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未来の私が感謝している。応援してくれている。

大学時代、とてもしんどい時期がありました。暗くて出口の見えないトンネルの中にいるようで、1日が長く、このまま私はどうなってしまうのだろうと思っていました。

苦しい期間は2年ほど続きました。
その間に年ほど心療内科でカウンセリングを受けたりもして、離人症と言われていました。

ものすごくしんどい、辛い、でも、いろんなことが現実と思えない、そんなよくわからない状態でした。

それが目覚ましくよくなったのは、そうじの力。
そうじをしたことによって、自分を幸せに導いてくれる人や物との出会いが起こり、人生が大きく変わりました。
(詳しくは、拙著『捨てれば入る福ふくそうじ』に記しました。ご興味のある方はぜひお読みください)

大そうじをした結果、東京で芸者になることが決まり、住み込みをはじめて、そこからは、それまでとは全く違う心の景色が広がりました。

新しい世界で次々いろんなことが起こり、ついていくのに必死でしたが、お披露目(芸者デビュー)を12月にさせてもらい、翌年にはお花代(大雑把に言うとお座敷に呼ばれた数)が1番になりました。

1番にならせてもらえた理由は、毎日の感謝の習慣にあると思っているのですが(それについては今度詳しく書きますね)、住み込みをしている中で、実家に帰った時にしたことがあって、もしかしたらそれも、芸者になって幸せな経験をさせてもらったことと関係があるのではないかと思っています。

辛い時は、本屋か図書館に行って本から励ましてもらうのが私の小さい頃からの習慣でした。

そんな中で、読みながら泣いて泣いて、その時の気持ちや疑問を書き込んだ一冊が、レオ・バスカリアの『”自分らしさ”を愛せますか』という本。

実家でその本を抱きしめながら、「あの時、あの辛かった時、辛い中でも前を向こうとして、頑張って生きてくれてありがとう。あの時の私がいるから、今こうして幸せな私がいられる。本当にありがとう」と強く思ったことを、今もよく覚えています。

私たちは、時間は過去から未来に一方方向に流れていると思っているけれど、実は今この瞬間に、過去も現在も未来も同時に存在している、また、時間は過去から未来に向かってだけではなく、未来から過去に向けても流れている、という説をお聞きになったことがあるでしょうか。

それが事実か証明されるのはうんと先かもしれませんが、私はそういうことがきっとあるだろうと思うんですね。

あの辛かった時期の自分に深く感謝をして、あの時の私にありがとうと心から感じたことで、未来が一層ありがたいものに変わって行き、結果としてお花代ナンバーワンになったり、多くの方によくしていただけたのではないかと思っています。

だとしたら、今の私も、未来の私から、「あの時あんなふうに生きてくれてありがとう」と思われる今を生きているのかもしれません(もしかすると、おいおい、もっと頑張れよと思われるかもしれませんが。笑)。

未来の私が、満ち足りて、幸せで、本当に満足した人生を送っているとしたら、今の私がどう生きることに感謝してくれるんだろう。

もし今、辛いことがあって落ち込んでいるとしたらきっと、「頑張れ、この先すごくいいことが待ってるからね!」と励まし、応援してくれるはず。

そんなふうに思います。

未来の満ち足りた自分が今の自分を励まし、応援し、感謝していると考えるだけで、なんだか力が湧いてくるなと感じます。

そしてそのイメージは、自分を必ず良い方向に導いてくれるように思います。

今の私、ありがとうと思えるように、まずは今、日々を過ごしていきたいと思います。


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