シノヅカヨーコ

一児の母でライター。ムスメにまつわるエッセイや、ちょっとした創作物を無料で公開しています。お仕事依頼はお気軽に。

お知らせ

ごぶさたしています、シノヅカです。

このたび「Conobie」さんというサイトにお声かけいただいて、子育て系の記事を寄稿していくことになりました。

最初の記事はこちら
「虐待は他人ごとじゃない。心と体が壊れてしまう前に」

自分の子にたいして、イライラしてしまう。
手をあげてしまいそうになったことがある。
そんな人に届いたらいいなと思います。

今後、定期的に寄稿することになりますので、関心の

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はてなブックマークやTwitterで記事が拡散されているので、外部からの流入があるのはわかるんだけれど、note内の方はどういった経路でいらっしゃるんだろう。他のSNS経由なのだろうか。スマートニュースにも載ったみたいだ。荒れたらいやだなあ。

"痴漢"と"子連れの女性に攻撃的な人"の思考はとてもよく似ている

いったいなぜ。痴漢被害に悩んだ学生時代

ミニスカギャルよりも、校則を守ったスカート丈の女子高生のほうが痴漢に遭いやすいという話を、聞いたことがないだろうか。

高校生だったころ、わたしは比較的校則の厳しい学校に通っていた。
制服はなにからなにまで学校指定のものを着用することが義務づけられていたし、スカート丈を詰めるのはもってのほか。
膝下まで伸びた野暮ったい丈のスカートを履いて、通学のため地元を

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いつかきみに伝えたいやさしさの話

我が家には、二歳のムスメがいる。
彼女は生まれたばかりのころ、本当によく泣いていた。
わたしは子どもを産むまで、赤ちゃんはよく眠る生き物だと思っていた。三時間おきに授乳が必要だとは聞いていたけれど、三時間に一度の授乳を済ませてしまえば、あとは眠っているものだとばかり思っていたのだ。

甘かった。

おなかがすいたとぐずり、乳首に吸いつきながら眠りにつく。浅い眠りのなかでげっぷをし、口に乳首を含んで

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近くて、遠い

すっかり酔いがまわって、頬があつい。血液が皮ふの外にじゅわっと染み出ているような気さえする。ふうっと吐いた白い息は、アルコールが濃縮されたようなにおいがした。

「ねぇ、恋愛と結婚って別だと思う?」

午前中のうちに待ち合わせて、まずは蕎麦屋にはいった。勧められるがままに日本酒をすすり、鴨をつつく。表面の焦げたこうばしい鴨をかじりながら、わたしは彼の指先ばかり見つめていた。長く、細く、まっ白な指先

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欠落した記憶のなかで

過去に一度だけ、自殺をはかったことがあった。
意識を失ったわたしのもとに転がっていたのは、酒の空き瓶と、何十枚と空になった薬のシートだったという。
時間をかけて大量に飲んだ薬は吐くこともなく吸収され、病院で胃を洗浄し、薬を吸着するらしい炭を入れられる(?)も、二日ほど眠り続けたらしい。
目覚めてから一ヵ月半ほど、いわゆる精神科病棟というところに入院をした。
病棟の外へ出ることを禁じられ、風呂もトイ

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