アンディ・ペトリロ（以下、アンディ）：（CMから）お帰りなさい、カリフォルニアのアナハイムで開催された四大陸選手権の模様をお届けしています。皆さんこんにちは、アンディ・ペトリロです。横にはキャロル・レーンとカート・ブラウニングが居ます。シングル男子の競技です。中国のボーヤン・ジンです。実は今季は最悪のシーズンでありまして、グランプリシリーズでは表彰台には上がっていません。
カート・ブラウニング（以下、カート）：だね、9位と5位だっけ？
アンディ：ええ、フィンランドでは5位、フランスでは9位でした。だけど、いつもここ四大陸では、上手くやるのですｗ（キャロルさん笑）
キャロル・レーン（以下、キャロル）：そういう時だからね。
アンディ：ですです。彼はSP5位で、銀メダルを獲得、去年はもぎ取りました。

【演技開始】
アンディ：今回で四大陸出場は4回目です。けれども彼は自信をつけて戻ってきました、5回の中国選手権の現・チャンピオンです。
カート：ハンヤンは彼に挑戦することが出来なかった。彼（ハンヤン）は怪我をしていたからね、でも彼は戻ってきた！　次のシーズンでは、どのように参戦して（二人が）交わるか大変興味深いね。でも今はボーヤンが四大陸選手権が彼にとって縁起がいいかどうかをお見せするよ！4Lz！
【4Lz(so)】
カート：う～！　カモーン！！　（着氷後）ちょっと笑ったね。彼は壁にぶつからなかったので嬉しかったんじゃないかな、って僕は思ったんだけどｗ（キャロルさん笑）
キャロル：彼がジャンプするのについては噂が絶えることが全くないわね。ぎりぎりリンクの内側だったわよね。ほとんど駐車場に跳んでいくところだったわ。
カート：また別のクアド。簡単めのクアドだよ、4T。
【4T-2T】
カート：彼の回転スタイルは、左腕は胴体に対して低くしている。そうすることによって、今や彼の両腕は更に身体にピタリと引きつけて近づくようになる、僕はそれがこのジャンプを跳ぶ理論だと思うよ。[His rotation style with the left arm lower on the torso. Now he is bring its his arms even closer to his body. I think that's the theory on that one.]
【3A-1Eu-3S】
【FCSp後、ステップシークエンスへ】

【StSq】
カート：彼にとって、ここで、あれらのクアドも持ちつつも、フットワーク・シークエンスをするのは、なんてチャレンジなことだろう。このスポーツの物理的な側面だけでなく、観客を音楽に入り込ませる。彼は何かかなり訓練してきたんだろう。このプログラムのこの部分では、音楽と観客へ、その両方への繋がり（コネクション）に『大きな』上達があるのが見て取れるよね。[It's such a challenge as he's doing his footwork sequence here, to have those quads, that physical aspect of this sports, but also tapped into the music and audience, something he has worked so hard on in and in this section of the program you can see a "Big" improvement in that connection, both to the music and to the crowd.]
キャロル：私、この音楽のチョイスがとても好きなのよね。ローリー・ニコルは彼にとって、とても良いプログラム（曲）を思い付いたと思うわ。彼女は言ったの、彼はもっと成熟して、もっと大人になった。それで繋がりを、以前に見ていたやり方とは違う見たことが無い形でプログラムを観客に前面に押し出す、と。
【StSqが終わり、次のジャンプへと移行しはじめる様子が】
カート：それから、集中力を戻すんだ。大きな瞬間が来るよ、別のクアドだ、4T。
【4T】
カート：ほんのちょっとだけ、出るのに遅れがあった。。。。そして今では、僕は細かいところまでこだわるようになってきちゃったよ。。。
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カート：良い上半身の動き。氷上を流れるようにいって、アクセル（ジャンプ）に意識を向けるよ。
【3A】
【ジャッジ前へ】
カート：そこまでだ、上半身を上げたままにしておいて、流れはそのままで、音楽が君に入ってくるようにさせるんだ、そうだろ。

【ジャッジ前アピールが終わって、ショートサイド側を加速しながら滑って行く様子をカートが見て】
カート：ここではプログラムが失われちゃった感じだよね。
【参考動画】（※CBCの動画ではありませんが、参考用に。ジャッジ前から去っていくところから次のジャンプまでの間、3:25～3:33辺りの間で、ただ滑って行くことの方が目立つのを見て、カートがここではプログラムが失われている、と指摘しています）
https://youtu.be/gszdW6XOQYQ?t=205

