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本当にあった過去一限界な極道入稿の話

お久しぶりです、千里印刷工房です。
夏場は暑さにバテたり等、精力的な活動が叶わず申し訳ございませんでした。

現在は文学フリマの準備中でして、ヘッダーはその準備模様です。

過ごしやすい季節から一変。
印刷工房にとって一番ホラーで(?)胃が痛かった話をご紹介致します。

さかのぼること早数年。
印刷工房が印刷所だった頃のお話です。

当時、中の人の身内さんの発注を受けた際、友人のイベントスペースに、工房が印刷しないと当日何もならばない!!という使命感で受注を受けたのを今でも鮮明に覚えています。

そしてイベント前日

朝から連絡が取れない。

何時間待っても連絡がつかない。

ですが、時間は待ってくれません。

ようやく連絡が取れたのは17時頃。

データが来ないまま連絡が途絶えました。

「自分が印刷をしないとスペースが敷布だけになっちゃう!」

との思いで連絡を待ち、ようやく連絡がついて入稿頂いたのは、イベント前日の20時でした。

そこから必死の作業が始まります。

当時は社会人をしながら印刷所を抱えていたので、前日(金曜日)は仕事でしたが、身体にムチをうって印刷物が揃ったのは、イベント当日の深夜2時半頃でした。

※以下の工程を慎重に行うため、大変神経を使います※

1.頒布物を印刷する

2.乱丁・印刷に不備がないかを確認する

3.製本を行う

4.念のため再チェックを行う

胃が痛い時間はまだまだ続きます。

幸い、友人は中の人と自宅が比較的近かったため、イベント当日の朝6時に、中の人の最寄り駅で待ち合わせをすることになりました。


時間通りに来ませんでした。

それどころか、連絡もつきません。

常識の範囲内で連絡しつつ、返信が来ました。

一時間後。
(その間は短い睡眠時間の限界な身体で駅前でずっと立っていました)

「ごめん、今起きた。家まで取りに行くからしばらく待って欲しい」

なんとなく、そんな感じの連絡が来たのを覚えています。

とぼとぼと自宅に帰り、何時何分に到着するか連絡がないまま、ひたすら友人が来るのを待ち続けました。

朝8時。
イベント開場だなーと思いつつも、待ち人は来ません。

朝10時。
さすがに身体が限界になり、寝ようと思ったタイミングで友人は到着しました。

複雑なお召し物(お着物です)&メイクばっちりの完全装備で。

(えっと、可能であれば身支度は後回しで原稿を先に取りに来て欲しかったなぁとか色々と思うところはありましたが、ぐっとその場はこらえました)

「ごめん、大丈夫!?この恩はいつか必ず返すね!」

等々と言われても、言葉を返す気力がないまま、無事に友人の卓に本が揃って良かったなーと思いつつ、その日は深い眠りへとつきました。


可能な範囲で無茶なスケジュールにも対応致しますが、今後は極道料金も検討しております。

また、このような事象が発生すると、ワンオペ印刷工房の運営が厳しくなります。

そのため、(あ、同じ事をしないように気をつけよう…)と思って頂ければ幸いです。

フリじゃないですからね!!


本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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ホラー注意。

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