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E君とえこひいき

E君がB課長にだけは心身ともに忠誠を誓っているのが普段からよく見て取れます。

さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文
登場人物等一覧

「B課長に言われたんで」
二言目にはこれのE君はL部期待の若手です。
入社は私より10年以上下。私の異動とほぼ近い時期にL部へ新入社員で来ました。

直属の上司を慕うのは組織の論理からして正しいでしょう、でもうちのL部はちょっと事情が複雑です。

実はA部長とB課長の関係は面従腹背を露骨にした奴でして、L部のマネジメント体制が駄目な最大の原因ですね。
これはまた次回紹介しようと思います。

E君、よく頑張っていると思います。B課長の期待を一身に背負って、大変な業務を沢山こなしてきました。
日の当たるキャリアを歩んでいます。

でも彼、決してB課長に口答えをしません。
意見しているところを見た記憶がありません。
完全服従モードです。ポチ状態です。腹出して転がって見えます。

技術者たるもの、自分はこうしてはどうかと思う、という意見を述べられてこそと思いますが、彼はB課長にその辺は委ねて、たまに指示無しで任された仕事ではよく無茶苦茶なことをやらかす子ですね。

自分で考えるのがもしかしたら苦手なのかも。

そんなE君は、いつも一番花形の仕事を回してもらって大忙しです。
TM法だけに命捧げちゃう私とは大違い。

B課長が以前私に言っていたことがあります。

会社の規定で数年後には異動してしまうE君に、沢山の経験をさせて送り出してやりたい、と。

よほどE君が好きなんですね。
その後から入ってきたニューカマー達は誰もそんな厚遇受けてませんけどね。
えこひいきです。

その陰で私は仕事を貰えず、週報にも載せてもらえず、腐らされていく訳です。
えこひいきが過ぎます。

でも、E君は規定によりもうすぐ異動して居なくなります。
その後のL部が色々と楽しみですね笑

次回は、A部長とB課長の歪んだ上下関係についてご紹介します。

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