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この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった

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タイトルの題名通りです。 アラフィーのおばちゃんがひょんなことからライターを始めたいきさつをずらずらと書き連ねただけの回顧録ですが、もしよろしければどうぞお読みくださいませ。
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記事一覧

今年もお金の専門知識を増やすために学び続けたい

今年もお金の専門知識を増やすために学び続けたい

ふと思い立って2020年秋に国家資格のFP3級、2022年秋にはFP2級(国家資格)を独学で取得した

※そこまでの経緯については『マネーの達人』に寄稿したこちらの記事をご覧ください。

元銀行員の金融ライターとしてある程度の金融知識は持っているが、老いとともに機能が衰えつつある脳に広範囲の金融知識を詰め込むのは想像以上に大変だった。

それでも独学で一発合格したのは、

「主婦感覚では決して安い

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大昔に諦めた「書く」仕事をなぜか今やっている

大昔に諦めた「書く」仕事をなぜか今やっている

今だから言うが、若い頃は記者や編集者などの「書く」仕事に強い興味があった。

ただ、低学歴で特に才能もない自分がその仕事に就けるとは思わず。しかし、今は私ごときでもライターになれるのだから、本当にハードルが下がったというか時代が変わったというか。そんな未来が来るとは思いもしなかった。



「ライターになりたい!」とか「編集者になりたい!」などの希望や目的をはっきり抱いていたわけではない。

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礼儀作法について

ふと気が付いたが、今年に入って1つもキュレーションサイトを受注していない。

昔取った杵柄系の仕事の案内に応じていたらいつのまにか高単価になっていた。これまでもそうだったが、よい流れに背中を押されるときは、いつも大きな困った出来事が起こり、それが落ち着くと潮目が変わる。いい傾向だ。

実を言うと、何のキャリアもないただのおばちゃんが、競争も浮き沈みも激しいWebライティングをやったところで、パート

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税務署は意外とフレンドリーだった…偽りの報告さえしなければセーフらしい

税務署は意外とフレンドリーだった…偽りの報告さえしなければセーフらしい

先日、初めて源泉徴収された税金の還付申告というものをやってきた。

去年の収入は本当に少なくて、こまごまとした経費を引くと基礎控除の範囲内に余裕で収まってしまったので確定申告の必要はなかったのだが、私が受注している案件には源泉徴収されているものもかなりあり、そのための還付申告はやっておいた方が得という事で税務署に行ってきたのだ。

その時持参した収支の記録を見ながら申告のやり方をつきっきりで教えて

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輝くよりも輝かせたい

輝くよりも輝かせたい

いわゆる「ライター」として文章を書く場合、自分という「個」を消し去り黒子に徹し、ただ読む人の利益のみを考えた文章にする必要がある。

己の「個」を消せない人、自己主張が強い人には向かないかもしれない。作家でも芸術家でもないのだから「個」など邪魔になるだけだ。自らが輝いてはいけない仕事だ。

逆に言えば、作家や芸術家など、一から「作る」人は、読む人、観る人を否応なしに自分の創作の世界に引きずりこむほ

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フリーという立場の弱さを実感した

チームでやっている良案件の単価が大幅に下がった。

理由ははっきりしているしクライアントの指摘は間違っていないのだが、突然言われても困るというのが本音だ。

ただ、ここでごり押ししたところで単価がもとに戻るわけではないので、しばらく様子を見つつ、自分が書いた記事の品質と完成度をもっと高めてクライアントに単価を上げる交渉ができる段階になるまで我慢するしかない。

もしこれが雇用関係であったら労働基準

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Webライティングのお仕事でシニアが有利だと思う点について

Webライティングのお仕事でシニアが有利だと思う点について

個人的意見だが、Webライティングはシニアにとって比較的有利に仕事ができるフィールドだと思う。

その理由は、私自身がクラウドソーシングのランサーズを利用し、能力も体力も自分よりはるかに勝る若い人たちに混じって仕事をさせて頂いている中で常々感じている、シニアゆえの数々のアドバンテージと実力第一のこの業界の実情がマッチしていると思えるいくつかの点にある。

