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『ブランディング22の法則』から読み盗った3つのこと

みなさん、こんにちは。

今回は星野リゾートの教科書のひとつである『ブランディング22の法則』から読み盗りました。(「能動的な読書」を目指しておりますので、「読み盗(と)る」というアグレッシブな言葉を使わせてもらっています。)

では、本書の概要読み盗った3つのことを書いていきます。

本書の概要

著者のアル・ライズ氏とローラ・ライズ氏は、実の親子(父と娘)で世界的なマーケティング戦略家です。本書は、両氏が研究と実践から導き出したブランディングの基本22法則を具体的な企業名を挙げながら論理的に紹介しています。

全22法則(副題)を引用します。

第1章 拡張の法則
 (ブランドの力はその広がりに反比例する。)
第2章 収縮の法則
 (フォーカスする(焦点を絞り込む)時、ブランドは強力になる。)
第3章 パブリシティの法則
 (ブランドが誕生するのは広告ではなく、パブリシティによってである。)
第4章 広告の法則
 (いったん誕生したブランドは、その健康を維持するために広告を必要とする。)
第5章 言葉の法則
 (ブランドは消費者の頭の中に自分の言葉を所有する努力をすべきである。)
第6章 信用力の法則
 (あらゆるブランドの成功の鍵を握る要素は本物訴求である。)
第7章 品質の法則
 (品質は重要だけれど、ブランドは品質だけで築かれるものではない。)
第8章 カテゴリーの法則
 (リーディング・ブランドはブランドではなく、カテゴリーを売り込むべきだ。)
第9章 名前の法則
 (結局のところブランドとは名前のことである。)
第10章 ライン延長の法則
 (ブランドを破壊する最も簡単な方法は、あらゆる商品にそのブランド名をつけることである。)
第11章 協調の法則
 (カテゴリーを築くには既存ブランドが他の競合ブランドの参入を歓迎する必要がある。)
第12章 ジェネリックの法則
 (失敗に至る一番の近道はブランドに総称的な名前をつけることである。)第13章 企業の法則
 (ブランドはブランドであり、企業は企業である。両者の間には大きな違いがある。)
第14章 サブブランドの法則
 (ブランディングによって構築されたものがサブブランドの導入によって破壊される場合がある。)
第15章 兄弟の法則
 (第二のブランドを発進させるには時と場所を選ばなくてはならない。)
第16章 形状の法則
 (ブランドのロゴタイプは目にフィットするようにデザインすべきである。両眼にである。)
第17章 色調の法則
 (ブランドは競合とは反対の色を使うべきである。)
第18章 国境の法則
 (グローバルなブランド構築に障壁はない。ブランドに国境があってはならない。)
第19章 一貫性の法則
 (ブランドは一夜では築かれない。成功は何年単位ではなく、何十年単位で測定される。)
第20章 変更の法則
 (ブランドは、ごく稀に、そして細心の注意を払えば変更できることがある。)
第21章 寿命の法則
 (どんなブランドにも永遠の生命はない。多くの場合、安楽死がベストな答えである。)
第22章 特異性の法則
 (ブランドの最も重要な側面は一つのものを追い求めるひたむきさである。)

以前投稿した『マーケティング22の法則』と同様、副題がまとまっていてそれぞれの法則を把握しやすいと感じました。

では、『ブランディング22の法則』から3つの法則をピックアップし、読み盗ったことを書いていきます。

まず1つ目です。

① 第5章 言葉の法則

ブランドは消費者の頭の中に自分の言葉を所有する努力をすべきである。

思いついた例を挙げてみます。

・インテル入ってる
・やめられないとまらない、カルビーのかっぱえびせん
・痔にはボラギノール

全部テレビCM経由ですが、それだけブランドのパワーが強いのだろうと思います。

商品・サービスの質よりも顧客の頭がどう感じるかが大事 と読み盗りました。


続いて2つ目です。

② 第9章 名前の法則

結局のところブランドとは名前のことである。

Vuitton、Chanel、GUCCI、Hermès、Benz、Audi、Lamborghini、Ferrari、Porsche、Rolex、こしひかり、、、

ブランドと言われて思いついたものを片っ端から書いてみましたが、全部短くて呼びやすい名前な気がします。(ランボルギーニは少し長いけど、かっこいいから許します。笑)

短くて呼びやすい名前にすべし と読み盗りました。


最後に3つ目です。

③ 第10章 ライン延長の法則

(ブランドを破壊する最も簡単な方法は、あらゆる商品にそのブランド名をつけることである。)

先ほど挙げたブランド名は「○○と言えば」でブレストしたので、この法則には納得感がある気がします。

ファッションブランドと言えば、Vuitton、Chanel、GUCCI、Hermès
ブランド車と言えば、Benz、Audi、Lamborghini、Ferrari、Porsche、
ブランド時計と言えば、Rolex
ブランド米と言えば、こしひかり

そして、これらブランドの「イメージから逸脱している商品」を私は知りません。

また、ブランドの力を引き出すには、拡張をしないことが何よりも重要であると、著者らは一貫して述べています。

拡張を控え、一点集中で突破すべし と読み盗りました

まとめ

『ブランディング22の法則』から読み盗った3つのこと

① 商品・サービスの質よりも顧客の頭がどう感じるかが大事なこと
② 短くて呼びやすい名前にすること
③ 
拡張を控え、一点集中で突破すること

この記事が米粒ひとつ分でも参考になっていましたら幸いです。

次回は『代表的日本人』(内村鑑三 著)から読み盗ってみます。

最後までお付き合いいただいて
ありがとうございました。
では、またです。


貴重なお時間をありがとうございます。よき時間となりますように。