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イギリスの歩き方:イギリス留学中初の旅はブライトン

英語を話せるようになるために、日本人とは極力関わらないと自分ルールを定めた私は必死だった。明らかに根を詰めすぎだった。

そんなある日、声をかけられた。

「一緒にブライトンへ行こう」

イギリスの歩き方

アジア出身の人達皆でどこかに行ってみないかと声をかけられた。韓国・台湾・日本人でちょっとした遠足でかけるのだ。

日帰り弾丸旅行だったが。確か滞在時間は3時間あっただろうか……。

しかし、これが旅の仕方を学ぶきっかけだったかもしれない。それに張り詰めた気持ちの私にとっては考え方を改める要因の一つだったはずだ。

現地(ブライトン)の記憶はそこまで残っていないのに対し、遠足までの準備で色々世話を焼いてくれた友人のことを覚えているのは、きっとそういうことなのだろう。

長距離バス(コーチ)

「イギリスはバス移動いい」

電車派の私にとっては「バスかぁ~」という印象だったが、友人のいう通り、本当にバスは便利だった。鉄道よりバスの交通網が発達している感がある。

長距離バスのことをcoach(コーチ)という。

当時でもネットで、簡単にチケットの手配ができた。今はスマホがあるのでもっと便利だろう。私はよく学校に備え付けのPCからチケットを印刷していった。

それに早割もあった。早めの予約をしておけば、1ポンドという破格の値段で移動できる場合がある。

(友人が「エディンバラのチケット1ポンドでとった!」とはしゃいでいたのでよく覚えている)

私達が使ったのはnational Expressだった。長距離だがお手洗いもあるので、その点も安心だ。

ヤング割

ヨーロッパでは「学割やヤング割の効果が絶大」という事も印象に残っている。もちろんイギリスも例外ではない。

例えば、上記のバスは「Young Persons Coachcard」がある。今でも検索したらあった。

このカードを購入すると常時33%offになる。最初の購入に15ポンド必要だが一度買うと1年使える。

「絶対買った方がいいよ!」と友人に勧められて買った。結果的には買ってよかった。このパスのおかげでイギリス内における旅へのハードルが下がったからだ。

学割

もしヨーロッパに留学するなら国際学生証(International Student Identity Card)」なども用意していくと学割の恩恵を受けやすい。

日本では学割といえば、映画のチケットや定期くらいしか思いつかなかったが、ヨーロッパでは学割適応される場所は多い。それに日本に比べて割引率が高い。

公共交通機関もそうだが、博物館などの見学料など、ヤング割・学割がかなり優遇されている。

若人の経験や体験を大切にしているということなのだろうか。


ここまでが出発までに準備したものだ。上記の物はイギリス留学中にとても役に立ったと思っている。

それ以外に今ではもう不要な情報だが、プリペード式の携帯電話も用意した。日本の携帯と違い、契約も簡単で安かった覚えがある。

友人に誘われて行ったブライトン

ブライトンが初めてイギリスで遠出した場所だ。しかし残念ながら現地に関する記憶がほとんど残っていない。

私達はバスを降りてロイヤルパビリオンに行った。

ロイヤル・パビリオン

手元に日本語のパンフレットが残っている……が、確かこれは友人が気をきかせてもってきたくれたものだったような気がする。

せっかく準備したのに「学割も使えない!」と高い入場料に財布の紐が堅くなってしまったのだろう。私はここに入場した覚えがない。

ブライトンは、イギリスではリゾート地として有名な場所らしいが、物価も高かったイメージがある。

貧乏学生には「ほんと無理!」だった。ちなみに私は大学時代にアルバイトをして、それで留学費を全て賄っていた。資金には限りがあるのだ。

何も買わず、というか高くて買えず、ただ友人についていくだけだった。

パレス・ピア
パレス・ピアの遊園地

埠頭の先に遊園地があるのには少し驚いたが、もちろんチケットは買ってない。もちろん、ビーチで泳ぎもしていない。水着なんて持ってきていない。

でもビーチは砂浜ではなくて、石だったのは驚きだったことは覚えている。

結局、友人と会話しながら歩くだけだったブライトン。でも当時の私にはそういう普通におしゃべりして、普通に友人とお出かけする時間が必要だったように思う。

遊びが足りなかったのだ。息を抜く本当に良い機会だった。誘ってくれてありがとう。

#わたしの旅行記

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