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謎の遺跡ストーンヘンジに最も近い街ソールズベリー

イギリスの古代遺跡、ストーンヘンジ。そこから最も近い町がソールズベリーだ。私達はバースから一時間程かけて、ストーンヘンジをみるために、この町にやってきた。

(これまでも経緯はこちら↓)

ソールズベリーの町

子供の頃に読んだ本の中にあった、世界中の有名な遺跡。その中にストーンヘンジが謎の古代遺跡として紹介されていた。その時からか、私の中ではイギリスと言えば、ストーンヘンジが頭に思い浮かぶ。

ストーンヘンジを見るためにやってきたソールズベリーという街だが、なにもここは「ストーンヘンジの最寄りの町」というだけではない。

ソールズベリーは、美しい自然風景、歴史的な建造物、そして世界的に有名なソールズベリー大聖堂で知られている。

ソールズベリー大聖堂

ソールズベリー大聖堂は、イギリスで最も美しいゴシック建築の一つとされ、ヨーロッパでも有名な観光地の一つだ。

大聖堂は、13世紀初頭に建設され、その後の時代よってさまざまな改築や修復が行われてきた。

私が行った時もたまたま修復作業中だったのだろう

この大聖堂の最も特徴の一つに、その美しい尖塔がある。尖塔は、高さ123メートル(404フィート)あり、イギリス国内の教会建築では最も高いもののと言われている。

尖塔は遠くからも目立ち、ソールズベリーの街のシンボルとなっている。

大聖堂の内部には、ステンドグラスや彫刻、そして歴史的な墓碑などがある。また、中世の時代に作られた14世紀の時計も見どころの一つだ。

この時計は、世界で最も古い機能する時計の一つとして知られている。下の写真は持ち帰ったパンフレットのものだ。

この時計は、世界で最も古い機能する時計の一つとして知られている。文字盤は無く、鐘の音で時を告げる仕組みらしい。

またパンフレットを読む限り、ソールズベリー大聖堂はマグナカルタとも深く関わりがあるようだ。

私はマグナカルタと聞いて、まず子供の頃にやったPS2のソフトを思い浮かべたが、実際にはマグナ・カルタ(Magna Carta)は、1215年にイギリスで制定された歴史上の重要な文書で、ラテン語で「大いなる憲章」を意味する。

ストーンヘンジ

ストーンヘンジは多くの謎につつまれている。子供の頃に読んだ本には、そのように記されていた。謎の遺跡なのだ。「どれだけ壮大な物なのだろう?」と私はストーンヘンジへと向かった。

ストーンヘンジへはソールズベリーからバスに乗って移動する。ここでも二階建てのバス。

遠くから少しずつ見えてくるであろうストーンヘンジを期待して、最前列の席に座った。

バスは何もない草原をずっと走り続ける。時間にして20~30分ほどだろうか。

いよいよ、ストーンヘンジが見えてきた。第一印象は「想像していたより小さいな」だった。期待で胸を膨らませすぎていた私は、少しテンションが下がった。

ストーンヘンジの周りには、ただただ草原が広がる。目立つものとしたら、放牧されている羊だけだろうか。観光客がいなければ、きっと人間より羊のほうが多いだろう。

ストーンヘンジを見るだけなら、もうこの辺りには何もない。そこで私はここでもオーディオガイドを聞くことにした。もちろん日本語も用意されている。

ストーンヘンジは、紀元前約5000年から紀元前約4000年にかけて、石器時代の人々によって建設されたらしい。巨石の一部はウェールズから運ばれ、円形の形状を持つ巨石が配置された。

その目的については諸説あるが、天文学的な目的や宗教的・儀式的な役割、あるいは社会的な集会の場として使われていたという説がある。しかし、具体的な目的や建設に関与した人々について、まだ解明されていない点が多い。

この謎の大きさこそ、ストーンヘンジの壮大さなのかもしれない。

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