・パソコン(スマホもあり)があれば無料

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スピード重視か?それとも丁寧さ重視か?それが問題だ。

スピード重視か?それとも丁寧さ重視か?それが問題だ。

短期間にたくさんの記事を書ける人は、おそらく割り切りが上手なのだろう。そういう人になりたいが、それが中々難しい。

記事には必ず他者による校正、校閲が入るものなので要件を満たしていればいいのに、馬鹿丁寧に細部にまでこだわってしまう自分は、鈍臭いことこの上ない。納期を死守する為に数を抑えているので中々仕事=収入を増やせずじまい。

ただ、その馬鹿丁寧さゆえに、実績が乏しい中でもクライアントの信用、そ

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最悪な短所の裏側にある最強の長所に気づかされたという話

最悪な短所の裏側にある最強の長所に気づかされたという話

私の動作はとにかくのろい。

要領が悪くて何をやるにも細かいところにまで目が行きすぎてしまい、ばか丁寧にやっている内に1人取り残されてしまうのだ。これは私が持つ最悪レベルの短所であり、そのせいで随分生活に支障が生じる事が多かった。

古くは小学校入学早々業を煮やした担任から「おのろさん」と書いた看板を一日中掛けるように命じられ、学校が終わるまで同級生から嘲笑を受けていたという黒歴史もある。

今思

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「納期厳守」と「報連相」は当たり前ではないのか

「納期厳守」と「報連相」は当たり前ではないのか

先日、初めてクライアントと報酬価格の交渉というものを行ってみた。

これまでは労力に見合わない仕事を請け負ってしまった場合、とりあえず受注した分は割に合わずとも報酬以上の仕事を完遂した後にその仕事を降りるというケースでやってきたが、この間どうしても納得のいかない状況となったため、いつもと同じように仕事を降りようとしたところ、クライアントに強く慰留された。そこで、ダメ元で報酬のUPを申し出てみたらな

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Webライターへの道:私の背中を押したのはなんと「母」だった

Webライターへの道:私の背中を押したのはなんと「母」だった

50代を目前に子どもが自立し、母としての役目がほぼ終わったので、それに代わる「何か」を見つけるための選択肢の一つとしてクラウドソーシングに登録し、自分にできる仕事を探して始めた。

始めはモニター感覚でしかなく、正直言ってそれで1万円も稼げるとは微塵も思っていなかったので、タスクという単発で楽な仕事を中心に受注していた。けれども、これまでにもよくやってきたTV視聴モニターと同じ感覚で、軽い気持

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「長く続ける」以外の目標がない究極の「意識低い系」ですがなにか?

「長く続ける」以外の目標がない究極の「意識低い系」ですがなにか?

昨日のエントリーではWebライターになったきっかけを話したが、実を言うと将来どうするかについては「長く続ける」ということ以外は何も考えていない。

書くことを仕事にしている以上、紙媒体のライターになりたいとか、記名記事を書いてもっと仕事の幅を広げたいなどの目標があるものだし、私も全くそのことを考えていないわけではないのだが、なんかピンとこないのだ。

また、ブログで稼げるような文章でもないので、n

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「最悪のコンディションでも納期に遅れない」分しか受注しないと決めている

「最悪のコンディションでも納期に遅れない」分しか受注しないと決めている

この春はプライベートがなにかと忙しかった。

2月下旬には就職で家に戻ってくる子どもの引っ越しに行き、3月には出産以来悪化の一途をたどり日常生活に支障をきたすほどになっていた箇所(お察しください)の緊急手術も行った。これは手術の中で最も痛いと言われる種類のものであり、その後も傷の痛みに悩まされることで有名なものだ。

幸い私の主治医は全国にその名を知られている名医だ。また、派手に出血した割に軽微な

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「苦役」ではない仕事なんてこの世にあったんだ!と驚いた話

「苦役」ではない仕事なんてこの世にあったんだ!と驚いた話

就活の頃、「仕事は死ぬほど辛いのが当たり前。辛くない仕事なんてどこを探してもない」と誰もが口をそろえて私に言ったので、今に至るまでずっとそんなものだと思っていた。

これまでパワハラセクハラ深夜残業などなんでもありのブラックな職場ばかりを経験してきたが、どんな理不尽な思いがあってもそれが当たり前だと受け止めていた。そのせいで体を壊したことも多々あったし、辛くなかったといえば真っ赤なウソになるが、そ

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