こんにちは、NPO法人ちょこネットの竹中です。私たちが運営している「調布子育て応援サイト　コサイト」には、60超の検索ワードが設定されています。たとえば「子連れでおでかけ」で検索したら、コサイト内でタグ付けされている記事の一覧がずら〜っと表示されるというシステムです。ぜひ気になるワードを見つけて、検索してみてください♪

あえて「ネガティブワード」で検索する

検索ワードは、コサイトのトップページにランダムで表示されたり、「今の気分で検索」ページに一覧が表示されています。中でもコサイトらしいと言えるのが、「ネガティブワード」が設定されているところ。

たとえばこんな感じです。

「イライラする」
「つらい」
「寂しい」
「一日が長すぎる」

子育てはすべての人にとって楽しく幸せで順調とは限りません。実際、私の場合（遠い記憶ですけど）、母乳の出が悪かったので赤ちゃんはぜんぜん寝てくれず、体が弱いのか3カ月ごろから風邪ばかりひくし…不機嫌な赤ちゃんとの日々は、当時の何もかもが初めての私には辛かった！泣いてばかりのわが子をどうしていいかわからず「かわいい」と思えないことが少なからずありました。

そんな自分の経験もあって、コサイトの検索ワードに「かわいく思えない」というワードも追加しようと思ったのでした。

思いがけない「反響」

実はこの検索機能は、たとえば「イライラする」で検索した場合、ストレートにイライラが解消される「回答」が表示されるものではありません。編集部スタッフが記事を作るときに「子育てでイライラしがちなママ・パパにも読んでもらえたらいいな」といった、ゆる〜い判断基準にもとづいてタグ付けしているからです。

けれど、実際に「イライラする」ワードでよく検索しているという、あるコサイトユーザーさんによると…

「家では何かとイライラすることが多くて…。そんなときにスマホでコサイトを開いて『イライラする』ワードをタップします。するといろんな記事が出てくるので『へえ、こんなイベントがあるんだ』と、読んでいるうちに気持ちが少し落ち着くんです」

お話を聞いて「お役に立てたかも！」と嬉しくなりました。

また、別の方は「かわいく思えない」というワードをコサイトで見つけてこう思ったそうです。

「生後間もないわが子を、かわいいと思えないときがある自分を責めていました。でも、コサイトを見て『あれ？自分だけじゃないんだ！』って気づいたんです。それだけで、ずいぶん気がラクになりました」

あ〜よかった。もちろんわが子を「かわいい」と感じている方はたくさんいるわけで、つまり子育てには「こうあるべし」という正解はなくて、人それぞれだということ。検索ワードも響く人もいればそうでない人もいるわけで。

ローカルなウェブサイトですがオープンから8年が過ぎ、今では「調布で子育てのことをネット検索するとコサイトに当たる」と言われるようになりました。少しでもみなさんの役に立つ情報を、これからも日々更新してまいります！