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この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった

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タイトルの題名通りです。 アラフィーのおばちゃんがひょんなことからライターを始めたいきさつをずらずらと書き連ねただけの回顧録ですが、もしよろしければどうぞお読みくださいませ。
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#ライフスタイル

ライターと作家の違いは執筆スタイルの違いにすぎないような気がする

ライターと作家の違いは執筆スタイルの違いにすぎないような気がする

ライターと作家の違いがわかる人は意外と少ないと思う。

また、書く仕事をしていない人の多くは、どちらも全く同じだと考えているようだ。

たとえば、私の父は「ライターなのになぜ小説(の賞)に応募しないんだ?」などと言っているので、明らかにライターと作家の区別がついていないことが丸わかりだ。他の人もおおむねそんな反応である。

しかし、書くを仕事としている人の間でもその区分は曖昧らしい。(私自身も実は

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まず信用。お金は後からついてくると思っている

まず信用。お金は後からついてくると思っている

個人事業主を名乗るようになり、同じような立場の人のアカウントをフォローし始めてからというもの、幾度となく稼ぐためのノウハウについてのつぶやきが流れてきた。

もちろん、「なるほど!」と膝を打つようなものも結構あったし、実際に参考にしたノウハウもある。それをもとに単価交渉をして成功したことも失敗したこともある。

しかし最近継続案件が増えてきた今実感として思うのは、小手先のノウハウはかえって割に合わ

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体が先に悲鳴を上げてしまった

体が先に悲鳴を上げてしまった

ここのところ、人の声を一度で聞き取れない程度の難聴が続いている。

一応病院で受診し、改善のための薬も飲んでいるが、未だ元には戻っていない。「1ヶ月ほどはこの状態が続くかもしれない」と医者に言われているので仕方ないが、不便なことこの上ない。

原因は寝不足とストレス。多分これは自分が気づかぬうちにたまった仕事のストレスであり、心よりも先に体が悲鳴を上げたと認めざるを得なかった。

今思えば、去年後

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こんなに長く続けられるとは思わなかった

こんなに長く続けられるとは思わなかった

正直言えば、この年にして在宅フリーランスで働くなんて考えていなかった。

私たちの年代で「働く」ということは、「お勤めに出る」ということであり、家でする仕事は1ヶ月に1万円稼げるかどうかの内職というイメージが強いからだ。

だから、フリーランスで働くなんていう選択肢はほぼなかったし、いまだにどうしてそのような形で働くことになったのかが自分でもよくわかっていない。あえて言えば「なんとなく」「その時の

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これまでの人生経験は武器になる

これまでの人生経験は武器になる

最近、これまでの人生経験が、ことごとくライターの仕事に役立っていることを実感している。

特に、これまでの人生で自然に知り得たことを記事に少し入れただけで、意外にも多くの方に読んで頂いているという現状がある。それほど珍しいことでもなく、私にとってはごくあたり前のことに過ぎないのに。

…だてに半世紀生きてはいないということか? 私にとってはごく身近で日常的な出来事にすぎないことでも、別の人にとって

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成長=遅筆化?!(;^_^A

成長=遅筆化?!(;^_^A

書くことが仕事になってから2年半が過ぎ、ふと気づいたことがある。経験値が上がった今の方がより遅筆になっているということだ。

私はもとから遅筆ではあるが、この仕事を始めた当初は、2千文字程度の記事でリサーチ→執筆→最終チェックを90分以内で行うことができた。しかし、今2千文字の記事を書く場合、最速で約2時間、一番遅くて3~4日はゆうにかかっているありさまだ。

