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マツカサウオ ちょぼ先生の自己満おさかな図鑑 vol.71

カッチカチの鎧をまといちょっと光る「マツカサウオ」のご紹介です。

・標準和名 
 マツカサウオ

・漢字
 松毬魚

・学名
 Monocentris japonica

・分類(仲間分け)
 キンメダイ目マツカサウオ科マツカサウオ属

・大きさ
 体長が15cm程度になる。体色が淡い黄色で、黒い網目状の模様が渋い。なかなか珍しい体色と模様である。しかも鱗がとても厚く硬い鎧のようになっている。触った感じはとげとげしいため気を付けて触ろう。
 小さめの鏡餅のようなサイズ感である。

・生息地と知名度(認知度)
 海水魚で沿岸の岩礁帯から大陸棚に生息している。水深30~120m程の場所に生息しており、やや深場のため漁港から簡単に釣れるおさかなではない。
 知名度を例えるなら、漫画「ダンジョン飯」の「クロ」くらいである。

・ちょぼ's コメント
 マツカサウオという名前の由来が、見た目が松ぼっくり(まつかさ)に似ているためである。英名では、マツカサウオ科の総称として、「Pineconefish」と言われる。パイナップルに似ているのでこの英名が付いたと言われている。まぁ正直、松ぼっくりでもパイナップルでもどっちでもいいが、どちらもなかなかうまく例えているなぁとは思う。
 
 下あごの先端部に一対の発光器があり、発光バクテリアが共生しており、淡く発光する。ホントにわずかに光るため全然気づかない。停電した水族館で偶然見つかったほどみたいなので、真っ暗な状況でないとわからないとのこと。見た目の可愛さや淡く発光する特徴、鎧をまとったようなカッコよさもあり、水族館でもよく展示されている人気者である。今度見かけたらじっくり観察してみて欲しい。発光するのは明るすぎて見えないけども笑。

 カッチカチの体をしているので、如何にも食べられないようなイメージがあるが、食べると美味らしい。カッチカチのまま丸焼きで焼いて食べるのがおすすめとのこと。焼けたら身を手で半分に割ってそのままワイルドに食べるのが最高らしい。スギちゃんもびっくりなワイルドさである。なかなか釣れるもんではないが、アマダイとかキンメダイ狙いの船釣りの外道で釣れてくるんちゃうかな?今度狙ってみようかな?

※画像はweb魚図鑑から引用

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