見出し画像

誤審チェック 2023年5月13日 J1第13節 横浜FC vs 柏レイソル

スタジアムで感じた誤審の多さをDAZNで確認!


この大事な下位決戦、勝てたのは良かったのですが、どうも審判がヘッポコなような。それで、DAZNによる振り返りにして、スタジアムで「誤審だ!」と思った自分の目が正しかったどうか、確認してみました。

結論としては「ファールっぽく転んだだけで笛を吹く」という、Jリーグ審判の代表のようなジャッジが多かったです。どうも目がついていけてないんじゃないか、と思われ、ちょうど記事を書いただけに、山下審判員の優秀さも改めて思い起こされました。

特に、近藤が受けた二つの誤審は酷かったので、それらを最初に書きます。

近藤が受けた酷い誤審

37分 プレスバックでボールを奪ったところ、イエローカード

柏のカウンターの場面、柏の細谷選手が近藤との競り合いを制して前に出たのですが、近藤は遅れをとりながらも細谷の股の間にスライディングで足を入れて踵でボールを刈り取りました。
細谷はバランスを崩して転んだのですが、決して「ひっかけられて転んだ」わけではありません。しかし、近藤のファールを取られ、それだけではなく「イエローカード」に!

この判定は二重の誤審です。まず、ファール判定そのものが間違いであること。それと、仮にファールだとしても、イエローをもらうほどの激しい接触はしていないのです。細谷選手の右足と擦れ合っただけです。
柏がカウンターでチャンスになりそうだったから、チャンスの阻止という意味でイエローになったのかな?とも思ったのですが、他の場面のジャッジを見ると、基準としてはそうではなく、「乱暴なタックル」ということでイエローになったようです。

仮によく見えてなくても、ボールの跳ねた方向から、「踵でボールを刈ったんだな」ということは分かるはずです。
このプレスバックからの素晴らしいボール奪取を「乱暴なタックル」として処理してしまうとは、質の高いサッカーの面白さを、質の低い審判が帳消しにしてしまった格好です。
横浜FCサポとしてだけではなく、サッカーファンとして憤慨せざるを得ない場面でした。

43分 ドリブル侵入に対するタックルがファール無し

前半43分、ショートパスのコンビネーションから、近藤が急にペナルティエリア内にドリブルで侵入しかけました。
チャンス!と思ったところ、左右から柏DFがタックルしてきて近藤は転倒。ペナルティエリア手前ではありましたが、ファールかと思ったところ、これはお咎めなしでプレー続行でした。
実際どうだったのか、何度か動画をリプレーしてみたところ、近藤の左側からタックルしてきたDFは、明らかにボールに触れず、近藤の足だけに引っかかっているように見えます。しかも勢いからいって、どうみても、「全然惜しくない。ボールに間に合いそうもないのをわかった上で滑って、結果足だけ絡んでる」という、半ば意図的なファールでした。
パスから急なドリブルというリズムの変化でビッグチャンスが生まれるところだっただけに、これまた、審判が試合の興を削いだ格好になりました。

これらはいずれも、どうも審判の目がついていけてないんじゃないか?と思わざるを得ないものでした。そして、審判のクオリティーによって試合の面白さはこんなに削がれるものだ、とも実感しました。

その他、注目したジャッジ(正しいジャッジも含む)

15分 ユーリ イエローカード

これはスタジアムでは「なんだ、なんだ?」と思いましたが、見返したら正しかったです(笑)そもそもボールにプレーする意図なく、相手のシャツを引っ張って止めてました。

35分 航基が倒れたが柏ボールに

航基が頭を押さえて倒れたのに、航基のファールで柏ボールに。その場では何が起きたかわからなかったのですが、DAZNで見たら、航基が相手の前に出ようとしたところ、DFが手で航基の顔を掴んで、倒れてました。しかし審判には、航基が体を低く曲げてDFをスカしたように見えたようです。(DFがジャンプしたわけではないですが、山下主審の記事で書いたDFスカしっぽい形)
航基は単に顔を手で押さえられたから体を起こすことができず、エビの格好で後ろのDFに当たったように見えただけだったのですが。ほんと、目がついていってないと思います。

39分 航基イエローカード

航基の広げた手がDFの顔に当たってイエローカード。これは、航基も意図的に手を広げて相手を防いだようなので仕方ないかな。かつ、顔へのファールは厳しく取ることになっていると思うので、まあ妥当かと。。。

45分 マテウスサビオ

岩武のジャンプに対して、マテウスがDFスカしをやったのですが、岩武は普通に競りに行って、マテウスはそれをちゃんと見ながらジャンプせず肩から当たりに行きました。これこそ本来のDFスカしで、かつ、かなり意図的で危ないやり方だったのに、これがなんとファール無し!プレーは止めたものの、柏ボールのドロップボールで再開されました。そりゃないでしょ。意図的に危ないあたり方はイエローが妥当です。

59分 井上イエロー

これはボールには間に合わず足だけ引っ掛けてしまったのでファールは妥当でしたが、ちゃんとボールを狙いに行っており、危険なわけでもないので、イエローはちょっと厳しすぎる気が。(これは「誤審!」と声高に言うほどでもないですが。)

73分 三田のレイトタックル

三田のタックルがボールに間に合わず、レイトタックルとなりファール!これは合ってます。

75分 相手のカウンターを阻止する山根の好タックルがファールに!

うちのコーナーキックのチャンスの後、柏がボールを奪い、ペナルティーエリアから出てカウンター開始!というところを、山根がスライディングでボールをカットしました。ナイスタックル!と思ったらファールの判定に。
これは明らかにボールだけを刈っていて、相手はその後転んだだけです。山根も抗議していました。ファールにならなければ横浜FCの波状攻撃になったのに、流れをぶった切られた格好です。

まとめ


審判は選手と違って層も薄いし、早いうちからプロとして専念できるわけでもないです。なので、Jリーグのサッカーレベルの向上に対して、審判の向上が遅れを取りがちなのは仕方ないところですが、プレーのレベルが上がっている分、審判がちゃんとジャッジしてくれればもっと面白いのに、とも思います。
今後、少しでもJリーグの審判技術が向上することを願います。

ホイッスルの後、精も根も尽き果てて座り込むフリエ戦士たち









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?