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マナビール×城宝薫さん(株式会社テーブルクロス)

久しぶりのマナビール!!
BEERSONICさんのオリジナルクラフトビールを片手に、魅力的なスピーカーの話を固くならずに聞ける場所です。この言いやすくて耳に残る「マナビール」に行ってきました。

メインスピーカーは、株式会社テーブルクロスで代表取締役社長を務める城宝薫さん。
飲食店を予約すると途上国の子どもたちに給食を届けるグルメアプリを運営されています。

日本では社会貢献に対して、利益を追求してはいけない、無償でやることというイメージが根強くあります。企業のCSRも利益が出ていて余裕のある部分で行う活動です。そのため、業績悪化など企業の状況次第ですぐに取りやめられてしまうことになります。
城宝さんは、幼いころのインドネシアに行ったきっかけから自分にできる社会貢献をしたいと強く思っていたそうです。だからこそ、一回だけではない、持続的に行える支援の仕組みを作りました。
飲食店から予約がはいったときに成功報酬をもらい、その報酬から発展途上国の子どもたちに給食を届けるという仕組みです。
これを身近な人からどんどんプレゼンし支援してもらう形で規模を大きくし、今の会社を大学3年生のときに起業されています。

まだだれもやれていないことだからこそ、先例をつくりたい。そしてこのようなビジネスモデルをとる会社がもっと増えていってほしいと語られていました。
また、直接きちんと支援が届くように日本から学校支援を行っているNPOとだけ協力し、まずは食事をとることのために学校に来てもらい、ちゃんと学びの機会をつくることを目的としています。
話にとても引き込まれて聞いていたのですが、何でもないちょっとしたトラブルであるかのように語られるエピソードは、衝撃的な内容ばかりですぐにはのみ込めませんでした。

テーブルクロス社には、だれもやったことがない「飲食店にも消費者にも利点がある日常的に持続できる寄付」をやりたいという強い想いと外国人を中心とした高い技術力の両方があるから今のように走り続けていられるのだと感じました。

今後はインバウンド向けに飲食店の予約やツアーなどのも展開されるそうです。
このような持続的な支援や双方に利益がある仕組みが増えていけばいいと思いました。

印象的だったのは、トークの後個別でお話ししたときに、モチベーションについて語られた内容で、「モチベーションが下がるのは何かしらの漠然とした不安や迷いがあるからで、その不安や迷いをきちんと言語化することができれば、必ず解決策が出てくるので、あとはやるだけだからモチベーションは下がらない」ということです。

私がnoteをはじめたのも書きたいと思うのも、ちゃんと言語化できるようになりたいからです。漠然としかつかめない自分の迷いなどもちゃんと言語化していきます。

城宝さんの思いの強さと社会貢献の新たな仕組みに触れられて、自分の背筋も伸びるような会でした。

実は、写真を撮りそびれていて、初めてみんなのフォトギャラリーを使いました。かわいいイラストを使わせていただいてます。


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