衝動買いを防止するには
自分が既に持っているモノに目を通すことは、必ず、浅はかな衝動買いを防止する力になる。
新しく購入することは、未来に対して責任を負うこと。つまり、後悔の可能性を孕んでいる。薄っぺらい衝動買いは、自分を苦しめる元。
自分が既に持っていた物を使うようになるのは、過去を今に活かすことなので、後悔がない。
だから、まずは既にあるものを使えるようにすることを優先がいい。
新しく買う物の置き場所、いつ使うか、そのために、今持っているものにかける時間は、当然、相対的になくなること(例えば、まだあまり遊んでないゲーム、見たいと思って買った見てないDVDなどのことを考えているか、それを忘れて、さらに新しい物を買い足そうとしてないか)これらを考慮して準備を整えて買うなら、それは良い買い物になる可能性を高くする。
安い買い物とは即ち、「バーゲン」や「限定」より、「しっかりと使える」ことだから。
これをしない買い物は、必ず高い買い物になり、すぐに持っていることも忘れて埋もれる中に入るだけで、買って持てば持つほど、「足りなく」なる。
一旦持ってしまったモノと言うのは、とても捨て難いもの。
自分の持ち物を処分することが、とても辛く執着することだと知っている人は、安易に持つ前に、慎重によく考える方がずっといいことがわかる。
これが一番、自分を苦しめることなく、最終的に経済的。
何があっても後悔だけするように癖になっている人は、その心の癖を改善するのにも現実的効果がある。
「今」と「自分」に夢中になるので、それどころでなくなるから。
自分が持っているものがよく生かされていると、他の新しい物を見ても、それをいいなとは思っても、「自分が手に入れなければ」という欲や、他を羨み、自分は不足、不満だという怒りに駆られることが抑えられる。
他を素直に「それ、いいね!」と認めて、それはそれでいいけど、自分にもちゃんといいものがあるという実感があるので、自分も満ち足りるようになっていく。
「休みの日にすることがない」と言う人は、おそらく持っていることも忘れて放置の物が多いだろうと思う。
それは、しなければならないことを先送りにして、後悔することになるものをどんどん積み上げている可能性の高い、恐ろしいことだと思う。
なんでも、酷使は早く痛めるけど、「使わない」と言うのもまた、運動不足で病気になるように、早死の原因になることが多い。
自分が持っているモノを、少しずつ、何巡も繰り返しながら、目を通す生活を長く続けていると、物が長持するようになる。
これも、結果、とても安い良い買い物ということになる。
写真は、私が中学の時、部活のために買ったボストンバッグで、40年近く愛用している。
よく、「荷物が少ないね」と人から言われることが多いけど、昔、イギリスに旅行に行った時も、私はトランクを持たずに、なんとこのペラ布一枚のボストンバッグで行ってしまった。
子どもがこの前、修学旅行でもこの鞄を使った。本当によく活躍している。
自分の持ち物の目通しをして、自分で、これは捨てようと決断することは、自分で判断して行動するという、主体性の大事な訓練にもなる。
不具合のある物を見つけて、直したり、自分が使いやすいようにカスタマイズや工夫をすることは、愛着も湧いて楽しいことで、脳も体も動かすので、生活が活性化する。
これを飾ろう!これで今度遊ぼう♪など、目通しをすることは、過去を温め、今を大切にするし、自然に未来を明るくして、安心、落ち着きを培っていく。ささやかに道を作っていく。
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