キャラクターの魅力についてのはなし

あ〜絶賛混合状態です

大変しんどい最中ではあるが、今は躁で元気なので、また頭の中でいろいろ考えていることを書き散らします
思考の文字起こしって、ストレス解消になるんだな




キャラクターの魅力ってなんなのか



物語なら何でもですが、とりあえず漫画の話です
漫画を読んでいて、キャラクターに惹き込まれる魅力っていったい何なんだろうなっていう

ギャップ
キャラクターの魅力といえばまずはギャップですよね…
ある一面を第一印象として、後から見える別の一面を見て、その意外性に惹き込まれて、好きになる
二次元に限らずだけど、多面的な人物に惚れるのって、なんでなんだろうな

例えば
外見と内面のギャップ
圧倒的な悪役感を見せながらも、人情味にあふれていたり(雨の中の捨て猫に傘をさす不良…?)
内面においての多面性
皮肉屋なのに意外と人情ものに弱いとか(平井堅…?)

いろいろとギャップの魅せ方はあるけれども
、自分とは遠い、または自分にはないと感じるような、憧れる・優れている面がある人物が、自分と共感できるような弱さとか格好悪さを持っていたりする、そういうものに惹かれるのかなと思いますわたしは

成績オール5より数学だけ2とかの方がとっつきやすいとか…?ふとしたところの油断に生まれるのがギャップなのかな〜


あとはそのキャラクターが持つ隠された部分・底知れなさ
人の隠されている、知られていない面はどうしたってもっと知りたくなる
フリーレンはすごくこれが強いなって思います
なんだか宝探しをしているような気持ちになる





本当好きなキャラクターを挙げ始めたらキリがないんだけど…

志筑順(息できないのは君のせい)


※これまで語りに語ったのでなるべく絞ります

志筑くんはまじでもう本当に外見が大好きです、属性最強すぎる、ここだけで100億万点
黒髪短髪三白眼、長身でガタイが良い、メガネ、バリトンサックス、バーテンダー

志筑くんもギャップが強いキャラクターだよね
女たらしで無節操キャラクターが反して誠実で真面目な性格の裏返しであったり、普段素っ気ないけど実はたまらんほどの愛情深い人であったり

あと快楽主義者っていう個性がすごく好きっていうか、惹かれます
何だろうな、自分では表立って言うことではないというか言いにくい部類のことを気にせず淡々と出しているっていうところが好きですね、まぁ志筑くん自身も別に表立って出してないけれども
そんな大げさな話じゃないけど、「自分にはできない些細なことをさらっとしてしまう、そしてそこに重きを置いていない」って結構好きになるポイント高いです
あと仕事に真面目なところ!!適当そうに見せて好きなことに真っ直ぐなのってすごく魅力的なギャップ
わたしは仕事、労働、好きじゃないからさ…

矢野雪路(息できないのは君のせい)


※これまで語りに語ったのでなるべく絞ります

矢野くんは外見と内面のギャップが大きい人だなって思う
王子様のような外見で優しいが服着て歩いてる人なのに、ド天然の一癖も二癖もある変わった人…志筑くんに対してのべた惚れで愛が強すぎるが故の若干変態な感じがめちゃくちゃに好きです
伊織の「アイツ顔がお上品なだけでアホだよ?」「ギャップで悲しくなるだけだよ」っていうセリフがとても好きですね
矢野くんは自分のこと「変わってる」とは思っていないように見えてそれがさらに「変わってる」を加速させてるよな…本当に人とちょっと変わってる人は自分のこと変だと思っていないものだと思っているので…偏見ですけど…「自分ってちょっと変わってるかも」という人は大抵普通の人の範疇だと思っている

1巻2巻で見せた涙であったり嫌われたくないと臆病になってしまう一面ですごい好きになるんだけど、それに反して3巻4巻ではまじで本当にずっとカッコよかったよな…優しいだけじゃなくてすごく強いっていう面を見てさらにずぶずぶに好きになりましたね…細かく書き始めると止まらないからここでとどめるけど…

息できは、矢野くんと志筑くんそれぞれのギャップもあるんだけど、矢野くんと志筑くんでもキャラクターのギャップがあってこれも好きですね…相手への愛とか信頼とか、お互いに通じるものが根底にはあるけど、そこに乗っかる個性と雰囲気が全く異なる二人なので、二人のちょっとした会話だったり行動から生まれるたくさんのドラマが本当に色鮮やかというか、多彩だなって思います


