【フィギュアスケートの3Aの歴史（※女子）の一覧表が映っている】

アンディ・ペトリロ（以下、アンディ）：男子にとってはクアドが大きいジャンプだと私達は知っていますが、女子にとってはそれは3Aなんです。かなり幻のジャンプなんですよ。どの位、幻（まぼろし）ですかって？　それはですね、過去30年間で、たった8人の女性達だけが競技で成功して降りているんです。念の為言っておきますが、そのうちの2人がここ、日本での大会に出場しています。エリザべータ・トゥクタミシェワはそのうちの一人です。記憶をさかのぼってみましょう。

【伊藤みどりの1989年（注※上記のCBCの映像では表記が『1998』とありますが、1989年の間違いかと。。。）の3Aの映像が映る】
カート・ブラウニング（以下、カート）：会場に居て、彼女の3Aを見るのは、まるでジェット機の離陸を見るようなんだよ。それはもう、誰も、誰一人として、3Aをこれ以前にやってなかったんだよ。

【浅田真央の2010年バンクーバー五輪の時の3Aの映像が映る】
キャロル・レーン（以下、キャロル）：女王と言えば、3Aの女神マオ・アサダよね。見て、どれだけ彼女が踏み切り時にブレードをすぐ目の前に乗せているかを。教科書のような踏み切りと着氷よ。

【エリザベータ・トゥクタミシェワの2015年世界選手権の3Aの映像へ】
カート：うむ、とても違った踏み切りとして挙げるのは、（リプレイを待っている）もしスローモーションで見せてくれるかな、頼むよ、、（スローモーションが映る）見てくれ、彼女の左腕は何もしていないんだ。ただそこに収まってるだけなんだけど、それってかなり普通じゃないんだよね。アレクセイ・ミーシンのコーチのテクニックなんだけど。

アンディ：エリザベータ・トゥクタミシェワが良く跳び終えたのは分かりましたが、リカ・キヒラはどうでしょう、16歳でこの大会に出場しています。2016年ジュニアGPFには、最年少の14歳で出場しました。（GPファイナル出場のトップの）グループにただ入っただけでなく、14歳（という若さ）でそのグループに入っていました。

アンディ：リカ・キヒラの登場です。2018年全日本選手権銅メダリスト、2018年全日本ジュニアのチャンピオン、四度のジュニアグランプリのメダリストでもあります。

アンディ：ご覧ください、初のシニアでのグランプリシリーズです。
【演技開始】
カート・ブラウニング（以下、カート）：美しいバック・アウトサイド・エッジ。
【参考動画】注※演技開始冒頭の1:35～1:38のRBOでのエッジの使い方を、ここでカートは言っている（下記動画はその1:35～から始まります）
https://youtu.be/g2F7V-is46I?t=95

カート：ジュニアから来た、だけどスケーティングは、最初の振り付けの一瞬の間で、実にシニアの振る舞いだ。
さて3Aが来るよ、大きく迅速な入り。
【3A-3T】
（※3Aにセカンドジャンプの3Tを付けたのを見て）オーマイガッシュ！！！！
何という驚き！！！[What a punctuation mark!]　
ただ3Aだけじゃなくて、3A-3Tとは！
数字的に3A-3Tは（高いものだけど）、ジャッジ達はこれは凄いとハッとさせられるだろう。
【3A】
キャロル・レーン（以下、キャロル）：もし1本目の3Aを見逃したのなら、彼女はもう一本3Aを跳んでみせますよ♪
カート：着氷時の姿勢が美しい、複雑なことをクオリティ高くやっている。
【3Lo（両タノ）】
【CCoSp】
キャロル：ジュニアからシニアに移行してくる今、この若い女性と幾人かのトゥルソワ、コストルナヤなどクアドを跳ぶロシアのスケーター達で、女子のスケートは全く新しいレベルへと向かうことに疑いようがないわ。（※カートが途中で、トゥルソワが複数の種類のクアドを跳んでいることから、"quad"と単数で言ったキャロルさんに”quads”の意で「複数（plural）」と突っ込んでいる。）
【StSq】
キャロル：身体の動きを美しく使ってのステップシークエンス。高低のある変化、美しいエッジ使い、方向変換、こんな若さで全てが成熟していて加味されているわ。
【3Lz-2T（タノ）】
（※ここから演技終了まで、解説陣ログアウト状態に。。。）