【3Lz-3T】
カート：さて彼は別のジャンプをクルクル回るよ。ただの三回転、3Lz-3T。（セカンドで着氷が乱れたのを見て）たぶん疲れが出てきてるかも。
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カート：（3Fへの入りを見て）とーーってもスローだ。
【3F着氷を見て】
カート：ふぅっっ！（安堵感）
【CSSp】
カート：時々、まだプログラムの三分の二のところの途中なのに、既に体力が尽きてしまって、脚が「終わった」って言うんだ。[Sometimes about with that 2/3(two-thirds) through the program the tank just, the legs just go "I'm done."]
【CCoSp】
【ChSqで最後に踊るのを見て】
キャロル：知らなかったわ、予備の体力をどこかで見つけたとはｗ（アンディさん達笑い）[Don't know, found the reserve somewhere.]
【演技終了】
アンディ：中国のボーヤン・ジンです。韓国で開催されたオリンピックで初の五輪出場をし、中国シングル男子としては過去最高となる4位で終わりました。彼は前回の四大陸選手権の優勝者です。ショートのあとは3位で、今回は銀になるには十分だったでしょうか。
【リプレイへ】
カート：ルッツを含む四本のクアドは、（ここで4Lzのステップアウトのリプレイが映る）うわぁぁぁ（汗）うわ～！！！ｗ　ある意味怖いよねｗ　だけど彼はそれでもまだ何点かは獲得することが出来る。ちょっと質（クオリティ）をGOE、Grade of Executionでちょっと失うんだ。金色のブレードが三種類のクアドで跳びかい、幾つかの3Aがあり、最後は活力（体力）がキラリと光る。スケーターは振付を本当に信頼したいものだ、と僕は思う。それこそがローリー・ニコルが彼と作業することで成せる技で、スケーターがそれを信じ切っていて、さらなる力（エナジー）を見つけ出し、生き返らせるのが見て取れたよね。
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【※注】4CCの放送にてシングル男子での放送があったのは、カナディアンのスケーター達とジュンファン（ハイライトのみ）、あとキーガン、そして総合1位から3位の三人のみ。今回は競技から二週間後の放送で、しかも全部のカテゴリーを二時間の尺で放送ということもあるせいか、シングル男子は皆キスクラの部分がカットされていました。（リプレイが終わるとすぐ次のスケーターの放送へと移行）
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【テレビ放送時Full show】※カナダ国内視聴可
・Four Continents Figure Skating Championships
Road to the Olympic Games
February 21, 2019(Boyang Jin; 37:23~)
https://www.cbc.ca/player/play/1446086211594
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【ライスト時動画※解説無し】※カナダ国内視聴可
・4CC 2019 男子SP
https://www.cbc.ca/player/play/1439326275717
・4CC 2019 男子FS
https://www.cbc.ca/player/play/1440218691816
・4CC 2019 女子SP
https://www.cbc.ca/player/play/1439151171790
・4CC 2019 女子FS
https://www.cbc.ca/player/play/1439972419661
・4CC 2019 ペアSP
https://www.cbc.ca/player/play/1439709763941
・4CC 2019 ペアFS
https://www.cbc.ca/player/play/1440147011721
・4CC 2019 アイスダンスRD
https://www.cbc.ca/player/play/1439871043719
・4CC 2019 アイスダンスFD
https://www.cbc.ca/player/play/1440386627801
・4CC 2019 EX
https://www.cbc.ca/player/play/1440481347702
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・Behind the Boards (4CC 2019)

シングル男子は、10:52～辺りから。ボーヤンのフリー冒頭での4Lz(so)は元々、ジャンプ構成表でも単独ジャンプの予定で、コンビネーションにする予定は無かったはずですが…キャロルさんはsoしたことで、セカンドがつけられなくて、スケーターは色々そこから構成のことなどを考えて初めてしまうものだ、という話の一端で出ていました…。とにかく今季序盤は、カートも心配してしまうような結果が続いていた中で（色々原因はあったと思いますが、何が理由かは明確ではないので）、ボーヤンが4CCで比較的良い滑りが出来たことに対してカートもキャロルさんも『おかえりボーヤン』という感じでした。

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