フリーレン(葬送のフリーレン)


フリーレンは真っ白なキャンバスを持っていて、そこにすこしずつ塗り足されていく色がとても美しいキャラクターだなと思います

ヒンメルの死をきっかけに旅を始め、いろんな人に出会い成長して、いろんな思い出を思い返して、それがフリーレンというキャラクターにいろんな色が足されていくような、そんな風にどんどんと色付いていく感じがして、過去から現在、未来にかけてギャップを魅せてくれる、すごく魅力的なキャラクターです

ヒンメルたちが10年以上かけて渡してきたたくさんの愛とか想いを、ヒンメルたちとの軌跡をたどりながら一つずつ拾い集めていくような、温かいけれど同時にとても切ない、そのギャップも大好きです、すごく幸せを感じるのにそのたびに切なくなるんだよ…早くオレオールに着いてほしいけど、着いてほしいけど…!着いたら終わってしまうのか…それは見たくない…的な気持ちはあります

淡々としていて薄情とまで言われるけど、最後には必ず来てくれると信頼されている、根底には愛情のある人っていうのが好きです
達観したような大人な面もあれば、魔法収集には目がなかったり、シュタルクから言われたクソババアをいつもまでも根に持ってたり人間味があるギャップもたまりません
ありえんほど強いのにミミックに引っかかるちょろさもかわいいしな…

正直物語が奥深くまで解明されていないから全然わかんないけど、物語もキャラクターもこれからまだまだ魅力を増していくと思うとワクワクします

あと、葬送のフリーレンの登場人物で共通する魅力としては、「底知れない何か」を常に感じさせてくれるっていうのがあります
こういうのはどんどん知りたくなるんだよな~あなたってどんな人なの?っていうのを常に感じさせてくれる


ヒンメル(葬送のフリーレン)


大~~~~好きです…
なんなん…本当に好きだよヒンメル
ヒンメルも読めば読むほど「底知れない何か」を感じさせられるし、どんどん好きになる
唯一の欠点として挙げられるのがナルシストって、あんだけカッコよければ自分を客観視できてるだけだわ
王様にため口きいて処刑されかけるのなんて、砂糖の甘味を引き立たせるための一つまみの塩でしかない…これらすべて含めて、素材が最強オブ最強なのよ…

キャラクターのギャップとして一番好きなのは、勇者の剣を抜けなかった場面だな
本当に格好いいよね、勇者の剣を抜けなかった事実に対して彼が続ける言葉、そして実際に魔王を倒して世界を救ったという事実のギャップが本当に素晴らしい

わたしがヒンメルの好きなところは、「格好いいと思うことをする」ことと「格好悪いと思うことをしない」ことです

ちょっと繋がるような脱線するような話ですが
星野源ANNでリスナーが源さんに「どうすれば自信を持てるか」って質問した時に、返ってきた回答がとても素敵で今でも覚えているので書きます

源さんも、以前は自分に自信がなかった、それと同時に、格好いい人とかすごい人に嫉妬しまくっていたと
でも、それじゃダメだって気付いた時に、源さんがしたことが格好いいのです

それは、自分が格好悪いとか、恥ずかしいと思うことを、頑張ってやらない、ということでした

格好良くなるために頑張るのももちろんそうだけれども、でもそれだけじゃなくて、頑張ってやらない
ダサいこととか、格好悪いことって、ついついやりたくなってしまう
でも、それをやらないことを頑張る。それだけで、周りにどんどん素敵な人が増える
そしてそれはつまり、自分が素敵になっている、ということでもある。

これはわたしがリアルタイムで聴いててすごく心に響いたんで、書きました

それで、自信を持つとは少し違う話になりますが、「格好悪いことをやらない」っていうのがすごく格好良いなと思いまして
ヒンメルって絶対に「格好悪いと思うことをしない」じゃないですか
出そうと思えばいくらでも出せるけど、勇者の剣が抜けなかった事実にでさえも「格好悪いと思うことをしない」を貫いたということがまさにそれだなと

