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消えてしまった、類似サービスの話

『手ぶら旅行』の未来を実現する『スマートトラベラー』を展開している幸野です。現時点では、旅行後の洗濯から解放される『旅アトの贅沢』を提供中。

沖縄旅行での利用で、以下のメリットがあります。
・帰りのパッキングが楽
・スーツケースが軽くなる
・おみやげをたくさん買ってもスーツケースにゆとりがある
・帰宅後は洗濯がないので、家族でゆったり

スマートトラベラーHP:https://www.smart-traveler.jp
LINE公式アカウント:https://lin.ee/p3VE4Rn


今回は、スマートトラベラーに似たサービスだけれど、コロナ禍を乗り越えられずになくなってしまった同志のサービスについて、書いてみます。

2018年にスマートトラベラーを発案して、マーケット調査で類似サービスを探していると『DUFL』というサービスを見つけました。

DUFLは2015年のアメリカで生まれたサービスで、利用者は、自身の衣類や靴、スポーツ用品などを、あらかじめDUFLの倉庫に預けて、出張や旅行の際に専用アプリで必要なアイテムを選ぶと滞在ホテルにスーツケースで届けてくれるものです。

帰る際は、衣類をDULFのスーツケースに詰めて、ホテルフロント等に預けるだけ。

DUFLが回収しクリーニングして次の旅行まで保管するというビジネスモデルです。まさに身体ひとつで旅行に行けるサービスでした。私も単純に利用してみたいと思いました。

継続率は99%、顧客満足率の指標は80%と一度利用さえしてもらえれば、良さがわかってもらえるサービスでした。

このサービスを知った時に、スーツケースを持って旅行する従来の旅行スタイルに不満を持つ人は自分以外にもいると確信し、スマートトラベラーを構築する際にも参考にさせてもらいました。


が、


現在はサービスを行っておりません。ホームページも無くなっています。
設立まもなくDUFLジャパン、DUFLインターナショナルも設立され順風満帆に思えたのですが...

サービスを停止した理由は分かりません(インタビューしようと問い合わせしましたが、返信がなく)。

少なくとも2019年頃まではHPは存在していたので、新型コロナウイルスの影響が大きかったのだと思います。

ただ、DUFLの創業者は「何もないところから、全く新しいものを作るには非常に強い志が必要」と言っていたので、サービスを浸透させることに苦戦(当社も同様)していたかもしれません。

強い志と顧客満足度が高いサービスだけでは、事業は成功しない。事業を成功させるには、時代変化への対応と様々な成功要因が必要なんだと学びました。

ビジネスモデルの観点で言えば、DUFLは大きな設備投資などで、負担が大きい経営をしていたように思います。

その点、スマートトラベラーは利用者が少ないことで赤字でつぶれる、というモデルにはしていないため、コツコツじわじわと、しぶとく広めていきます。

これを求める方が世界中にいる、と感じているからです。

DUFL創業者の思いも引き継いで、『手ぶら旅行』を望む方のために、スマートトラベラーを長く続くビジネスへと育てていきます。

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