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シノヅカヨーコの考え方

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記事一覧

お知らせ

お知らせ

ごぶさたしています、シノヅカです。

このたび「Conobie」さんというサイトにお声かけいただいて、子育て系の記事を寄稿していくことになりました。

最初の記事はこちら
「虐待は他人ごとじゃない。心と体が壊れてしまう前に」

自分の子にたいして、イライラしてしまう。
手をあげてしまいそうになったことがある。
そんな人に届いたらいいなと思います。

今後、定期的に寄稿することになりますので、関心の

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"痴漢"と"子連れの女性に攻撃的な人"の思考はとてもよく似ている

"痴漢"と"子連れの女性に攻撃的な人"の思考はとてもよく似ている

いったいなぜ。痴漢被害に悩んだ学生時代ミニスカギャルよりも、校則を守ったスカート丈の女子高生のほうが痴漢に遭いやすいという話を、聞いたことがないだろうか。

高校生だったころ、わたしは比較的校則の厳しい学校に通っていた。
制服はなにからなにまで学校指定のものを着用することが義務づけられていたし、スカート丈を詰めるのはもってのほか。
膝下まで伸びた野暮ったい丈のスカートを履いて、通学のため地元を離れ

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いつかきみに伝えたいやさしさの話

いつかきみに伝えたいやさしさの話

我が家には、二歳のムスメがいる。
彼女は生まれたばかりのころ、本当によく泣いていた。
わたしは子どもを産むまで、赤ちゃんはよく眠る生き物だと思っていた。三時間おきに授乳が必要だとは聞いていたけれど、三時間に一度の授乳を済ませてしまえば、あとは眠っているものだとばかり思っていたのだ。

甘かった。

おなかがすいたとぐずり、乳首に吸いつきながら眠りにつく。浅い眠りのなかでげっぷをし、口に乳首を含んで

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子連れはエスカレーターにどう乗るのが正解? 横並びは危険が多かった

子連れはエスカレーターにどう乗るのが正解? 横並びは危険が多かった

「子どもの手を引いて横並びに」って言われても…子どもとエスカレーターに乗るとき、JRの啓発ポスターやエスカレーターには「子どもの手を引いて横並びに」乗るよう書かれています。

しかし。

殺伐とした東京ジャングルでそんなことをやらかそうものならば、文字どおり「引きずり」降ろされます。
他人の子どもを平気で跨ぎ(子どもの頭に自分の荷物がぶつかろうがおかまいなしです)、あるいは子どもを押しのけて強引に

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晒し行為は正義か悪か―ネット炎上について思うこと

晒し行為は正義か悪か―ネット炎上について思うこと

※本記事は投げ銭スタイルです。無料で最後まで読むことができます。

りそな銀行に勤める母親から、芸能人の来店情報や個人情報を聞きだし、ツイートを繰り返していた女性が大炎上している。

アカウントを消しても残るように「証拠」としてスクリーンショットがあちこちに晒されたほか、Instagramのアカウントや顔写真まで晒され、本名や住所まで暴かれる始末。
個人情報はまたたく間にシェアされ、拡散されていく

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きみのかけら

きみのかけら

昨年の終わりごろ、ムスメが押し入れを指さして「おにいちゃんがいる」と言ったことがあった。
思わずほろりと涙がこぼれた。
ムスメが指さした場所には、ムスメが生まれてくるまえにわたしの腹にいた、生まれなかった我が子の写真があるからだ。

わたしたち夫婦には、ムスメのまえにもうひとり子どもがいた。

妊娠がわかったのは2011年の12月。
検査薬に陽性反応があったので、病院へ駆け込んだ。
妊娠5週。赤ん

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きみはどうして眠ることをいやがるのか―子どもの寝ぐずりについて考える

きみはどうして眠ることをいやがるのか―子どもの寝ぐずりについて考える

うちのマナムスメは、眠りにつくのがとてもへたくそだ。
眠らせようとうながすと、力の限り、泣き、叫び、不機嫌にあばれる。
声をかけてものけぞり、いやだいやだとのたうちまわる。
そのさまたるや、まるで悪霊でも憑依したかのようである。

きみはなぜ、そんなに眠ることをいやがるのか。

言葉が増えて会話ができるようになったムスメの言動から、推察してみた。

さいきんのムスメは、眠らせようとするときまって「

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虐待の瀬戸際

虐待の瀬戸際

乳幼児虐待の痛ましいニュースを目にするたびに、後ろめたいような気持ちがちらつくようになったのはいつごろからだろうか。

ムスメが生まれて間もないころ、わたしは不安で仕方がなかった。
この小さな生き物が、ふと目を離したすきに、呼吸を止めてしまわないか。
わたしの腕のなかで寝息をたてたまま、もう二度と目覚めないのではないか。
ずっと抱きしめていなければ不安で、毎晩ムスメを抱いたまま眠りにつく日々だった

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気づかせてくれたのは批判だった(シノヅカヨーコ)

気づかせてくれたのは批判だった(シノヅカヨーコ)

ライターとしてコラムなどを寄稿すると、批判を受ける機会が少なからずある。
批判の内容もさまざまで、記事の内容に対する批判から、なかにはわたしの人格そのものを否定するようなものまで出てきたりして、どれもとても興味深い。

記事に批判がつくことは、それだけ読んでもらえたということ。
なかには「タイトルや見出しだけを見て中身を読んでいないな…」というものもあるけれど、これもまたひとつの目安になる。
読み

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