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ドイツにコネのない日本人がサッカークラブの面接にたどりつくまで

明けましておめでとうございます🎍今年も皆さまよろしくお願いいたしたます。年末は日本に一時帰国しておりまして、noteの更新をすっかりサボっておりました。すみません。。

さてさて、今回はタイトルにあるように、自分がどういう経緯でドイツ3部のサッカークラブに入ったのか、をお話しできればと思います。といっても、特にこれといった秘訣でもなんでもないので、その点はあまり期待しないでください笑

そもそも、ドイツに来たとき、自分はケルン体育大学経由で、ドイツのサッカークラブで働けたらいいなと思っていました。なぜ、それが、ドイツに来てたった3ヶ月ほどでサッカークラブで働きたい!と思うようになったかと言いますと、語学学校に通う毎日に物足りなさを感じ始めてしまったらかです。ドイツに来た当初は、ドイツ語も全くできなかったので、自分がドイツで働くなんてまだまだ先だと思っていたのですが、少しずつドイツ語ができるようになってくると、「何かできることあるんじゃないか」「別にアクション起こして損することもないしな」と思うようになり、「じゃあ最短で目標を達成するために今何ができるのか」ということを考え始めました。ちょうどその頃、語学学校で履歴書の書き方を教わり、ドイツのサッカーシーズンも終わりに近づいていた頃だったので、「だったらダメ元でクラブに履歴書を送ってみよう!」と決心しました。

といってもいきなりバイエルンミュンヘンやドルトムントのようなビッグクラブに履歴書送ったところでどうなるかは目に見えています。ということで、まずはどのクラブに履歴書を送るか、というところを考えました。いろいろ考えた結果、次の項目に当てはまるクラブに履歴書を送ることにしました。

①ドイツ3部または4部のクラブ

②過去に1部や2部に所属していたことのあるクラブ

③1部や2部のクラブで高齢のホペイロを抱えているクラブ

まず①②に関してですが、ドイツのトップクラブにいきなり見ず知らずの日本人が履歴書を送ったところで、採用の権限を持つ方のところまでまず届かないと考えました。なので、規模的に小さな3部や4部のクラブ、特に、過去に1部や2部に所属したことのあるクラブを中心に履歴書を送りました。

③に関してですが、ドイツのホペイロさんはかなりご高齢まで働いている方がたくさんいます。中には60代70代の方もいます。なので、少し下衆な考えですが、そういった方が引退するタイミングを狙って履歴書を、送れば、クラブの需要とマッチするのではないかと考えました。

これを基にして、インターネットでクラブのメールアドレスを片っ端から調べあげ、20ほどのクラブに、覚えたての拙いドイツ語で履歴書を送りました。

送ったのはいいものの、待てど暮らせど良い返事は返ってこず(当然といえば当然ですよね笑)、半分諦めていた6月の初旬、メールボックスを見ると見慣れないアドレスから一通のメールが届いていました。送り主を見るとFC Carl Zeiss Jenaと書いてあります。今回もきっと「残念ですが、、」という文面のメールだと思って開いてみると、「Ich würde dich gerne an dem Bewerbungsgespräch einladen.(面接にご招待します)」と書いてあって、跳びあがりました笑

正直言って、なんで自分が面接に呼ばれたのかはさっぱりわかりません。笑ですが、「履歴書を送ってみる」という行動を起こさなければ、このチャンスは絶対に訪れませんでした。この話をすると、色々な人に、「よくやるよねそんなこと」と驚かれますが、自分自身そんなに難しいことをしたとは思いませんし、やろうと思えば誰でもできることだと思います。

この経験から思うのは、大事なのは「決断力」と「少しの思考」ということです。特に海外では、自分から何かアクションを起こさないと、絶対に何も起こりません。その点で、1番大事なのは「行動力」と「決断力」だと思います。ただ、その「行動」が目標から逸れためちゃくちゃなものだったら、なかなか結果は伴いませんよね。ここで「なぜ」その行動を起こそうとしているのか少し考えてみると、目標のために、「何を」「いつ」「どのように」行動すればいいのか見えてくると思います。(これは通っている大学院のスポーツ医学の先生の受け売りです笑)もし自分が無鉄砲に1部や2部のクラブに履歴書を送っていたら、今のように働けてはいなかったと思います。

自分は本当に特別なことは何もしていません。ただ「行動」する勇気と、それを成功させるためにほんの少し考えただけです。なので、この経験をお話しすることで、今なに行動を、起こそうと悩んでいる人の背中を少しでも押すことができたらいいなと思っています。

もうすぐ電車がJenaに着きそうなので、この辺で笑

Tschüss 👋

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