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お題:「一番推したい茅原実里のオリジナルアルバム」レビュー

今回のお題はtwitterならびに茅原実里さんイベントでとてもお世話になっているおーたんさんよりいただきました。以前に私のnoteで実施したピクテルアニメクイズの一番乗り正解の特賞でございます。

ということで、これまでもそれとなーく(←どこが?)茅原実里さん推しをにおわせてきた当noteですが、今回は最初から最後まで茅原実里さんの話しかしませんのでどうか皆様そのつもりで。とはいえ私のnoteを訪れる皆様は茅原実里にも声優にもアニメにもそんなに詳しくない方がほとんどだと思いますので、いまから一行で彼女の魅力を説明しますね。

茅原実里 - Wikipedia

…まぁほら説明が冗長になり過ぎてもアレですし。とりあえずここで覚えておくべきは、歌手で声優で、名前の読み方が「ちはらみのり」であるということ。私みたいに「かやはらみさと」だと長いこと思っていたりすると天罰がくだります(土下座&切腹)。ついでに言うなら愛称が「みのりん」ということを押さえておけばなお良し。歌や関わったアニメ作品についてはこれから触れていくので、いまは話を進めていきましょう!!

で、お題ですね。私が1枚だけ選べと言われたならこれしかありません。

「俺に血と肉を戻してくれた曲も入ってる、これが岩をも砕くアルバム、『SANCTUARYⅡ』だ」

まぁ分かる人にしか分からないネタは置いとくとして、私自身このアルバムを買ったことで本格的に茅原実里世界に入っていくことになったわけで。

ベストアルバムという意味ではこの前に『SANCTUARY』が出ていますし、曲数もそっちの方が充実してたりするのですが、それでも私は、初めて茅原実里に触れる方はこのアルバムから入るのが一番だと思っています。

前述したように彼女は歌手であるとともに声優であり、キャラソン(アニメの登場人物が歌っている前提で提供される楽曲)も多く歌っておられます。『SANCTUARYⅡ』はDISK1が茅原実里楽曲、DISK2がキャラソンという構成になっているので、彼女のアニメ世界に触れられるという意味においてもこれを一番にお勧めしたい次第です(そう言ってる私も、茅原実里出演のアニメ作品は一部を除いてさっぱりなのですが)。

ちょっと冗長に語り過ぎましたね。ここからは曲紹介行ってみます。全部で30曲あるのでガンガン飛ばしていきますよっ!!

※:曲紹介の際、公式にて公開された動画もしくは音源があるものは、特に禁止されていない限りなるべく貼っていく方針とします。

※:以下、茅原実里の名前は原則として敬称略、もしくは「みのりん」と記載します。

1-1:純白サンクチュアリィ

茅原実里を代表する一曲といって差し支えない楽曲。初のランティスレーベルにて発売されたこの楽曲は、いまの茅原実里を作り上げた原点と言っても過言ではないでしょう。山と言えば川、ツーと言えばカー、茅原実里と言えば純白サンクチュアリィ。覚えておくと良いことあるかもです。

「茅原実里の持つ、クリスタルボイスを最大限に引き出した楽曲」と当時の紹介文に書かれているように、これを聴いていると言葉では表せないくらいキラキラとした世界に心が包まれるのです…。

羽の色 白い言葉 純粋へと戻る

その文字通り自身の魂が浄化されていくのを感じます。…あぁっ!私は何と罪深いのでしょう!!このアルバムを買うまで茅原実里楽曲に1円のお金も払うことなくあまり人には言えない手段で視聴してましたごめんなさいっ!
(注:心が浄化されたからって罪が軽くなるわけではない)

加えてこの曲、そんなにハイテンポってわけでもないのですが不思議な疾走感があり、曲のイメージカラーである「白」と相まってスキー場で流すのにピッタリな曲だと思うのですよね。以前にやっていたラジオ「茅原実里のミスサンシャイン」にもこの話投稿したのですが、いやマジでこれ広瀬香美とかと混ぜて流しても違和感ないと感じるのですよ。全国のスキー場の皆様、これ見てたらひとつBGMに検討しませんか?

ところでさっき「いまの茅原実里を作り上げた原点」と書きました。あえて「茅原実里の原点」って言い切らなかったのは理由があって、実はこれの前に彼女は音楽活動として初のアルバムとなる「HEROINE」をリリースしているのです(このときはキングレコードより発売)。

(これ載せた時点で1円って、投げ売りにもほどがあるよAmazon!!)

このアルバムのリリースが2004年12月。そしてランティスに移って「純白」をリリースしたのが2007年1月。私も伝え聞くところでしか知りませんが、この期間の歌手活動は「事実上中止」していたとされています(「干されていた」と言う方もいます)。その間にギターを習って秋葉原で路上ライブを行なっていたなどのエピソードもあり、その艱難辛苦が如何ほどのものであったかは想像に難くありません。それらを経てランティスの斎藤滋プロデューサーとの出会いがあり、「純白」へと繋がっていくのですが…。

いま「HEROINE」を聴いてみると「純白」以降の茅原実里楽曲とあまりにも別物であることに驚かされます。いやこれ誇張でもなんでもなく、何の予備知識もなく両者を聴いたらこれが同じ歌手によって歌われたものであることが分からないレベルです。確かに「HEROINE」も上手いなとは感じますが、「純白」以降に彼女が見せる人間離れしたボーカルとは程遠いと感じます。

その歌手活動を休止していた約2年間という歳月。何が彼女をここまで変えたのか。それは私如きニワカには知る由もありませんが、「純白」は言うなれば生まれ変わった彼女の象徴であり原点と言ってもいいんじゃないかと、私的には思っている次第です。

あぁっ1曲目からこんなに熱く語っちゃったよ!これ全部で30曲もあるアルバムなのにっ!!次の曲からは飛ばしていきますっ!!


