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6月20日(土)*2歳4ヶ月―ムスメ、撃退する

ムスメと電車に揺られていたら、なんだかモヤモヤとする光景に遭ってしまいまして。
空席が見当たらない程度の混雑、わたしはムスメを抱えて優先席寄りのすみっこに。
優先席には、部活帰りであろうユニフォーム姿の女子中学生が四人。
優先席の前には、杖をついたおばあさんがひとりと、見るからに腰の曲がったおじいさんがひとり。

女子中学生たちはご高齢のふたりには目もくれず、スマホを出してぎゃあぎゃあ、騒いでいるわけです。
なんなら、椅子に土足であぐらかいちゃったりしているわけです。
あぁ、もう!

「ご高齢のひとに立たせてそれは恥ずかしいんじゃないの」

堪えかねて、口を衝いて出た言葉。
対して女子中学生は舌打ちで、「お前さ、若くして子ども産んだクチだろ」と謎の反論。
「一回りも上の女を捕まえて、お前呼ばわりかい」って気持ちと「わたし、若く見られたのかしら」って気持ちがぐるぐるっとめぐり、腹立つやら、嬉しいやら。

結局、女子中学生は席を立たず。
こちらをチラチラ見てはヒソヒソ、クスクス。いやーな感じ。
でもね、子どもにそんなことされたって折れませんよ。ばっかじゃねーの。

すると女子中学生のひとりがムスメを見ながら「あたしさぁ、子ども嫌いなんだよね!」と。
なるほど、ターゲットを幼児にかえるとはなかなか姑息な手を使うわね。

そこで、ムスメがすかさず一言。
「おねえちゃんはもうおとな?」

もうね、お隣にいた妙齢の女性が大爆笑。
そりゃ大人じゃないわな。中学生だもの。
女子中学生ご一向は、気まずそうに車両を変えていきましたとさ。

それにしても、学校名のわかるユニフォームを晒しながらケンカ売るとはいい度胸しているなァ……と、いきがった若い子に妙に感心してしまった。
学校にチクったりはしないけれど、いつか痛い目見てしまいそうだ。

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