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コミュニティ選びが大切なのは「私は、私と私の環境」だから

馬田 隆明さんの著書 成功する起業家は「居場所」を選ぶ を読んでいます。

タイトルの通り、内容は起業とその成功を志す人に向けた内容なのですが、そうではない人にも当てはまる言葉も多い。

特に、私の関心事でもあり、今後重要になってくる「人とコミュニティの関わり方」について書かれていると読める部分を、序文にあたる「はじめに」の文章から4つ引用してみようと思います。


1つめ。

私は、私と私の環境である」(中略)この言葉が意味するのは、「私」は私だけで自立しているように見えるけれど、実は自分の周りや環境も含めて「私」である、ということです。

かなり印象的な言葉です。

ここでいう「環境」の重要な要素として、コミュニティがあると思います。どんなコミュニティに居場所を持つかによって、その人自身が変わる。


2つめ。

自己の存在の境界を少しだけ広げて、「自分の周りの環境を良くすることで自分自身を向上させる」という考えを皆が持てば、皆が環境を良くしようとしてくれるでしょう。そして環境が良くなれば、周りの人たちもその便益を得ます。

この箇所は「情けは人の為ならず」「GIVEから始めよう」という言葉を連想させます。

この考え方を持っている人が集まれば、相互に育ち合うことができる、素敵なコミュニティになると思います。


3つめ。

「もし起業して成功したいのであれば、最適な場所(Place)と人(People)を選び、正しく訓練(Practice)をしながらその実践プロセス(Process)も整備しよう」

環境を4つのPで整理しています。この4Pは、起業して成功するためだけではなく、自身のキャリアや自己実現のためにも、必要な観点だと思います。

4つのPが備わったコミュニティがあれば、その人の起業やキャリア、自己実現の支えになることができると思います。私が運営する議論メシもこれを目指しています。


4つめ。

米ハーバード大学でリーダーシップやイノベーションに関する研究を行っているリンダ・ヒルは、「リーダーが画期的なアイデアを促進するためには、タスクを遂行するだけのフォロワーを育てるのではなく、イノベーションを起こすコミュニティを構築するほうがよい」と述べています(※原注5)。そうすることで「集団としての才能」(collective genius)を引き出すべき、というのが彼女の主張です。

個人だけではなく、企業においても、居場所を作ることは重要なようです。特にイノベーションを起こすにはコミュニティは欠かせないとのこと。

先の4Pを備えたコミュニティは、人の居場所というだけではなく、革新的なアイデアのゆりかごでもあるのだと思います。


気になったら読んでみて

この文章は馬田さんの新著 成功する起業家は「居場所」を選ぶ の序文から抜粋しました。ちょっとでも気になったかたは是非読んでみてください。

そしてぜひ、その内容で議論しましょう!


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