三叉神経痛手術から退院までの記録

まずはここに至るまでの経緯。
2021年に右上の歯が浮くような感じと痛みがあった。天候、気圧の変化で起こっていることが多く、虫歯ではなさそうだと自己判断。そのうちシャワーを顔に当てると右側の鼻筋あたりに激痛が走るようになった。
ネット上で色々調べるとどうやら三叉神経痛かもしれないと思うようになり、地元にある町の脳神経外科(以前、頭痛で受診していた)へ検査に行った。
病院ではMRIを撮ってもらい、腫瘍の有無や血管が神経に触れていないかを見ていたが、その時は特にそのようなものが無いため、おそらくヘルペスウイルスによるものだろうと診断された。最初は漢方を処方されたが、全く効き目がなくテグレトールを処方してもらい、痛みを抑えられた。しかし、副作用でのふらつきと眠気がかなりあったため、2022年9月より短期での休職で治療と療養をして、復職を目指すこととした。

テグレトールでの治療では痛みの出現を完全に抑えられず、2022年12月からペインクリニックを紹介されブロック注射を始める。(転院)
テグレトールは肝臓に負担をかけるとのことでプレガバリンが処方され、また、頚部の筋肉量が少ないことが一つの原因ではないかと理学療法も同時に始めることになった。
ブロック注射は星状神経節と右顔面の痛みが出る眉上(眉間近く)や鼻筋などに打ってもらう。
その後、もう少し強めの高周波凝固法によるブロック注射を打つため
別のペインクリニックを紹介してもらう。
2023年2月眼窩下神経ブロック(神経破壊、高周波凝固法)
2023年4月眼窩上神経ブロック(神経破壊、高周波凝固法)
2回高周波凝固法神経ブロック注射を打つものの、痛みが引かないため
更に上のブロック注射を打つこととした。
2023年5月三叉神経半月神経節ブロック(ガッセル)
ブロック注射後、耳が非常に痛くなり首を起こしていることが辛く6月はほぼクッションを肩に置いてソファに座るなり、横になるなどしていることが多かった。
この間にも前のペインクリニックで星状神経節へのブロック注射は打ちつつ、理学療法を継続して改善をはかる。

5月に打ったブロック注射の副作用は、痛みの神経を完全破壊することによる神経麻痺のような症状。口元は歯医者で麻酔をした時のような感じになり、ふとした時によだれが垂れることもしばしばある。頭の右側を横にしてうとうとしていようものなら、枕やクッションによだれの跡が広がっている。
食事をするときも、大きいものは食べづらく、スープも気をつけて食べないとこぼしてしまうことも時々あった。
そのため、外食は気が進まなかったが2ヶ月もすると気持ちも落ち着いて時々外食をするようになる。

しばらくして、副作用である痺れはうっすらありつつ、ビリッと顎に激痛が走るようになる。多分、ガッセルブロック注射の副作用ではなく三叉神経痛による痛みではないかと病院受診時に医師に伝える。また、9月に熱々のコーヒーを飲んだ時から、右側頭部にビリッと痛みが走るようになり熱いものが飲めなくなってしまった。

これらの痛みが続くため、改めてMRIを撮りたいと医師に伝えると脳神経外科を紹介してくれた。
MRIの画像を見ると、血管と神経ががっちりくっついており改めて原因が明確になった。その後の治療については時間をかけることなく決断。MRIを撮った脳神経外科で手術を行いたいと紹介状を書いてもらった。
大学病院での治療、手術も考えたが、医師が必ずしも担当となった主治医が執刀するとは限らないということ、紹介先の病院の手術件数も多いこも考慮して決断した。

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