宅でも職場でもない、第3のリラックスできる場所のこと。

スターバックス ストーリーズ ジャパンwebサイトより


ひとりで宿題をしたり、本を読んだり、
大切な人とも一緒の時間を過ごした、わたしの青春。

2階のレンタルDVDコーナーで韓ドラを借りまくって見ていた時期もあったなー。

店内にいる間に虫に刺されたのか下半身が痒くなって、
そのまま近くの皮膚科に駆け込んだこともあったw

いま「高嶺の花子さん」聴いてて思い出した!
back numberのCDを初めて買ったのも、このTSUTAYAだった。

こんなふうに、わたしの日常を彩ってくれたこの場所での思い出は、枚挙にいとまがないのである。

この席で、けやき広場と向かいのロイホを眺めるのも好きだった。母も同意見なので、同じ人、他にもいるはず。


本や雑誌に囲まれてお茶やコーヒーを楽しむ時間は、
日常からぽっかりと浮かび上がっているような、穏やかで豊かなひと時でした。

そんな贅沢な時間を楽しめる場所が近所にあることを当たり前の日常だと思っていたけど、
実はそうではなかったのだと、この閉店のときを迎えてやっと気がつきました。

みんなの世田谷ライフを彩ってくれた馬事公苑TSUTAYAとスターバックス。
みんなに寄り添ってくれた全ての時間に、ありがとう。

入口のメッセージボード、もちろん書いたよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?