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解釈がなければ、どんな「体験」も「経験」したことにはならない

「体験」は、そこに自分なりの解釈や意味付けを行うことによって「経験」へと昇華されます。

どんなに素晴らしい体験をしても、それを流してしまっては、その体験前後で自分自身に変化が少ない。

だから、そこでちょっと立ち止まって「わたしは何を体験したのか」と振り返ってみたい。すると、新たな気づきが得られるものです。

その気付きは一生モノだし、まさに「経験値」として蓄積されていきます。体験がフローだとすれば、経験はストックだと言えるでしょう。

どんなにアクティブな人でも、体験をフローとして流してしまうか、経験をストックさせるかで、その体験から引き出せる気づきや長期的な成長も変わってくる。

体験=できごとに際してうまれる「認知」+「感情」
経験=できごとに際してうまれる「認知」+「感情」+「思考」

引き出し力

こうして、振り返りによる解釈や意味付けで「体験」を「経験」に昇華させる思考力のことを「引き出し力」と呼んでもいいかもしれません。引き出し力が高いとき、その人はどんなできごとに対しても学びを得たり感動することができたりします。

わたしの身の回り(特に議論メシなどのコミュニティ)では、引き出し力が高い人が多いように思います。

そして物語へ

人生は様々な「経験」の積み重ねでできています。縦方向が時間を表すミルフィーユみたいなイメージ。その積み重ねが「物語」となり、その人の独自性(アイデンティティ)の基盤となっていきます。

自分とはなにか、という基盤を持つためにも、経験のストックを持っておくのが良いのかもしれません。とかく他者の期待にまみれた世の中ですから、自分の芯となる物語はしっかりと持っておきたいものです。

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