1-2:Paradise Lost

飛ばしていきますって言ったそばからこの曲だよ!飛ぶ鳥をも落とす勢いを感じさせる疾走感あふれるサウンド、それがこの「Paradise Lost」(通称「パラロス」)です。「純白」の次に「パラロス」とか、、、このアルバム反則ですよ!!こんなん毎日聴いてたら茅原実里無しじゃ生きられなくなってまうやん!!(←なった)私はあくまで期間限定で応援するつもりでこのアルバム買ったのに…。

話は変わるのですが、音楽の楽しみ方にはCD聴くのとライブ(映像含めて)観るのというのがあって、アーティストによってCDの方がいい人とライブの方がいい人がいると思うのですよね。CD聴いて「あ、これいいな~♪」とか思ってライブ観ると残念な感じだったり、逆にCD聴いて「あんまし…」と思っていたのがライブ観るととてつもなくすごいクオリティで印象が180度変わってみたり。音楽をある程度楽しむ人なら同じような経験を少なからずしているんじゃないでしょうか。

茅原実里については、私は圧倒的にライブの人だと思っています。CDがイマイチってわけではないんですが、彼女自身が割とハッキリとした活舌でデジタルチックに歌う傾向が強いように感じられるのと、CDは収録にあたってエフェクトてんこ盛りでかけたりするので、CDでしか彼女を知らないのはなんだかすごくもったいない気がしています。もともと上手い分、生歌を聴いたときのインパクトがケタ外れに来るんですよね…(という私も実は現時点で彼女のライブには行ったことがなく、次の河口湖が初参加です)。

で!この「Paradise Lost」!この曲はもはやCDとライブが別物と言っていいくらいの有り様です!!生歌で絶唱するその声の張りや息遣い、インパクト抜群のマイクスタンド、赤に染まる観客席、そして、、、

Lost ~ the ~ pa ~ ra ~ dise ~ Ah ~ Ah ~ Ah ~ Ahaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa--------!!!!!!!!!

観てください!
一度!
騙されたと思って!
頼むから!!

こういう言い方失礼かもしれないけど人間じゃないよこれ

何をどう修行すればあんな高音域のロングトーンが延々と響き渡るの?
そしてこれ、大抵のライブで終盤に歌われるんだよね。
この人の喉ってどうなってるんだろう…。

一度でも彼女のライブ版「パラロス」を聴いたことがある方なら、私の言ってることが嘘偽りでも誇張でもないと理解していただけると思います。私のそれまでの音楽視聴経験がすべて消し飛びました。それくらいの強烈なインパクトを与えられた私が茅原実里の音楽に抗えるはずもなく、こうして現在に至っています。他の曲もそうなんですが、この曲だけは絶対にライブ版を見た方がいい!!それだけは熱弁しておきます。公式によるこの曲のライブ映像はアップされてないようなのでここに貼るのは控えますが、検索するといろいろ出てきますので!!

おい!飛ばして書くんじゃないのかよあと28曲も残ってるぞ!?


1-3:TERMINATED

アニメ「境界線上のホライゾン」主題歌なのですってね。私はこのアニメ見てないのでちょっとそのあたりはパスかも(ファンを自称する割に実は彼女が出てるアニメ作品をあまり見ていない私…)。

この曲も割とライブ映像には良く出てくる気がします。アップテンポなのでライブ受けするんでしょうね。

私的にはそんなに~なタイトルでしたが、先日発売された15thバースデーライブの映像でこれ歌う前に彼女が叫び放った「ついてきてねーー!!!」が何だかとても印象的で、少し楽曲への評価が変わりました。


1-4:SELF PRODUCER

みのりんファンになってラジオ番組聴いたり(終わっちゃったけど)twitterやったりイベントに参加したりしてて思ったのは、

「茅原実里って女性アーティストなのに女性ファンがかなり多い」

ような気がすること。「歌が上手いから」とかだけでは説明しきれない彼女自身の魅力とかもあるかと思うのですが、その決定的な理由としてこの曲の存在があるのではと私的には思っています。

女の子は誰だって セルフプロデューサー

聴いてもらえれば分かるのですが、すべての女子への応援歌ですよこれは。歌詞の掲載はなるべく避けますが、少しだけワードを挙げていくと…。

「止まらないトキメキで みんな可愛くなれ」
「予想以上の未来へと セルフプロデュース」
「期待以上に気を惹くの ゼッタイできるから」

うん、これ私が女性でも、こんな風に励ましてもらえたらきっと嬉しいよ。

いまよりもかなりメディアへの露出も多かった当時(2012年)、この歌に背中を押され、励まされ、勇気をもらった女性がどれくらいいたことでしょうか。そう考えると、茅原実里があんなに女性にも愛されている理由が分かる気がするのです。分かる気がするだけかもしれないですけれども。

この曲もやはりライブで観るのが良い!!「思い通りに恋しよう」の「恋しよう♪」の部分の振り付けが私的に大好きで大好きで大好き過ぎて、部屋でひとりで練習してたくらい大好きです。もういい年になったオッチャンが何やってんだろうね。あとライブで「大好き!」の前に「み~んな~」と付けてくれる、あの演出も大好きです💛


1-5:境界の彼方

すっこすっこ(笑)。

…で終わりにしようと思ったけどマジメに書きますね。

この曲はアニメ「境界の彼方」の主題歌で、茅原実里はこの中で名瀬美月という役を演じているのですが、その第6話のシャワーシーンでボディーソープ?が空っぽでなかなか出ないのに腹を立てた美月が「なぁ~にが、すっこすっこよッ!」って言ったエピソードがありまして。このシーンはファンにもみのりんにも刺さるネタであるらしく、ときどきライブやニコ生放送などでも「すっこすっこ」が披露されたりしています。ニワカでもこのくらいのことは知っているのですよー。

…と言いつつも、私「境界の彼方」はちゃんと見てなくて、映画になってるみたいだから今度それ見ようかなぁと思ってる次第。

あぁ、歌の話しなきゃ(笑)。そうですね、茅原実里のキレイめな声がよく出ている楽曲だと思いますよ、うん。


1-6:FOOL THE WORLD

姫!!実里姫!!