本当にこれほど魅力的なキャラクターを生み出せる山田鐘人先生とアベツカサ先生はものすごいなと思いますね

あとこれも本当に好きなギャップなんですが、1話の始まりのヒンメルの第一声がもう本当大好きでここで一気に惹き込まれました
「帰ったら仕事を探さないとな…」
「大事なことさ。魔王を倒したからといって終わりじゃない。この先の人生のほうが長いんだ。」

ここ!!ここ本当に好き
今まで見たことないこんな勇者
後日譚のこの物語ですが、魔王を倒すという偉業を成し遂げたあとにこのセリフが言えるのが、すごく好きだなと思いました
ヒンメルの中にはいつでもただ前向きなだけじゃなくて、地に足をつけた考え方も同時にあって、その勇者というキャラクターでそのギャップはものすごいなと、、、
一枚も捲らずに好きになりましたね

永遠に語れる…
ミリしらからたった一歩抜け出しただけのオタクですがヒンメルは大好きなのでどこまででも語れる…
ヒンメルだけで卒論出せるわ、もうやめるけど

デンケン(葬送のフリーレン)


デンケンもうほんとに最高に好きです
一級魔法使い試験編も良かったけど黄金郷編がめちゃくちゃ面白かったし、ここでデンケンの好き度が爆上がりしましたね…

まずは、良かったよなぁ一級魔法使い試験編
国さえも動かせる宮廷魔法使いという立場にいながら「魔法というものは探し求めている時が一番楽しい」とか「儂は勇者一行のフリーレンに憧れて魔法使いになったんだ」とかキラキラした少年のようなこと言うし…

でもやっぱりデンケンは黄金郷編がさらにめちゃくちゃ良いですよね
ここだけで映画化できるだろってくらい濃密だし本当に面白い…

若くに亡くした愛妻レクテューレをずっと大切に想い故郷を取り戻そうとするデンケンの闘い方が本当に格好良いし、老獪さを持ちながらも最後まで醜く足掻く、という泥臭さがデンケンの最大のギャップであると思います

14巻以降また出てきてくれないかなと思うくらいには大好きですね
待ってるから…ほんとに…


マハト(葬送のフリーレン)


漫画において悪役が魅力的に描かれる作品は5億%素晴らしい漫画であると思います
悪役を厚く魅力的に描くのってすごいことだと思うのです(正確には魔族は悪役ではないけど)

それで、これはマハトだけじゃなくてソリテールとかアウラとかもそうなんだけど、魔族というものの描かれ方がなんかもう本当すごいよね(言語化能力ゼロかよ)

まず第14話でのヒンメルたちが村長を救えなかったところで魔族に対する解釈と描かれ方が最高だなと思ったんだけど
(すみません全然関係ないけどここのcv.岡本さんの「…ああ。」がめちゃくちゃカッコよくてすごく好きでした)
マハトとソリテール、アウラもそのそれぞれの価値観に対する深掘りのされ方がすごいなと…

マハトに関しては、「悪意」や「罪悪感」という感情を知るために人類に興味を持ち、共存するためにその感情を理解したい、そのためには親しい人類を作らねばならない…というところでグリュックと出会い、一緒に過ごすようになる、というのが本当に面白い
魔族が持つ自分の知らない感情への純粋な興味の描写をこうも落とし込めるのかと、作者の先生方は本当にすごいとしか言えない
本当に面白い
彼は本当に最初から最期まで描かれ方が最高だったよなぁ…
読むたびに思うけど、正直、悪って何?って本当この世界に生きてると思うよ

悪役とは書いたけど、悪というか魔族だね、悪とされながらも悪意というものがわからない、その純粋な知識欲、理解したい気持ち、共存したいと言いながらもそのために人間を殺害する、という二律背反というか、そこのギャップが強い魅力だと思うキャラクターでした

ビジュアルも好きだったな〜
七崩賢のビジュアル全員好きなんだよな〜グラオザーム先生は良い夢見させてくれたからさらに好きです!



おわり!


だめだ
なんかもっと他の漫画のキャラクターも語ろうとしてたのにやり切った感が出てしまった、封神演義の太公望とかも書く気満々でいたんだがまた次オタク長文しよう

そういう魅力的なキャラクターがたくさんいるから漫画を読む手が進むというものですよね

だからなんだというものはないんだけど、そういうのを無から作り出す作家さんたちって本当もうすごいなっていう最終的にはいつもそこに行き着くという、そういう話です

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