ブラインドタッチ歴30年弱なので、タ

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今の仕事は私の「適職」かもしれないが……

今の仕事は私の「適職」かもしれないが……

ライターは今までの人生で一番私に合っている「適職」かもしれない。

正社員、パート、アルバイトなどの仕事は、1つを除けばどこも人間関係が劣悪だった。そこにいる人が次々と病み、自殺者が出た職場さえあった。

しかし、この仕事を始めてからはそのような嫌なことがほとんどなく、やりがいや楽しさすら感じているのだから驚くしかない。

そんな仕事は生まれて初めてなので、最初は戸惑った。しかし、2年半続けていて

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体の異常で時間管理の重要性を思い知る

睡眠時間を削って仕事をした結果耳が聴こえなくなった時、医師歴20年以上の主治医と勤続30年以上の夫に「時間管理ができてこそ良い仕事ができる。寝る時間を確保できないほどアップアップしているなら、その仕事をやめたほうがいい」と言われた。

かなり厳しい言葉だ。でもあまりにも正論なので、返す言葉もない。それに、ベテランワーカーの彼らが仕事の面でかなり優秀であることは私にもわかるので、その言葉は素直に受け

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私はブロガーにはなれない(;'∀')

私はブロガーにはなれない(;'∀')

今さらながら、自分はブロガーに全く向いていないことに気づいた。

最も大きな理由は、自分の中で「ブログやnoteはあくまでも個人的な日記または備忘録」と位置付けている点にある。できれば仕事とプライベートはすっぱりと切り離したい人なので、個人的な日記で「1日〇記事更新しなくては」といった脅迫観念を抱きたくないのだ。

ライターとしてメディアに寄稿する記事には必ず期限がある。それを厳守することについて

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「できませんでした」では済まされないから断るしかない

最近は条件的に申し分ないお仕事のご打診を頂く機会が増えた。

全てお受けしたいのは山々だが、自分ができる仕事量は限られている。だから、迷った末にお断りする場合もある。

打診があった仕事はできるだけ受けるのが、フリーランスのあるべき姿かもしれない。しかし、自分のキャパを超える数を受けた挙句、納期を過ぎても「できませんでした」ではすまされない。一瞬で信用が損なわれ、今後仕事が来なくなる恐れがある。そ

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誰もが未熟な時期を通って一人前になる

誰もが未熟な時期を通って一人前になる

最近SNSのフォロワーさんに「フリーランス」や「書くお仕事」関係の人が増えた。そのせいだろうか。経験値が上の人が経験値が浅い人をあからさまに批判したり揶揄したりする発言をするシーンを時々目にするようになった。

特に、クラウドソーシング出身者に対する批判には目を覆いたくなるような罵詈雑言が並んでいるのが非常に気になる。

といっても、年齢的にもベテランの域に入っているアラフィフ以上の人にそのような

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フリーライターを3年続けて再認識したこと

フリーライターを3年続けて再認識したこと

プロローグ納期が明日に迫っている仕事があるのに1記事も完成していません。

記事にする内容が専門的すぎて難しすぎて、完全に頭がパンクしています。

そんな有様だというのにnoteを書いています。

はい。現実逃避以外のなにものでもございません。(笑)

そんなわけで、この仕事を始めてもうじき3年なので、それをテーマに思ったことを書きます。

「仕事は3年やってみなければわからない」を実感昔から、「

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書く仕事の社会的責任は重い。だからこそ続けたかった仕事から降りた

書く仕事の社会的責任は重い。だからこそ続けたかった仕事から降りた

最近、体調不良を理由に、最も長くやっていた仕事をひとつ手放した。

金額はそこそこな無記名記事ではあるが、メディアの方針やチェック体制はもちろん、編集者の姿勢もすばらしい。だから、できれば手放したくはなかった。

しかし、だからこそ手放した。いや、手放す必要があった。

その案件は、マンツーマンで難関資格を持つ専門家が添削するほど難しい内容。専門用語満載の資料の読解もかなり難しい。

つまり、私に

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ライターになって3年が経った

ライターになって3年が経った

ライターを名乗るようになってからまる3年。

記名で記事を書くようになってまる1年。

その間に何記事書いたかなんていちいち覚えてはいないが、まあ、それなりに数は積み重ねていると思う。

幸いなことにクライアントに恵まれており、そこから仕事の幅がどんどん広がっている。記事の報酬も、ようやく業界の常識の範囲まで上がってきた。

また、起業届〜確定申告にあたっては、独学で簿記の基礎知識を学び、黒字で事

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