この曲は「NOBUNAGA THE FOOL (ノブナガ・ザ・フール)」というアニメの主題歌。この曲についてはCDで曲聴くのもいいのですが、むしろPVを見てもらった方がその雰囲気というか、何を魅せたいのかというかが伝わるように思います。

ロック調のサウンドではあるのですがどこか和風を感じさせる佇まいの曲であり、茅原実里楽曲の中ではアクセント的な意味合いを持っているように私は受け止めました…という言い方はこの楽曲を好きな方に失礼かな?何と言うか、実里楽曲の中でも「異質さ」をひときわ感じるのですよ。

まぁそうは言ってもPV見た方が良いですよ上のYouTubeで見れますし。
茅原実里のお姫様姿がもれなく見れます。
あぁ和風って言えば、出雲のイベント、知ってたら行きたかったな…。
(そのころはまだファンクラブがあることすら知らなかった)


1-7:会いたかった空

いきなりですが自分語りさせてください。

前述した「茅原実里のミスサンシャイン」というラジオ番組の中に「カウントダウンミノリン」という、テーマに基づいた楽曲投票みたいなコーナーがあったのです。で、あるときのテーマが「歌詞を朗読したい茅原実里の曲」だったのですよ。

私は無い頭を振り絞って考えました。朗読って言えば手紙、すなわちラブレターだよな。ならばこの!岩をも溶かす愛のアルバム「Innocent Age」から選曲するっきゃないっ!!

(話がそれますが、これについてくる特典の「Minori Chihara X'mas Party 2013」ライブ映像は必見です。みのりんが歌う「諸人こぞりて」や「もみの木」を聴けば、彼女が単なるアニソン歌手じゃなく、何を歌わせても超一流だということが分かるでしょう。つかCDにライブ映像を付録に付けるってどんだけ太っ腹なのよランティス!!)

「Innocent Age」は全体が恋人また自分自身へのメッセージソングとなっており、言うなればそれ自体がラブレターのようなもの。ということは、この中からセレクトすれば朗読にピッタリのがあるやーん!私って天才だね!と思って1曲1曲の歌詞を音読してみたのです。どれも良い曲ですが恋人に向けて読むとなると…?「これ何か違う」「ちょっと端折り過ぎ」とかいろいろ煩悶したあげく、最終的にこの「会いたかった空」を選んだのでした。

最後の最後まで悩んだのは「ありがとう、だいすき」とどっちかなぁ~というところでしたが、フタを開けてみれば「会いたかった空」が5位、「ありがとう、だいすき」が3位でした。おい、自分で切った候補に負けちゃったやん!(まぁでもおたより読んでもらえたから結果オーライ)

ともかくです。このことがあって以来、自分の中でこの「会いたかった空」がなんだか特別なものに感じられ、聴くたびに部屋の中で独り音読していたことを思い出すのです。何かとても個人的なレビューになってしまいましたが、そんな音楽の楽しみ方があったっていいじゃありませんか。つまり何が言いたいかっていうと「みんなもっと番組に参加しようYo!」。


1-8:ありがとう、だいすき

ほらきたよー言ってるそばから!さっき私が選ばなかった方の曲。ちなみにこれも「Innocent Age」楽曲ですね。

「歌詞を朗読したい茅原実里の曲」の3位は取れなかったものの、その後の同コーナーにおけるテーマ「バレンタインに聴きたいあま~い茅原実里の曲」でこれに投票してこちらは第4位をゲット!!おたより紹介してもらい雪辱を果たしました(笑)。

ありがとう、だいすき…もう少しこのままでいさせて

歌詞内容がとにかくド直球なんですよこれ。タイトルがそうなので想像付くと思うのですが、これほどまでにストレートで混じりっ気のない愛情表現が他にあるものでしょうか。あまりにもそのまんま過ぎて誤解のしようすらもない。「一途」とはこういうことをいうのでしょうねきっと。

この曲は上に貼った「長門有希ちゃんの消失」のエンディングテーマです。私は「涼宮ハルヒの憂鬱」好きなのでこのアニメも見たのですが…うーん。確かに有希ちゃんがキョンにチョコ渡すシーンとか、あまりにも切な過ぎて画面見れないくらい動揺しましたよ。ただ…制作会社が変わったから仕方ないっちゃ仕方ないのかも知れませんが、ビジュアルもちょっとどうにかならなかったのかなーとか、いろいろ思うところがあります。それと根本的なところで物語が…原作がそうだから言ってもはじまらないんだけどさ。長門はいいんだけどハルヒの位置付けがどうにも納得できないのと、いくらなんでもキョンお前もう少し…いやここはそれを語る場じゃないからそのくらいにしておきます。不快な思いをされてしまった方がおられたらごめんなさい。

みのりんに告白してもらいたい気分になったら迷わずこの曲。
聴けばいつだって「ありがとう、だいすき」って言ってもらえます💛


1-9:恋

これも「Innocent Age」に収録された曲。「ありがとう、だいすき」ほどではないけど、これもまた歌詞分かりやすい方だと感じます。みのりんが恋に対して割と直球勝負なところがあるからなのかな?
(いやご本人がどうなのかは知らんけど)

世界中であなたが一番好きと気付いちゃった

いや貴方にこんなこと言われたら恋に落ちちゃうってばよ!!

すごいなー。
キラキラしてるって表現はこういう歌のためにあるんだろうね☆☆☆


1-10:Love Blossom

『SANCTUARYⅡ』における「Innocent Age」楽曲はここまで。何と同じアルバムから4曲もベストアルバムに収録されるとは。それだけ「Innocent Age」は茅原実里楽曲にあって大きな存在を占めているってことなのでしょうね。

何の偶然が働いたのか、この曲は「Innocent Age」の中でも10曲目に収録されています。「Innocent Age」の流れ的にはそれまでいろんな感情が渦巻いていた恋愛がようやく成就のときを迎え、落ち着いてくるという局面が歌われています。

あなたの未来 私の未来 重ねて歩きたい

何と言うか、歌ってる曲を見てアーティストの性格をあぁだこうだ言うのは失礼だって分かっているけれど。でもついつい思ってしまうのですよ。みのりんの恋愛観も何となくこうなんじゃないのかなーって。いや邪推だって分かってるんですけれどもね。みのりん歴の浅い私がこんなこと言ったら問題発言になっちゃうかもですが、結構みのりんって「こう!」って思ったら譲らないっていうか、絶対的に自分が信じることを信じてるようなところありますよね?歌だけじゃなくラジオとかファンクラブ向け放送とか、ニワカなりにいろいろ見聞してきて、何となくだけどそんな風に感じます。その勢いが恋愛関係の歌になると強く出やすい…というのは穿った見方をし過ぎなのかなぁ…。やはり本人に会って話したことがあるわけでもないのに決めつけちゃいけんよね。すみませんいま言ったことは忘れてください。
(と言いつつリライトはしない)


