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『星野リゾートの教科書』を読んで

みなさん、はじめまして。

照峰 直伸(てるみね なおのぶ)と申します。

学びと実践のために『星野リゾートの教科書』という書籍で紹介されているビジネスに役立つ書籍30冊をまとめていこうと思います。

よろしくお願いします。

今回は、『星野リゾートの教科書』を読んでの学びと紹介されているビジネス書30冊をリストアップします。

本書の構成

全体の構成は、以下5つのブロックに分かれています。

第1部 星野社長が語る教科書の生かし方
第2部 教科書通りの戦略
第3部 教科書通りのマーケティング
第4部 教科書通りのリーダーシップ
第5部 教科書通りに人を鍛える

ご覧のように「教科書通り」というのがポイントになっています。その中でも、第1部が重要と感じました。

第1部 星野社長が語る教科書の生かし方

星野リゾートの星野佳路代表が実体験をもとに「教科書の生かし方」を解説されています。

教科書の生かし方は「①本を探す→②読む→③実践する」の3ステップ。

1つずつ書いていきます。

①本を探す

印象的だった文を引用します。

自分の会社が置かれている状況や自分の悩みに対する「フィット感」があれば、教科書として役立つ

「フィット感」以外にも、「古典的」で「著者の知名度」のある本を選んでいるそうです。

本を探す」ときに星野代表が大切にしているポイントは

一、フィット感(具体的な課題解決に沿う内容なのか)
二、古典的(定石)(直感的なセンスによるものではないのか)
三、著者(研究者)の知名度(学びと実践に基づいているのか)

以上の三つであると読み取りました。


続いて2つ目のステップ「読む」についてです。

②読む

分からない部分を残さず、何度でも読む

一貫して「精読」をおすすめされています。

星野代表が本を「読む」ときに意識されているのは

一、イメージング(課題を具体的に想像しながら読む)
二、マーキング(浮かんだアイデアやポイントはすぐに本に書き込む)
三、常時携帯(常に持ち歩き、理解を深めてどんどんアイデアを書き出す)

以上三つであると読み取りました。


最後に3つ目のステップ「実践する」についてです。

③実践する

星野代表が教科書通りに「実践する」理由は

一、つまみ食いでは教科書の全ての力を出し切れない可能性があるから
二、一部だけ実践したりしなかったりすると、具体的な原因や課題が曖昧になるから
三、「教科書通り」にコミットすることで安心感がうまれるから

以上の三つであると読み取りました。

心に響いた一文を引用します。

自分の直感力を信じられない時に、教科書は自らの経営判断の根拠となり、自信を持って頑張る勇気を与えてくれるのである。


おしまいに、星野リゾートの教科書として紹介されているビジネス書30冊をリストアップします。

紹介されているビジネス書30冊リスト

1.『競争の戦略』(マイケル・E・ポーター 著)


2.『コトラーのマーケティング・マネジメント 基本編』(フィリップ・コトラー 著)


3.『The Myth of Excellence』(Fred Crawford, Ryan Mathews 著)


4.『売れるもマーケ 当たるもマーケ マーケティング22の法則』(アル・ライズ、ジャック・トラウト 著)


5.『ブランドポートフォリオ戦略』(デービッド・A・アーカー 著)


6.『競争優位のブランド戦略』(恩蔵直人 著)


7.『マーケティング戦略』(恩蔵直人、和田充夫、三浦俊彦 著)


8.『戦略サファリ』(ヘンリー・ミンツバーグ、ジョセフ・ランペル、ブルース・アルストランド 著)


9.『ストラテジック・マインド』(大前研一 著)


10.『いかに「サービス」を収益化するか』(DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 編・訳)


11.『真実の瞬間』(ヤン・カールソン 著)


12.『ONE to ONE マーケティング 』(ドン・ペパーズ、マーサ・ロジャーズ 著)


13.『ブランド・エクイティ戦略』(デービッド・A・アーカー 著)


14.『ニューポジショニングの法則』(ジャック・トラウト 著)


15.『ブランディング22の法則』(アル・ライズ、ローラ・ライズ 著)


16.『経験価値マーケティング』(バーンド・H・シュミット 著 )


17.『サービス・リーダーシップとは何か』(ベッツィ・サンダース 著)


18.『顧客ロイヤルティの時代』(内田和成、嶋口充輝 著)


19.『グロービスMBAマーケティング』(グロービス経営大学院 編著)


20.『ビジョナリー・カンパニー』(ジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス 著)


21.『1分間顧客サービス』(ケン・ブランチャード 著)


22.『1分間エンパワーメント』(ケン・ブランチャード、J・P・カルロス、A・ランドルフ 著)


23.『後世への最大遺物 デンマルク国の話』(内村鑑三 著)


24.『代表的日本人』(内村鑑三 著)


25.『やまぼうし』(星野嘉助 著)


26.『エクセレント・カンパニー』(トム・ピーターズ、ロバート・ウォーターマン 著)


27.『口語訳「古事記」完全版』(三浦佑之 訳)


28.『Parsonnel』(Robert L. Mathis, John H. Jackson 著)


29.『イノベーターの条件』(ピーター・F・ドラッカー 著)


30.『柔らかい心で生きる』(矢代静一 著)

まとめ

教科書の生かし方は「①探す→②読む→③実践する」の3ステップ

「教科書を探す」ときの3つのポイント
1 フィット感(具体的な課題解決に沿う内容なのか)
2 古典的(定石)(直感的なセンスによるものではないのか)
3 著者(研究者)の知名度(学びと実践に基づいているのか)

「教科書を読む」ときの3つのポイント
1 イメージング(課題を具体的に想像しながら読む)
2 マーキング(浮かんだアイデアやポイントはすぐに本に書き込む)
3 常時携帯(常に持ち歩き、理解を深めてどんどんアイデアを書き出す)

教書通り「実践する」3つの理由
1 つまみ食いでは教科書の全ての力を出し切れない可能性があるから
2 一部だけ実践したりしなかったりすると、具体的な原因や課題が曖昧になるから
3 「教科書通り」にコミットすることで安心感がうまれるから


次回は『真実の瞬間』(ヤン・カールソン 著 / 堤猶二 訳) から読み盗ってみます。

最後までお付き合いいただいて
ありがとうございました。
では、またです。


貴重なお時間をありがとうございます。よき時間となりますように。