迷いが生じている今敢えてペースを落とす決心をした

最近意識高い系のエントリーが続いているが、その言葉とは裏腹にモチベーションが下がっている。だから敢えて向上心を高める意味で一連のエントリーを書いていたという部分が大きい。

今になって今後の方向性で心が揺れ動いている。当初の目的からだんだん違う方向に物事が進み始めたからだ。

実はライターを始めた理由ついては2日ほど前のツイッターで書いている。

ライターを始めた理由はただ「お金の不安を解消するため」。一生かかる難病指定の橋本病の治療費を一生確保するために必要な事だった。だから定年がある他の仕事はNG。定年がない「手に職」で治療費を長く稼ぎたいと思ったのだ。そのため、長くやっても苦にならないライター業を選んだ。

幸い、うちはサラリーマンの夫が健在で、子どもが社会人でお金がかからない。夫に万が一のことがあっても保険や遺族年金があるので生活はできる。

そんなわけで、今は経費となるライティング関連書籍や会計ソフト代金以外は将来の出費に備えて残らず貯蓄し、夫の収入だけで生活している。

今でもライターとして名を上げたいとか、たくさん稼げるようになりたいなんて大それたことは全く考えていない。そんな能力が自分にあるとも思っていない。

それでも一生治療費がかかる病気を抱えているのでその分くらいは自分で稼ぎたい。できれば体が動く限り高齢になっても月に3万、多くて5万程度稼げれば治療費が賄えるだけでなく老後資金を貯められる。そんな動機で定年がないライターを始めたに過ぎない。

だから当初の目標だった3万円どころか、月によってはその数倍まで行ってしまった時、正直言って困った。なぜなら、仕事量と収入が増えるにつれて家事に費やす時間が取りにくくなってきたからだ。

また、悪いことに目標だった金額を軽く超えてしまったせいで調子に乗ってしまい、時折仕事の邪魔をする家族の存在が鬱陶しくなり、無償労働の家事が馬鹿馬鹿しく思えてきたのだ。

……これはまずい。と思った。

元々、私は何かにハマると他のことがおろそかになる性格だ。そういう自分を知っていたからこそ、敢えて家庭第一でやってきたのだ。要するに、ワークライフバランスなんて器用なことができないのだ。

それに、既に目標金額を軽く達成し、今のペースでその収入を維持できる状態にある。だから家庭を蔑ろにしてまで仕事を広げることは本望ではないのも確かだ。

その一方で、自分がどこまで行けるか試してみたい、既存の継続案件の受注を増やすだけでも収入は結構増えるので、それならもっと稼いでもいいんじゃないか?と思う私欲もある。

かくして、ここ数ヶ月はその「欲」と家庭を重視したい気持ちとの狭間でゆらゆら揺れ動いている有様だ。

でも多分考えたところで良い結論は出ないとわかっている。それにそんな状態で気持ちが定まらない状態で良い仕事などできるわけがない。

そんなわけで、しばらくは仕事を縮小する方向で、当初の予定ぐらいの収入をキープしながらゆるゆると仕事を続ける決心をした。そうすることで家庭もおろそかにならないならその方がいい。

なんとも欲のないことだ。と自分でも思う。だから「道楽」と言われるんだよ。という内なる罵声も聞こえてくる。それでも、自分の中でよほど覚悟が定まらない限りはその方がいいような気がする。

なに、焦ることはない。80歳まで生きられる可能性があるならその間に路線変更したい時も来るかもしれない。

でも、とにかく続けることだけは前提としつつ、今後はあまり迷わず、今は無理をしたくないという自分の気持ちに正直になり、ペースを落とそうと思う。

#コラム

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