1-11:みちしるべ

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のエンディングテーマであり、出だしは茅原実里の歌声から始まるとても静かなイメージの楽曲。ライブ中にこれがかかると、どれだけ熱く叫び飛び跳ね熱狂していたファンも水を打ったように静まり返る沈黙の魔法です。アニメ作品におけるヴァイオレットの寡黙かつ実直なイメージを表現した歌だからなのでしょうね。

私は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が文字通り泣くほど大好きで、この曲にも相当の思い入れがあります。あるのですが、ひとつだけ…本当はこれを書くかどうか迷ったのですが、ひとつだけ、自分の中で納得し切れていない部分があるのです。それは歌詞の中の次の部分です。

この街に生まれたのは あなたと巡り逢うため
この街に生まれたから あなたに巡り逢えた

この歌詞の何が問題か。歌詞全体を見ていくと、この歌の語り手はどうやら物語の主人公であるヴァイオレットであることが推察できます。この歌詞の前に「愛してるを伝えて…」とあることからも明らかと思います。そうであるならば、歌詞中の「あなた」とはまぎれもなくヴァイオレットの育ての親代わりであり、ヴァイオレットが想いを寄せてやまない男、ギルベルト・ブーゲンビリア少佐であろうことは明らかです。ですがそうなると、ここで言われているこの街とはいったいどこを指しているのでしょうか?

アニメも原作も見れば分かるのですが、ヴァイオレットがギルベルトと出会ったのは、後に彼女が落ち着くことになるライデンシャフトリヒから離れた戦場であったはずです。しかも彼女は戦場でギルベルトの兄であるディートフリートから身柄をギルベルトに引き渡されたので、彼女が本当はどこの生まれかなんてことは分からないはずなのです。

私はこれが気になって原作やアニメを何度か注意深く見直したのですが、その手掛かりになるような情報を見つけることはできませんでした。

「歌詞を書いた人があまり『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のことをご存じないのでは?」とも思ったのですが、「作詞:茅原実里」って書いてあるので、んなことはなかろうと思っています。

じゃあこれは何?

考えた末、私は自分を納得させるためいくつかの仮説を立てました。

仮説①:
あの歌詞の部分における「あなた」と「わたし」は、実はヴァイオレットとギルベルトのことを言ってるわけではない。その前の歌詞に「愛してるを伝えて」とあるように、あれはヴァイオレットが代筆し、届けた誰かの愛の手紙の一部なのではないだろうか?
仮説②:
いくらヴァイオレットの生まれが不明だとは言え、どこの戦場くらいかくらいは分かるはず。そこを「この街」と言っているのではないか?厳密には生まれた場所=ギルベルトと出会った場所ですら怪しいのですが…。
仮説③:
ギルベルトはヴァイオレットを作戦に参加させるにあたって彼女の本籍地を定義したのではないだろうか?もしかするとそれをライデンシャフトリヒにした?日本の法律で調べると、どうも本籍地は任意に設定することが可能らしい(あの世界でもそれが通用するのかは分からないけれども)。
仮説④:
ヴァイオレットは生まれるときも死ぬ時もギルベルトと一緒がいいんだよ!だから誰が何と言おうが彼女の生まれた街はそれがどこだろうとギルベルトの生まれた街じゃなきゃいけねぇんだ何か文句あんのかバーロー余計な詮索してるヒマがあったらもっと酒持ってきやがれヒック!!!

私的には仮説③あたりで自分を納得させたいところですが…。
どなたか、これについて納得のいく説明できる方おられますでしょうか?

とはいえ、「みちしるべ」が優しさと思いやりと愛でできた素晴らしい楽曲であることは否定されるべきものではありません。歌い手である茅原実里の優しさがそのまま心に染み渡る名曲だということ、聴いてみればお分かりになるかと思います。そしてよろしければぜひ、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の世界にも触れてみてくださいませ。ここ数年間のアニメ作品の中でこれほど心を揺さぶられたものは私の中では他にありません。


1-12:Remained dream

「フルメタル・パニック!Invisible Victory」のスペシャルED主題歌ということ。フルメタそんなに見たことないので知りませんでした。が、この曲は私が茅原実里ファンになる前にもYouTubeで良く聞いてたので、とても鮮烈で印象に残っています。何でだろう?検索でたまたま引っかかったとかかな?(私は割とこういうので自分に刺さる曲を引き当てちゃうことがある)

誰か絶望の意味を教えてほしいんだ
今ここにあるのは違うのか?

歌詞の内容からして男女の失われてしまう(あるいは失われてしまった)関係の有り様を情感全開で歌い上げたものだと推察しますが、これがアニメにどう関わっているのかは見てみないと何ともです。

私が茅原実里という人そのものを初めて知るきっかけとなった曲で、だいぶ昔に聴いた「孤独の結晶」という歌があるのですが、それに近いものを感じたというか…でもそれも分からないなぁ。私が歌詞の内容からカン違いしているということは十分にあり得るし。
(余談ですが、そのとき聴いた「孤独の結晶」を私はずっと自身のMP3プレイヤーやスマホに入れ続けていました。それがなかったらファンになってる私もいなかったので、自身にとってはとても大切な曲です)

基本的にこういう歌に惹かれるのは、私が心のどこかでペシミストなところがあり、世の中のいろんなことや日常生活のいたるところまで絶望的な部分を探してしまうところがあるからなんでしょうね。ガラスの十代というにはいささか年を取り過ぎましたけれども。


1-13:夢幻SPIRAL

赤!鮮烈な赤!クリムゾンレッド!格好いい!!

