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【ビデオ棚から②】「ワンダーゾーン」超能力

これも「知ってるつもり?!」の頃の、関口宏さんの番組。
こういった分野を、頭からトンデモ番組、非科学的なオカルト、怪しいカルトと非難、インチキに決まってるとニヤニヤする人間とは、私は距離を置きたい。

そういう人間ほど、きちんとした事実根拠もあげず、怪しい、やめろと簡単に上から否定するくせに、初詣、厄除け、画数なんかには、科学的な根拠などの発想すらなく、信仰心と呼べるものもなく、財布もガバガバだ。

根拠は、「みんなやってるから、普通だから」
優勢と見れば媚び迎合し、出る杭なら叩く。

その空気を読むのがうまい、ほとんどただそれだけ‥
よほどそのほうが、カルト的だと思う。

この番組、面白かったな〜
この回はEPOさんがゲストにいる!番組エンディングの、「 百年の孤独」はEPOさんの曲で、とても好きだった。

人類の科学が、月の裏側を写真におさめる28年前に、念写でそれを写していた日本人、三田光一(1885〜1943年 宮城県生まれ)の話など、とても興味深かった。
念だけで、それを写真に写すだけでもわけがわからないのに、物理的に行くことができない場所や時間を映し出せるって、本当に「超」過ぎる‥

三田光一は、地下水の汲み上げがうまくいかない工場で、透視能力で、どこをどのぐらい掘ると、どのぐらいの水が出るかを図面上にぴたりと当てたり、その能力を警察の捜査に頼まれたこともあるそうで、でもその時の事をこう話している。

「警察というところは、こちらが苦心して犯人を探し当てても、「ご苦労さん」の一言に添えてほんのワラジ銭程度の謝礼をくれて、それでおしまいです。それに引き換えて、犯人から恨まれる恐ろしさときたら、一生忘れられません。こんな割の悪い仕事は御免です」

ひどいもんだ。。本当にそれは怖いだろうね、生々しい‥

そして、こうした能力を、はやし立てるだけはやして貶めるメディア、衆愚の弊害は恐ろしい。
「リング」の貞子のモデルとなった実在の女性も、悲惨な自殺に追い込まれている。

番組では、現代のこうした能力のある人たちが、アメリカの犯罪捜査などに協力しながら、平凡に幸せに暮らしている様子があって、嬉しかった。
そして、自分だけが特殊なのでなく、「そんなことはあるわけがない」という思い込みで、その力に気づかなかったり、元々
人間にあった能力が退化して眠っていたり、実は多くの人が持っているという話は興味深かった。

2000年前後に放送してた「進ぬ!電波少年」、面白くて好きだったけど、あの中でも、地球防衛軍のピンクとか、超能力ある人が「楽しく」出てて、良かった。

「そもそも、オカルトは不安をあおってお金を強要するものではなく、その本質は楽しさにある。そのことを知らない人たちが、カルトに吸い込まれていくのだ。」

秋山眞人(超常現象研究家)


人類最大の資源は人間の中にある
理屈より、感じること

ワンダーゾーンより


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