noteカバー画像_campfireアクティビティ__1_

グループとチームとコミュニティの微妙な違い ~ 会社はコミュニティなのか ~

人の集まりは「グループ」です。所属メンバーのあいだにどんな関係性があろうとなかろうと、グループと呼ぶことができます。

そこに目的が加わると「チーム」か「コミュニティ」と呼べるようになります。では、この両者はどう違うのでしょうか?


サッカーチーム / サッカーコミュニティ

例えば、サッカーチームのことをサッカーコミュニティとは呼びませんよね。つまり、サッカーのように「倒すべき相手」「達成すべき目標」など、自分たちの外部の目的を志向した場合に、チームと呼ばれるのだと思います。

これは会社にも当てはまりますね。売上や株主の期待のように、目的が外側にあるため会社も根本はチームです。


地域コミュニティ / 地域チーム

逆に、地域コミュニティのことを地域チームとは呼びませんよね。地域のように「お互いの安心安全」「残すべき文化」など、自分たちの内部の目的を志向した場合に、コミュニティと呼ばれるのだと思います。

会社でも、社内の勉強会などはコミュニティと呼べるでしょう。


画像1


昼は獲物を追い、夜は焚き火を囲む

あるグループにチーム的な部分もあり、コミュニティ的な部分もある、ということがあり得ます。

例えば、狩猟採集生活においても、昼間は狩猟や採集といった外部の目的のためにチームとして活動します。そして、夜になると焚き火を囲んでコミュニティの存続のために昼間に起きたことを情報交換をします。

会社でも、勉強会のようなコミュニティとしての活動もあれば、利益を生み出すためのチームとしての活動もあります。

大切なことは、チームとコミュニティのモードを流動的に切り替えていくことです。獲物を追う時間と焚き火を囲む時間を往復することで、グループはバランスが取れて持続可能性が高まります。

獲物を追ってばかりいたら疲れてしまうしチームプレーもおぼつかない。焚き火を囲んでばかりいても飢えてしまう。


ということで、結論

チームとコミュニティは別の存在ではなくて、グループの目的の所在がソトにあるのかウチにあるのか、というモードの違いなんじゃないかな、と思います。自分のあり方も、チームとコミュニティのモードに合わせて切り替えていくと、うまくいくんじゃないかな。

最後まで読んでいただきありがとうございます!サポートも嬉しいですが、ぜひ「スキ!」をつけたりシェアしたりしてほしいです!それが次の記事を書くチカラになります。