この曲は「SPIRAL」というアルバムの3曲目に収録されています。何となく「SPIRAL」は勢いある印象が強いのですが、そのイメージを引っ張っているのがこの曲「夢幻SPIRAL」だと思っています。
これライブで観てみたいなぁ…。

いや分かってるんですよっ映像出てるのは。ただこないだ映像15thのBD買っちゃったばっかしで、8月には河口湖行くしで…。まぁもちょっと財布事情がいろいろと落ち着いたら…と思っています。

歌の途中に入る

「ハァ?…ナンセンス」

がもうめちゃめちゃ恰好良くて恰好良くて(萌えっ)。

みのりんと仮に付き合えたとしても、あまり下手なことを言うとこの勢いで
「ハァ?ナンセンス」
と冷たく言い放たれるのかと思うとたまらないものがありますが、そんな日は一生来るわけがないので心の中で思っているだけなら誰にも迷惑かけないし別にええやんと自分に言い聞かせている次第なのでございます。

なんか私がヤバい人になりかけてる気がするので次行くよ次っ!


1-14:エイミー

泣いた。

全米はどうだか知らんが、私は泣いた。

私ですね、さっきも書きましたが「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」にめちゃめちゃ思い入れがありまして。当然これの映画も見に行きましたが、その最初に公開された方の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形」の主題歌がこの「エイミー」なのです。作詞はこれも茅原実里ご本人。「エイミー」とは作中の登場人物、イザベラ・ヨークの元の名前です。

物語をあんまりネタバレしないようになおかつ簡単に言うと、戦災によって一緒に暮らすことになったエイミーとテイラーの2人が避けられない事情によって引き離されるものの、ヴァイオレットの提案により手紙を通じてその繋がりを取り戻すというお話です。

エイミー(イザベラ・ヨーク)がテイラーに送った手紙の内容とは?
それを受け取ったテイラーに沸き上がった想いは?
そして、2人はそのあと…?

ダメだ…。
涙がボロボロ流れ落ちてきて止まらない…。

「相手の名前を呼ぶ」

たったそれだけのことが、どれほど尊くて、嬉しくて、勇気を与えてくれるものなのかをこの映画は教えてくれました。

「エイミー」は楽曲としては、たぶん映画の内容を知らないとどうしてこういう歌詞になっているのかが伝わらないと思います。PV見ても何だかよく分からないし(いつも茅原実里PV作っている人に思うのですが、その、狙ってわざとなのは分かるんですけれどもね、ただ明らかにそれ違うだろってのが散見されるのですよ。何とは言わんけど惑星警備とか!)。

でも、映画の最後に流れる、そのための楽曲なのだからそれでいい。

あのラストを映画館で見たあと、涙があふれそうになったものの「いい年こいたおっちゃんが映画館で泣いてたらあかんやろ?」と自分に言い聞かせ、涙を抑えて帰宅した私。でもその日晩にどうしても映画のあのシーン「エイミー」と呼ぶ声が聴こえてしまい、それに続いて脳内で再生される茅原実里の楽曲。

泣いた。
いい大人が、夜中の2時に。
布団に顔を押し付けて、いつまでもいつまでも、泣きはらした。

…つか、これを書いているいまも泣いてます。

すみません、「エイミー」については、これだけは冷静に楽曲に向き合って語れる自信がありません。でもこの涙こそが、私がこの楽曲を、そして「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の世界を心底愛している証なのだと、それだけは分かってもらえたらと思っています。

1-15:We are stars!

ようやくディスク1枚目のラストなんだけど!?気付いたらもう10,000文字突破してるよ?これ書きあがったころには一冊の本になるんじゃね?

ということで「We are stars!」。またまた自分語りしちゃうのですが、この曲は私的にとても縁深いものがありまして。前述した「茅原実里のミスサンシャイン」の「カウントダウンミノリン」に私が初めて投稿して読まれたのが、この「We are stars!」なのですよ。言うなればみのりんファンとしての「ちとせあーく」はまさにこの曲とともに始まったのです。

ついでながらひとつ懺悔をしておきますと、その投稿の中で

「いわゆるみのりんらしい歌ではありませんが、そのイメージのギャップに萌える!」

なんて書いてますが、私あの段階ではこの『SANCTUARYⅡ』と『Sing All Love』の2つしかアルバム持ってなかったのです(爆)。

そんな知識でよくもまぁ「いわゆるみのりんらしい歌では…」とか言えたもんだよねー!お前どんだけみのりんの歌知ってんの?って自分にツッコミを入れちゃうくらいです。ということで、あの投稿は半分ハッタリで書いてたことをこの場を借りてカミングアウトいたしますゴメンナサイっ!あのとき同じ曲に投稿してボツになった方がもしおられましたら、そのような次第ですので私本人に会った際に思いっきし罵声を浴びせたうえネタにしてやってくださりませませ(謝)。

そして「茅原実里のミスサンシャイン」最後の放送でも、私のリクエストでこの「We are stars!」かけてもらったんですよね。しかもそのときに番組からのジャンボプレゼントで松阪牛もらっちゃったりしました。ホントにもう「We are stars!」様様でございます。足を向けて寝られません。

ということで「We are stars!」曲のレビューを遅まきながら。今回紹介しているアルバム『SANCTUARYⅡ』に初めて収録されたこのタイトルは、まさに私がラジオに(半分ハッタリで)投稿したように、それまでの茅原実里のどの楽曲とも異なった勢いとリズム感をもった楽曲。歌の合間合間にイケてる台詞が入るのが特徴で、歌のみのりんと声のみのりんの両方が楽しめる一粒で二度おいしいタイトルです。

「覚えるまでは本当にもう血を吐くぐらい大変だった」(音楽ナタリーインタビューにて)とご本人が仰っているくらいなので、その苦労は想像するに難くありません。15thのライブで初披露とのことですが、私も見て茅原実里の恰好良さが前面に出た楽曲だとあらためて実感しました。これからのみのりんはこの路線で行くのか?行くのか?って期待されてくれたと思ったら、まさかまさかの歌手活動休止宣言。とはいえ「HEROIN」から「純白」みたいなこともあるので、「We are stars!」の台詞にあるように

ということで続きはこの先で…またね。

となることを期待しております。本当に!!


ひぃはぁ、『SANCTUARYⅡ』ここまで紹介してきました。
みのりんの15thライブの気持ちが少し分かったよ…え?まだ半分?

