4.少しの気持ちの変化

その頃大会の練習期間に入っていた。
かわらずA先輩の立場と私の持ってるものの需要と供給が合っていたため部活内でも普通に話す。
だが、ただの先輩と後輩の関係では正直ない。
周りに変に勘繰られるのは絶対に嫌だったため何も無かったようにお互い接していた。
相変わらず部活後にみんなでご飯は行くし何かあれば親友に報告してたしA先輩には彼女がいるし。
大会当日の全体の集合時間より早く集合しなければいけなかった私たち。
その時間より早く着いていたA先輩と私。
"集合までまだ時間あるから散歩しよう"
そう言われ少し歩いていた時。
"寒いー"
と言われ(3月)繋がれる手。
そろそろ時間になるから戻ろうとなる時、
やっぱり近づいてくる顔。
私は一瞬止まって拒否まではいかなかったが躊躇った。そしたら
"大会頑張っての応援の"
自分が受け入れることでA先輩が頑張れるって言うなら。
そう思って受け入れた。A先輩はちょっと嬉しそうだった気がする。前の話すぎてそんなに記憶は鮮明ではない。
大会の結果散々だった。A先輩はチームをまとめる役だったので練習の時から責任を感じていたのは近くで見ていたためよく分かっているつもりだった。
だからこそ、そんなにひとりで抱え込まなくていいからそれを少しでも自分がA先輩のはけ口にでもなれたら、そう思うようになった。
よくA先輩の話を聞くようになったし私も悩みを聞くようになった。


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