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【演技終了】
アンディ：16歳の日本のリカ・キヒラ。シニアのレベルへようこそ。彼女は2016年のジュニアのレベルで、フリー・スケーティングにて初の8つのトリプル・ジャンプを降りた女性になりました。私達はたった今、それをやっているのを再び目にしました。それは、まぐれではありません。
カート：（早口で一気に）2本の3Aを立て続けてやって、3A-3T、ゴージャスなスピン、ジャンプする時、ポニーテールが空中でくるくる回るのが回転をとってもカッコよく見せるんだ、彼女は凄いよ！！！
どうぞ。（キャロルさんに話を振る。アンディさん笑）
キャロル：もし彼女が（英国の）チューダー王朝のプリンセスだったなら、彼らは彼女をロンドン塔に閉じ込めてしまったでしょうね、だって現・女王（クィーン）にはこれはお気に召さないことでしょうから～。
アンディ：ひぇぇ～、彼女は王侯貴族に入りたい？
キャロル：あれはまさに王侯貴族よ。
アンディ：番組が戻り次第、彼女の点数をお伝えします。
【CMへ】
【CM後、スノーボードの世界選手権のお知らせ後、フィギュアスケートに戻り、3A-3Tのリプレイが映っている】
アンディ：私達は驚きで息をのんだところです、なぜなら驚きのスケーター、16歳の日本のリカ・キヒラを見たからです。
【3Aのリプレイへ】
カート：それから彼女はまたやったんだ。本当に彼女は体力を無駄にしていない。離氷するとすぐさま、彼女は回転を始めるんだけど、彼女は足の上で踏み切りを終えて上がるんだが、着氷の姿勢がよく物語っている。僕が言ったように、ジャッジ達に驚愕を与えたよ。
キャロル：独自のテクニカルパネルとして、着氷すら見てなかったわよね。それはクリーンであると太鼓判を押したわよね。
カート：もちろん。それに彼女は自国でこの一世一代の滑りを見せたんだ、自分のホームでね。思うに世界選手権のタイトルではないけれど、この滑りで彼女の人生はまさに変わったと思うよ。事実、彼女は有名[on the map]だからね。願わくば日本の成功しているスケーターであることからのプレッシャーなどに、彼女が潰されないことを願うよ。なぜなら、花開くスターだからね。
【キスクラ】
アンディ：私達は彼女をフランス杯でも見ることができますよ、楽しみですね。けれど今は、129.38点が彼女が首位を取るための点数です。
【点数が出る】
アンディ：彼女はSP後5位に位置しています。なんという飛躍でしょう。154.72点！大躍進へようこそ！貴女は（暫定）首位ですよ！リカ・キヒラ！！！
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【その後、三原舞依選手、エリザベータ・トゥクタミシェワ選手の演技へ。トゥクタミシェワ選手の際には、先日のスケートカナダの優勝の紹介の後、カートが「僕が思うに（トゥクタミシェワは）ツイッターのチャンピオンでもあるよね、あとインスタグラムも」と言って、キャロルさんも「あぁ、今はそうね、おそらく両方よね」と同意する場面もｗ　あと、キャロルさんは彼女は過去世ではきっとクレオパトラだったかも、というと、カートが「クレオパトラ役のエリザベス・テイラー」と言って、お互いバッチリ意見が決まったね♪という話も。その後、『女帝からタイニー・クィーンへ』と打って、トゥクタミシェワ選手と宮原選手をアンディさんが表現すると、CM後、宮原選手の演技の放送へ。】
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【宮原選手の得点が出て、その後、カメラが優勝が決まったバックステージにいる紀平選手に切り替わる】
アンディ：日本女子が勝ちましたが、それは人々が知ってる選手ではありませんでした。
カート：言ったよね、今日、彼女の人生は変わる、って。ただ僕は『どの位』変わるか分からなかったよ！

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【参考動画】
・2018 NHK Trophy - Rika Kihira FS [C*BC]
https://www.youtube.com/watch?v=g2F7V-is46I

・Nov. 10, 2018: Grand Prix of Figure Skating - NHK Trophy
Road to the Olympic Games（カナダ国内視聴可）
https://www.cbc.ca/player/play/1366225475615
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【ライスト時フル動画※解説無し（カナダ国内視聴可）】
・女子SP
ISU NHK Trophy: Women's Short Program: CBC Sports
https://www.cbc.ca/player/play/1365940803815

・女子FS
ISU NHK Trophy: Ladies Free Skate: CBC Sports
https://www.cbc.ca/player/play/1366951491568

・EX
ISU NHK Trophy: Gala: CBC Sports
https://www.cbc.ca/player/play/1367436867632
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