よくよく見ればベストアルバムではあるものの、みのりんファンなら誰もが知っているえびばでじゃんぷとか旗曲とかミスサンシャインのテーマとかは収録されてませんね…。でも、茅原実里世界への入門パッケージと考えればそれでいいのかも。これを聴いて私みたいに茅原実里から離れられない身体になったら、いくらでもそれらの曲に触れる機会ありますから!!


ということで引き続きDISK2いってみます。とはいえこちらはキャラソンが収録曲であり、私が元のアニメを知らないと語ることもあんましないので、DISK1にくらべたらさっさか先に進んでいけると思います。


2-1:負けない

OVA「天上天下 ULTIMATE FIGHT」エンディングテーマ
棗亜夜(CV.茅原実里)

あ、PVないのね。まぁそりゃそうかキャラソンだものね。公式じゃない動画は探せば出てきますが、それは各自が自己責任で探してください。

OVA『天上天下 ULTIMATE FIGHT』のエンディングテーマなのだとか。2005年の作品なのですね。だからなのでしょうか、とても時代を感じさせるというか、昔の歌謡曲っぽさが出ているように感じます。単調なリズム感なのですが、私的にはとても心に刺さります。それはやっぱり私が昔の人間だからなのかもしれませんね。

ファンクラブ「M-Smile」向けに行なわれたキャラソンライブ(JUKE BOX)におけるアコースティックコーナーでこの曲が披露されたのですが、ギタリストの馬場さん(通称チャン馬場)による演奏はどこか物悲しくも激しく、吠えるような白熱のギターを魅せてくれました。配信で行なわれたので画面越しでしか見ていないのですが、その泣くようなギター演奏には私も思わず泣きそうになりましたよ。いまでもハッキリと耳に焼き付いていますチャン馬場ギター!!「負けない」アコースティックVer.また聴きたい!!

なおそのキャラソンライブでみのりんご本人が「この作品のオーディションに受からなかったら夢を追いかけるのをやめるつもりで受けた役である」という内容のことを言っておられました。そこで負けなかったからいまのみのりんが在るわけで。そういう意味でも「負けない」というその言葉の重さが心に刺さる一曲です。強いなみのりん…。

最後に余談。私の妻がこの歌をとても気に入りまして、スマホに入れて持ち歩いています。何でもロマ音階っぽいところが気に入ったのだとか。ロマ音階のことはよく分かりませんが、合唱をやってた彼女が言うのでそこに何か感じ入るものがあったのだと思います。


2-2:「雪、無音、窓辺にて。」

テレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』キャラクターソング
長門有希(CV.茅原実里)

この歌を最初に聴いたのは、「涼宮ハルヒの激奏」という映像でした。その当時ハルヒにそこまで興味あったわけではなかったのですが(アニメも見てなかったし)、何でこれを見ることになったかは正直良く覚えていないのですよね。たぶん何かでたまたま手に入っちゃったとかだと思うのですが。

そこで私は、動く茅原実里をはじめて目にしたのです。

恐ろしく上手いボーカルに、機械のような動き(振り付け)。
最初これが誰なのか分からず、ただただそのクオリティに視線がクギ付けとなるばかりでございました。その曲こそが、この「雪、無音、窓辺にて。」だったのです。

そのあとの自己紹介で

「あらためましてこんばんは、ちはらみのりですっ!」

って、ものすごいハイテンションな声でご挨拶されたのを聞き、さっきの歌といまのこれとのギャップは一体どういうことよと衝撃を受けたことをいまでも覚えています。

それまで茅原実里の名前は知っていたものの(名前を間違えて把握していたというのはここだけの話)、自分の中ではそこまでの歌手だと思ってはいなかったのですね。というのも、ちょっとデジタルっぽさが前面に出過ぎてる気がして…まぁ良い風に言えば、彼女の活舌があまりにも凄すぎたためなのでしょう。当時の私は「これ、人が歌ってる声じゃないよね?」という風に捉えてしまっていたのです。

初めて「雪、無音、窓辺にて。」を観たときの衝撃と言ったらそれはもう。
失礼ながら「この人、生身で歌ってこれなの!?」と思ってしまいました。

…ともあれ、この映像で茅原実里=長門有希に興味を持った私は、たまにはアニメでも見てみるかと「涼宮ハルヒの憂鬱」を見始めるのでありました。いやーハマっちゃったねー(長門有希に)。その甲斐あって、いまでも、

「この銀河を統括する情報統合思念体によってつくられた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイス。それが私」

って何も見なくても唱えられるようになりました。今度私に会う機会がありましたら、ぜひ試してみてくださいませ。


2-3:Only Lonely Rain

テレビアニメ『Venus Versus Virus』キャラクターソング
鷹花スミレ(CV.茅原実里)

アニメは未視聴。
曲の感想は「うんアニソンだなこれ」って感じの印象を受けました。
へー、これみのりんとあやひーが主人公共演してるんですね。
アニメ見たら加筆するかもです。


2-4:桜舞うこの約束の地で

テレビアニメ『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』第11話挿入歌
軽音楽部の生徒(CV.茅原実里)

アニメは未視聴。
曲の感想は「うん軽音楽部だなこれ」って感じの印象を受けました。
(おい文章上のとほぼ一緒だぞ)
みのりんは11話にのみ出ている模様。
アニメ見たら加筆するかもです。


2-5:覚悟決めや!

テレビアニメ『一騎当千 Dragon Destiny』キャラクターソング
張飛益徳(CV.茅原実里)

アニメは未視聴…なのですが、どうしてもみのりんの関西弁が聴きたいという要求に抗うことができず(笑)、スマホゲームで少しだけプレイしました。これやったかな?

