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春休みの良かった出費④「喫茶一服」のような

ネルドリップのコーヒーとマロンケーキのセット 900円

春休み中にあった、高校入学オリエンテーションの帰り、気になる喫茶店を見つけたので子どもと入ってみた。

コーヒーが最も美味しく抽出できるという、ネルドリップ。おじゃる丸の「喫茶一服」のマスター、マイクさんが、ネルフドリップの人だったのを覚えているけど、私は実際にネルドリップを使ったコーヒーって、飲んだことがない。

サイフォンのコーヒーは、丸山珈琲で制服もかっこいいバリスタさんが淹れるのを、ドキワクと見て、ゆったりしたソファで飲んだことがある。
実験器具のようなサイフォンは、カッコ良くて、もう淹れる工程から美味しいイベント。

今回入ったのは、古民家を改造したと思われるシブいお店で、お爺さんのマスターが一人。
残念ながら、座った席からは、コーヒーを淹れている姿は見えなかったけど、席の隣には柱時計と、色褪せた古い本、レコードがたくさん入った棚があり、幸田文の「木」の背表紙が目に飛び込んできたので、キラン!!とすかさず手に取った。

映画「パーフェクトデイズ」を見てから、読んでみたいと思っていた「木」、こんなところで出会えるとは!
他にも装丁のいい、クラシックなクリスマスの絵本や、「ぼくを探しに」というシンプルなイラストと深い内容の(絵)本、えっ?!えっ?!と思って読んでいたら、ケーキを食べ終わってコーヒーも空になって、写真を撮るのを忘れてしまった。

まろやかに濃いコーヒーと、お酒の効いた栗の風味のケーキ、美味しかった‥

「木」は、2章までしか読めてないけど、林業高校出身の友達を思い出した。田中要次さんと同じ学校だったはず。そして、作者のお父さんが、とても頭と感性の良い方だと思った。
幸田露伴‥ あっ、そうだったんだ!名前は聞いたことある。どんな作品かは知らないけど、幸田文って、そんなすごい方がお父さんなんだと初めて知った。

幸田文には、優秀で父親に可愛がられるお姉さんがいたのか。紫式部の弟も、文と同じような気持ちだったりしたのかな。それにしても、まひろの弟、可愛い❤️

動物園、水族館、植物園とあったら、私は昔から、動物園は行きたくないところ。水族館は行ってもいい。植物園は、積極的に行きたい!大好きなところ。それに安いしね〜。3つの中で一番人気がないのが植物園だろうけど、それがまた、空いててとてもいい。

そんなタイプなので、この「木」は面白いし、また続きを読みたいと思った。

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