見出し画像

今なぜか「占いで言われた通り」の道を歩いている自分に驚いている

実は、過去に3回有名なプロの占い師に手相を観てもらったことがある。

20代のころ、「新宿の母」に手相を観てもらった。その時彼女に言われたのが「専業主婦ではだめ、結婚しても仕事を持ちなさい。あなたは家庭に納まるタイプではない」という言葉だった。

30代のころ、今度は香港の黄太仙で日本語を話す占い師に現在は専業主婦だと告げたら「あなたは仕事と主婦を両立できる人。仕事をした方がいい」と言われた。

そして「専業主婦、ダメ、絶対」となんかの標語のような言葉で念を押されたが、当時は夫の仕事の都合で中国に住んでおり、仕事に就こうにもできない状況だったから「そんなこと言われてもな~」と思ったのを覚えている。

さらに40代になり、再び新宿の母のもとへ。今度はこんなことを言われた。

あなたは自分の能力を仕事として生かせるわね。それを手に職として独立できる才能があるわ。例えば得意なことを生かして自宅で仕事をするとか。そういう未来がなんとなく見えるのよ」

そして続けて何か得意なことはない?と訊かれたが、その時は特に思いつかなかったので「そういうものはありませんね……(そんなことできるわけないじゃん・(笑))」と言って終わった。

けれども、それからさらに10年ほど経った今、占いのことなどすっかり忘れていたつい先日、実家の母がふと思い出したように言った。

「あんた、新宿の母の占いが当たったじゃないの!10年前に『自宅で才能を生かして仕事をする』って言われたとおりになったじゃない」

……へ?

……今やってるWebライターのこと?

ああ、そういえば!

開業届まで出して「独立」してる

確かにこれ、「才能を生かした仕事」だ

占い、当たったじゃん!(爆

といまさらびっくり。(笑)

私にしてみれば、それで食べていけるほど稼いでいるわけではないし、別に名前出して大々的にライター業を標ぼうしているわけでもない。今でも「こんな私でもライターを名乗ってもいいですか?」という気持ちは常にある。

また、仕事はそれなりにハードで休日という概念はゼロ、納期が迫っていれば徹夜も当たり前だが、嫌いなことではないので苦にはならない。

私の中では「仕事は反吐が出るほど嫌なことを極限まで我慢してお金のためにやることだ」みたいな確固たるイメージがあった。だから「こんなんで『仕事してます』といっても罰当たんない?」と今でも思っている。

でも、考えてみれば毎月文章を書くことで、経費を除いた5~10万程度の利益(手取り)があるのだから、それは立派な「仕事」に違いない。いまだに半信半疑だが、確かに私は「自分の才能でお金をもらっている」。という事実にいまさらながら気づかされた。

そもそも占いなんて自分の都合のいいことだけ聞けばいいと思っている。ちょっと迷った時に人生においてもベテランの占い師さんならきっとその鋭い洞察力で下手なカウンセラー(いい人に出会った事がない)より的確なアドバイスをくれるだろう。そんな軽い気持ちで行った占いだった。

しかしまさかその「当たるも八卦当たらぬも八卦」の占いの内容の中でも、特に自分が全く信じておらず、母に言われるまで忘れかけていたような内容が当たったとは。そして、今自分がその通りの道を歩くようになるとは夢にも思わなかった。

そんなわけで、ちゃんとした占い師に観てもらえばそんな風に当たるときもあるのだなと感心している今日この頃だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?