あぁーこれやこれ!私のスマホでは動作が重くなり過ぎるのと、基本的にガチャゲーが好きではないのでひとしきり遊んで満足したら消してもうたんやけど、それなりに満足したで!!(ゲームの出来は申し訳ないんだけど正直私はあんまし…ゴメンナサイ)。

三国志好きな私としては、張飛のキャラあんなんでいいのかよとかいろいろ言いたいことあんねんけど、でもそれは演者の責任ちゃいますからね。みのりんは(たぶん)慣れへん関西弁で一生懸命頑張ったと思います。そこは認めんと。私かて関東生まれやけど実家を飛び出して関西に就職し、戻ってきた出戻りや!やっぱりね、関西弁が聴こえてくるとそれだけで安心しますやね。あぁまた日本橋めぐりん行きたいわ…。

曲の感想は、私このアルバム買ってDISK2聴くようになってからしばらくの間BGMこれでした。これを聴いて会社に行くとテンションが3倍(当社比)くらいに跳ね上がります。

なおみのりんがキャラソンライブ(JUKE BOX)で披露したジャボウ何とか拳については私よく分かりませんでした。アニメとゲームだと違うのかなそのあたり。


2-6:黙っと休み時間

テレビアニメ『らき☆すた』キャラクターソング
岩崎みなみ(CV.茅原実里)

「らき☆すた」はちゃんと見たってほどは見てないなぁ~。むしろみのりんが声やってる岩崎みなみのところだけ見てるというか…。なかなかしゃべんないですよね彼女。長門有希とどっちがって感じです(しゃべりも何となく長門有希な気が…まぁ同じ声優なんだからそりゃそうか)。

アニメに対する取り組みがそんなもんなので、この歌も『SANCTUARYⅡ』で初めて知りました。でもなんだかとても心に沁みるいい曲です。歌詞の「普通にどじっ子なんだよ…」というのを聴いて、これはみのりんがご自身のことを歌っ…うわー何書いてんだ私っ!そんな失礼なことこれっぽっちも心に思い浮かべたことないです本当です信じてくださいついこの手が勝手に悪いのはこの手か?この手かっ!!


2-7:桜笑み君想う

テレビアニメ『D.C.II 〜ダ・カーポII〜』挿入歌
白河ななか(CV.茅原実里)

アニメは未視聴。
原作はゲームなのですねこれ。
曲の感想は「うん恋愛ソングだなこれ」って感じの印象を受けました。
ウィキペディア見たけど、キャラクター説明もなければcvも書いてないって…これじゃ情報追いかけようがないぞ。
アニメ見たら加筆するかもです。


2-8:過度の期待にご用心。(もしもチアキが歌ったらVer.)

テレビアニメ『みなみけ』キャラクターソング
南千秋(CV.茅原実里)

「みなみけ」はぼちぼち見てる最中なのですが、ちょっとどこかで時間が止まってしまっていますね…。カレーのうたとか有名なエピソードもあるから押さえとかなきゃなっとは思っているのですけれども。

この曲は小学5年生が歌っているという前提だからなのでしょう。稀にみるポンコツみのりんの歌唱を聴くことができてとても貴重です。プロが全力で音を外すとこうなるんだという見本を見せてくれます。いや逆にすごい!!これでこそ声優/歌手の面目躍如ってやつですよ!!

歌とは直接関係ありませんが「みなみけ」の冒頭で流れる千秋によるナレーション「過度な期待はしないでください。」は、みのりん関係の皆様と会話してるとときどき出てくるワードなので、みのりんにハマった人は押さえておくと何かと役立つかもしれません。


2-9:「逃しません・・・ですわ!」

テレビアニメ『咲-Saki-』キャラクターソング
龍門渕透華(CV.茅原実里)

アニメは未視聴。
曲はブッ飛んでます(笑)。誰様か知らんけどえらいタカビーなねーちゃんやなこれ…。「お首洗いお待ちなさーい!!」ってどんな日本語や。つーか名前キラキラ過ぎて何て書いてあるか分からんし!!

ウィキペディアでちょっと調べたら麻雀漫画なんですね。歌詞内容からてっきり芸能界のマンガなのかと思っていました。でも茅原実里の名前が見つからないんだけど、本当に調べるとこ合ってるのかな…?


2-10:BE TOGETHER

テレビアニメ『世紀末オカルト学院』挿入歌
中川美風(CV.茅原実里)

アニメは未視聴。
つか、BE TOGETHERってアニソンだったの?
私はてっきり鈴木あみの楽曲だとばっかし思ってたよ?
と思いウィキペディアで調べてみたら、

次回予告では世紀末(1990年代後半)に流行した楽曲を女性キャラクターが歌っている

とのこと。なるほどねぇ。
そのためなのかな、みのりんが歌っているにしちゃずいぶん鈴木あみの歌い方に寄せたんだなという印象です。だいぶ原曲に気を遣ったんでしょうね。
それでも十分上手いとはいえ、みのりんが本気出して小室哲哉楽曲を歌ったら、こんなもんじゃ済まないと思うよ?


2-11:通し道歌

テレビアニメ『境界線上のホライゾン』挿入歌
ホライゾン・アリアダスト(CV.茅原実里)

アニメは未視聴。
1分13秒と短い歌なのですが、昔から日本の地方に歌い継がれてきた童歌のような雰囲気の歌。「通りゃんせ」を彷彿とさせるような、あんな感じ。

こういう静かな、だけど何か警告めいたメッセージ性の強い楽曲に茅原実里特有のクリスタルボイスがハマり、なんとも言えない味わい深さを出しています。こういう細い線の声もまた良し。

なお、読み方は「とおしどうか」と読むそうです。作中では「極東で歌われるメジャーな民謡の歌」とされているようです。


2-12:Because of "S"adness

テレビアニメ『境界の彼方』キャラクターソング
名瀬美月(CV.茅原実里)

すっこすっこ(笑)。(←二度目)

…だからお前いい加減アニメ見ろよって感じですね。すみませんアニメはまったくでもないのですが人に説明できるほどには見てません。

ただこの歌は私的にはお気に入りでしたね。キャラソンだからキャラクターを意識してこの声で歌っていると思うのですが、声が可愛い!!むしろ声に惚れてしまう!!そういやみのりんが「すっこすっこ」の声やるときってこの声だわ!!いまのいままで意識したことありませんでした。さすが声優といまさらながらに感激した次第です。

「境界の彼方」はやっぱしちゃんと見よ…。
とりあえず映画になってるやつかなぁ。


2-13:NAME OF FLOWER

テレビアニメ『ノブナガ・ザ・フール』キャラクターソング
イチヒメ(CV.茅原実里)

