トレンド追従と資金管理を掘り下げる

前回からの改善

前回のシステムからいくつかの改善点が浮かび上がりましたのでそれの改善及び問題を再認識したいと思います。

1. TPに到達しそうだったのにSLに到達する場合

この場合、完全な機会損失になってしまいます。対策としてブレイクイーブンやトレイリングストップなどがありますがSLに既に到達して損失がある時、0.1モンテカルロ法の資金管理が発動してしまうので途中決済してしまうと損失を正常にカバーできなくなってしまいます。なので途中決済のルールを以下に定めました。

・含み益の状態でなければ途中決済してはいけない
(資金管理が発動する為)

・SL&TPの到達回数 及びロット数が同数であること

・マイナススワップのポジションはなるべく途中決済する

・プラススワップのポジションはTP幅の1/2以上で途中決済

これらのルールのおかげで機会損失を防げました。


2.トレンド追従型と逆張り型をもう一度考え直す

トレンド追従型・逆張り型のTP・SL幅は43pipsですがトレンド追従型の場合、TP到達後もう一度利益を重ねるには同方向にもう43pips動く必要があります。

つまり86pips以上一方向に動く必要があり、相場はN字型で進むという性質上1回TP到達した次はSLに到達する事が多く利益を重ねにくい事が分かりました。

しかし逆張り型に途中決済を組み合わせると利確後には反対方向にポジションを持つのでトレンド追従型より柔軟に相場に対応できる事が分かったので今後は逆張り型を採用していくことにしました。

ショートポジションを保有中に43pips下降しTPに到達した際、逆張り型ならロングポジションをトレンド追従型ならショートポジションを持ちます。

そして一方向に動いたので戻り売りが発生し20pips戻った場合、逆張り型なら途中決済し利益を得た上で次はショートポジションを持ち柔軟に対応できます。

しかしトレンド追従型の場合TP到達後さらに下降しないと利益が得られず途中決済したとしてもまたショートポジションを持つため指標などの一方向に大きく動く相場以外では柔軟に対応できないことが分かります。ある意味、逆張り型の弱点も浮き彫りになりました。

3.同時稼働における、新しい両建て型の優位性

以前ここに記していた内容は第3部で大きく変更した為、第3部の方を見て頂けたら幸いです。

・稼働通貨の条件
スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶのが前提ですがポジション保有期間が長くなる場合、通常考慮はしなくてもよいスワップも考えなくてはなりません。

業者によっては両方向プラススワップの通貨ペアがあるそうですが1番はNDDである事とスプレッドが安定している必要があるので現実的にどちらかがプラススワップの通貨ペアでマイナススワップ側のポジションはなるべく途中決済をTP幅1/2を越えてない状態でもすればいいと思っています。(ポジションを持ち越した場合に限り)

現状はEUR/USD・USD/JPYで稼働しています



続編ができました


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?