Chihiro

noteの内容は個人的見解であり、所属機関を代表するものではありません。

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最近の記事

【和訳】Third of Japanese women with mental health issues blame workplace harassment: report

ツイッターにて、以下の呟きを発信したところ、投稿から1日未満で1.2Kのリツイートと2Kを超えるいいねがついていた。 少なからず、記事の概要を知りたいと感じらる方がいることが明らかになったので、「こういう記事を片っ端から和訳してみんなに共有したい」等と呟いた手前、和訳してみた。 日本の労働環境が改善されるよう、問題に向き合ってゆきたい。 -------------------- 「メンタルヘルスの問題を抱える日本人女性の3分の1が、職場で受けるハラスメントを非難: 報

    • 【和訳】Smartphones hurting the environment more than any other household electronics

      記事 (英文) のリンクをツイートしたところ、以下のような反応をされている方がいたので、標記のとおり和訳してみた。 持っている技術や知識はひけらかして自慢するものではないと思うけれど、「知りたい」という探求心や「学びたい」という意欲があることはすごく素敵なことだと思うし、そんな誰かの想いに遭遇した時に、少しでも寄与することが出来る能力やキャパシティーを自分が持ち合わせているのであれば、それは喜びを持って臨みたいと思う。ということで、以下、和訳です。 -----------

      • 免れた第三次レバノン戦争

        先週末、シーア派イスラム主義組織のヒズボラがイスラエル軍車両を対戦車ミサイルで攻撃したために、イスラエルが応酬としてレバノン南部を100発を超えるクラスター爆弾、焼夷弾などで攻撃するという事態に発展した。 2006年に起きた様なイスラエルによるレバノン侵攻が懸念されたため、緊急退避に備えて早急に荷造りを行うよう指令を受けた。もっとも、2006年の侵攻では空港や港などのインフラは真っ先に攻撃の対象となったため、イスラエルが本気を出せば、レバノンのような小国の脱出経路を断つこと

        • レバノンとビール ①

          中東のイスラム諸国にも、非イスラム教徒を対象とした酒類の販売が成されている国・地域が存在するという認識はあった。しかし、サウジアラビア等においての厳格なアルコール禁止姿勢 (違反すれば外国人であっても容赦なく厳罰が科せられる) の印象があまりに強烈であるため、中東に足を踏み入れた経験が皆無であった私は、レバノンにおいてのアルコールの開放具合にも、漠然とやや閉鎖的なイメージを抱いていた。 結論として、私のイメージは覆された。 しかし、よく考えてみると「世界で知られるNigh

        【和訳】Third of Japanese women with mental health issues blame workplace harassment: report

          レバノン退去を迫られるシリア難民

          大量のシリア難民を受け入れてきたレバノン共和国は今、大きな決断を迫られている。学校やインフラ、経済への負担が蓄積し続けている反面、シリア情勢の鎮静化に伴い、諸外国からの経済的支援削減の危機に瀕している。 ※ 個人的見解であり、所属機関を代表するものではありません。 私が着任した6月のレバノンは、転換期の最中にあるようだ。2011年から今尚続く隣国シリアでの内戦の影響により、レバノンにも大量のシリア難民が流入した。一時期は、UNHCR (国連難民高等弁務官事務所) に認めら

          レバノン退去を迫られるシリア難民

          初めて出会ったシリアの人

          住んでいるアパートの管理人がシリア人であった。海外での居住期間が長かったので、これまで非常に多くの国・地域の人々と交流し、友人関係を築いてくることができたのだけれど、周りにはシリア人の友人がおらず、シリア出身の人と直に話をしたことは一度もなかった。 6月の上旬、ベイルートに到着した日に出会った最初の地元民 (もっとも、レバノン出身ではないので地元民ではないのだが...) がバッサムという男性だった。彼は愛想良く「How are you, sir!」と声をかけてくれたものの、

          初めて出会ったシリアの人

          ブルジ・バラジネ難民キャンプを訪れた

          レバノン共和国の首都であるベイルートの郊外に位置する、パレスチナ難民キャンプを訪問した。 政党の旗やパレスチナの国旗が はためいている。 訪れたのはブルジ・バラジネ難民キャンプ (英語名: Burj Barajneh camp)。故郷を追われたパレスチナの人々が定着したキャンプの1つで、僅か1平方キロメートルの土地に約18,000人の難民が生活している (UNRWA調べ)。同国には同様のパレスチナ難民キャンプが12も存在している。 幼い頃より、パレスチナ問題に強い興味を

          ブルジ・バラジネ難民キャンプを訪れた