姫!!実里姫!!(←二度目)

すみません、これもアニメは未視聴なのです。そろそろ茅原実里委員会からクレームが入るころですね。「お前みのりんのファンとか言いながら彼女の演じたアニメ全然見とらんやないかーい!!」って。

でもこの曲も素晴らしいです。静かな始まりから次第に盛り上がっていき、サビで激情を一気にぶち放つカタルシス。さすがはノブナガの妹と思わされる内容の歌で、その激しさと切なさが胸を打ちます。この歌は夜中に一人で目を閉じて聴くのがいい。イチヒメの願いに思わず感じ入って泣いてしまうかもしれないから。私は「FOOL THE WORLD」よりむしろこちらの曲の方が好き。

これもアニメ見てみたいですが、ウィキペディア見る限り設定があまりにもぶっ飛び過ぎている気がして、真面目に見るべきものなのかどうかちょっと考えあぐねています。


2-14:My Treasure

テレビアニメ『デート・ア・ライブII』第10話エンディングテーマ
誘宵美九(CV.茅原実里)

控えめに言います。これは神曲です。

もしも、もしもこれをお読みのあなたが持っているCDプレイヤーが1曲しか再生できない仕様になっているのならば、あなたはここまで私が書いたことをすべて忘れて、この「My Treasure」だけを再生してください。それだけの価値が、この1曲にあると私は確信しています。

この歌はアニメ「デート・ア・ライブ」の第2期に登場する誘宵美九(いざよいみく)という登場人物(この世界で言う「精霊」)が劇中で歌う曲なのですが、まさに茅原実里に歌わせるためにこの役があるのではないかというくらい、圧倒的な歌唱力で歌い上げるバラードです。

もし私がいまの声を失くして、ほかのみんなにそっぽを向かれても、ダーリンだけは歌を聴いてくれるって…(中略)…たとえ、この声を失っても、みんなが私の歌を聴いてくれなくなっても、あなたがいるならそれでいい。もしそのときは、あなたのためだけに歌ってあげます。

いまちょっと再生しながら書いてるんだけど…さすがに心打たれるよねこのシーンは。美九が裸で士道(主人公)に抱き付いてるってのがちょっとアレやけどな(💢)。でも美九=みのりんと思えば、みのりんがこんなあられもない姿で抱き付い…(ブチっ)あ、すみませんちょっと放送コードに引っかかったみたいです。

ということで歌ですよ歌!劇中ではフルコーラス流れなかった誘宵美九の歌を『SANCTUARYⅡ』では最後まで聴くことができます。この歌は後半転調するのですが、その声はいったいどこからどうやって出しているのかと。「パラロス」のあれや「PRECIOUS ONE」のそれにも匹敵する超絶のハイトーンで最後まで歌い通すその有り様は奇跡の歌声と呼ぶに相応しく、この人は歌唱力の化け物なのだということをあらためて思い知らされます。

これほどの曲が、キャラソンであるためかライブではあまりお目にかかることがないような気がするのですが、前回配信で行なわれたキャラソンライブ(JUKE BOX)では生歌で披露されました。感謝、感涙!!

なお、アニメ「デート・ア・ライブ」は何と今年(2021年)10月に第4期がスタートします。またアニメでみのりんの声が聴ける!歌手活動を休止してもみのりんは止まらないぜ!!ということで、ご興味ある方は下記サイトをチェックして備えましょう。


2-15:Borderless journey

テレビアニメ『RAIL WARS!』第4話挿入歌
鹿島乃亜(CV.茅原実里)

アニメは未視聴。

『SANCTUARYⅡ』DISK2最後の楽曲ということで、割と元気めな歌を持ってきましたね。その辺の方針はDISK1と合わせることを意識したのかな?ってちょっと感じました。未来への希望を熱く語り歌う旅立ちの歌です。

ところでこのアニメは正式名称を「RAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-」というらしく、国鉄が民営化されずJRにならなかった世界の未来を描いた作品とのこと。そのため鉄道(特に国鉄関連)の設定がとても細かく、鉄道好きな方はちょっと要注目のアニメ作品かもです。


バタっ。

ということで長くなりましたが『SANCTUARYⅡ』全部紹介いたしました。曲数にして30曲、15thバースデイライブでみのりんが歌った曲の総数と同じです。私は書いてるだけですがみのりんは歌ってるんですよね。あらためて尊敬の念を捧げる次第です…。

ちゃんと語れたタイトルもあればそうないタイトルもありましたが、いまの自分にやれるだけ精いっぱいのレビューをさせていただいたと思います。自分でもこの記事を書くためにいろいろと見直したりして新たな発見もありました。このお題をくださったおーたんさんに深く感謝申し上げます(こんなアホみたいに長くなってしまいごめんなさい)。

最後に、少し宣伝をしておきます。

ここまでの紹介を読んで「CDもいいけどライブの茅原実里が見たい!」という方がもしおられましたら、いまであればこれをオススメしておきます。

ランティスより発売された「純白サンクチュアリィ」から「エイミー」までの楽曲26曲+アンコール4曲を披露した茅原実里の集大成的なライブです。今回紹介した『SANCTUARYⅡ』には入っていない曲もかなり入っており、これを見れば茅原実里をさらに深く理解することができるでしょう。やはりみのりんはライブが良いですよ!

そしてライブの情報!!

SUMMER CHAMPION 2021 〜Minori Chihara Final Summer Live〜
会場:河口湖ステラシアター(山梨県富士河口湖町)
2021年8月7日(土) 15:30 開場 / 16:30 開演
2021年8月8日(日) 15:30 開場 / 16:30 開演

チケットはイープラスで販売。
いまだとファミリーマートで先行抽選受付やってます。


以上、間違いなどありましたらここnoteのコメント欄かちとせあーくのtwitterまたは久保田裕之のfacebookまでお願いします。


【修正報告】
2021.7/18.23:27 茅原実里さんのアルバム名「HEROINE」の記述が誤っていたとご指摘を受け、修正を行ないました。茅原実里さん、関係者ならびにファン、読者の皆様には失礼いたしましたことお詫びいたします。大変申し訳ございませんでした。

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