在宅ワークの下積みでは、仕事内容を覚えて早く処理出来るようにする訓練を行います。

以下、最初の仕事に着手したらやる事です。

1.「マニュアルを覚えてその通りにやる」スキルを培う

自分のやり方でやる人には次の仕事がありません。
クライアントがやって欲しい仕事を納品出来ていないからです。
マニュアルを読んで「自分が何を理解できていないか」がわからないと、クライアントが求める仕事を納品出来ませんので、仕事の継続契約を取れません。

まともな在宅ワークをするということは「継続契約を取る」と言い換えることが出来ます。
下積み期間には「いかにしてクライアントに仕事の継続を打診してもらえるか」を考えて仕事をしましょう。

そのいの一番として、マニュアル理解力は誰よりも高いに越したことはございません。

仕事内容が難しいということはないですよ、マニュアルがあるくらいだから。
「マニュアルは無いので自分の思うように仕事をしてください」と言われたほうが、仕事として難しいでしょ？マニュアルがあるから、難しくないのです。
アナタが難しいと感じたら、マニュアルを理解出来ていないから難しいのです。

2.「クライアントとのコミュニケーションが正しく取れる」スキルを培う

「自分が何を理解できていないか」がわかると「質問内容」がわかります。
クライアントにマニュアルで自分が理解できない所を簡潔な箇条書き3つ以内で質問してください。
クライアントがわかりやすく説明してくれることが「クライアントとのコミュニケーションが正しく取れる」能力です。
アナタが簡潔に質問できれば、クライアントの回答も簡潔です。
ビジネスのやり取りは、簡潔であることが良し。
マニュアルを熟読して完全に把握でき質問することがなければ、しなくてよろしいです。

3.「実際の仕事を行い自分自身に学習させる」スキルを培う

イマドキの在宅ワークはPCの基本操作が出来て安定したネット環境があるなら、データ処理などの単純な作業内容でも時給1000円を超えることが可能ですが、PC作業をするにはマニュアルやスキルアップする際の情報検索など、じつはアナログオブアナログ「膨大な量のテキストを読むこと」になります。
長文を読むのが苦になる人や長文を理解出来ない人は、この点で苦労します。

多くのまともなクライアントはワーカーが好む傾向を知っているので、マニュアルを動画にしてくれることも多いですが、そのマニュアルを効率良くこなすための情報はネット上に転がっていて、それを調べて自分の技術にする方法は文字で収集し文字で理解したほうが動画を見るよりも、早い早い。
10分の動画を見るよりも、10分間テキストを漁ったほうが、情報量が多いのです。

アナタがやろうとしていることは仕事ですから「会社に行って一番下っ端として下積みする期間」とやることは一緒です。

先輩に聞いて聞いて聞きまくって仕事を覚える、それと同じようにネットで検索して検索して検索しまくって自分の仕事に役立つようなスキルを積むのです。
実際に仕事を行えば、自分に足りていない知識や覚えたほうが良い技術がわかりますので、それを自分自身に学習させましょう。
PC検索で情報を漁ってください。

4.「やることをやってから聞く」スキルを培う

検索してもしてもわからないなら検索する方法が間違っていますし、検索した情報を実践してもしてもうまく行かないなら情報の理解が違うか、やり方が悪いです。

「検索してもしてもわからない、実践してもしてもうまく行かない」という人は、仕事をしても時給を上げられる人ではない考え方をしていますので、自分で何とかするのはあきらめて、聞いてください。

右も左もわからない状況で何をしていいかわからない人間の質問は、サッパリお門違いなコトが多く「いちいちそんなコトから聞くんじゃねぇよ」と一蹴するわけですが、右も左もちゃんとわかり、やることをキッチリやった後で、いろんな方法でトライしたけどもうまくいかない人間は「あともうちょっと」のところまで来ているので質問がお門違いなコトはありません。
経験者から考え方の変え方や行動のコツを聞いてください。

そこまで自分でやっていれば「ドコがわからない」「なぜわからない」を簡潔に質問できるようになっているのでコメントを残して聞くのが早い早い、なぜなら私が無料で回答するから。
質問内容がサッパリお門違いな内容である場合は、無視をするか説教をするかのどちらかだと思いますので、めっぽう強い心でコメントを残しましょう。
この記事はビジネスではありませんから、コメントする際にはユーモアも忘れずに☆クライアントとのやり取りでは絶対にユーモアは抜いてくださいね、仕事が無くなりますから。

検索してもしてもわからなかった、実践してもしてもうまく行かなかった、…が本当かどうかはコメントの内容でわかります。
自分では「検索してもしてもしまくっても」と思っているでしょうが「まだそのレベルにまで達していない」のは質問内容でわかるのです。

先輩が後輩の質問に「それを質問して来る前にまずはこの仕事を完璧にやれるようになれ」と指導することは多々ありますが、それと一緒。
やらねばならぬことをすっ飛ばして先に行こうとしている人間の質問には、その前にコレやっとけと経験者に言われる答えがあります。

5.高スキルの人は気を付けよう

まれに何もやっていないのに質問が的を得てる人間もいますが、そういう人はもともとのスキルが高い人です。
理解力も高いし仕事をこなす能力もあるのでクライアントに交渉してとっとと時給を上げていったほうがいいと思います、アナタの質問内容はたぶん初心者レベルのヤツじゃないです、他人に聞いたりなんかしないで自分のスキルを信じましょう。

そういう人が注意すべきは、詐欺まがいの仕事を掴まないようにすること。
何事もそつなくこなしてしまう人なのでグレーゾーンの仕事にも結果を出せ重宝され、あれよあれよと報酬額が上がりいつの間にか犯罪の片棒を担がされてる可能性があるので注意が必要です。

報酬形態に「自分では計算できない金額」がある時はクライアントを疑いましょう。
例えば「データ入力1件あたり20円。5000件を超えたら売り上げ額に応じてボーナスをお支払いします」といった報酬形態で、クライアントからの「今月は売り上げが50000円でしたのでボーナスは1650円となります」の一方的な報告で決まる場合です。

ボーナス分を出すための売り上げ金額も、ボーナスのパーセンテージも何も明確じゃないのでクライアントが自由に出来ます。
アナタにやる気がなくなってきたり、辞めそうな雰囲気があればボーナスで釣って仕事を続けさせることが可能なこの便利なボーナスは、足を洗わせないための餌と考えましょう。

金を稼ぐのがラクじゃないのは、在宅ワークでも会社に属して勤務するのでも一緒です。

在宅副業をスタートする事前準備は整いましたか

在宅ワークは自分ひとりでやるので上司や同僚や後輩がいないという気楽さと通勤する必要がないのがメリット。
デメリットは社員のような保障が一切ないこと。
しかしそれは言い換えれば定年退職もないので65歳を過ぎても続けたいと思えば、クライアントが契約してくれる限り収入を得ることが可能です。
65歳まで仕事を続けていれば相当のベテランで、もうどんな内容の仕事が来てもこなせるくらいのスキルは積んでいるでしょうから、年齢を理由に辞める必要があるとは思えません。
ボケて計算が出来なくなるまで続けたほうがいいでしょう。

事前準備として在宅ワークの心構えとモノになるかどうかを理解し、アナタの考え方が在宅ワークに向いていると思い、かつ続ける根性を持ち、時給換算の計算を下積みからキチンとやると決心したら、実践のステップへと進むべし！