わたしが小1でなった強迫性障害としろたんとの関係性について

しろたんとは、ゴマアザラシのキャラクターの名前です。

わたしが小学校1年生のときにおばあちゃんがそのぬいぐるみを買ってくれました。

そのとき、「しろたん」というキャラクターがすきなわけでもないし、
まず、「しろたん」自体を知らなかったのですが、おばあちゃんのススメで、これを買ってもらいました。

わたしはその、小学校1年生のころは、
ほんとうに大変な時期でした。

近くの普通の公立の小学校に通っていて、ともだちもある程度いて、勉強も比較的できる子だったのですが、

きっかけがなにかは覚えていないのですが、強迫性障害になり、(おそらく、他の子が先生から怒られているのを見てからだと思います)

よく覚えていないのですが、
おそらく、絶対に遅刻はしてはいけない。ともだちよりはやく学校に行かなければいけない。
という考えから、

夕方5時には必ず寝ないといけない。
朝は5時前には学校についてないといけない。
日曜日はとくにはやく寝ないといけない。
と考えるようになりました。

それからは、学校から帰ってきてすぐお風呂、晩御飯、そしてすぐ寝るという生活でした。
というより、小学校に入ってからはずっとこの生活でした。

遊ぶこともしないため、
もちろん夕方に寝れるはずもなく、ひたすら布団の中で目をつぶっていました。
布団の中では何もせずに、とにかく目をつぶっていました。

いくら目をつぶっても寝れないので、
それも「やばい」と思い始めて、

「寝れない!どうしよう!?あしたどうしよう!?」と毎日泣き叫んでいました。
夕方に寝れないことはこの世の終わりだといつも思っていました。

いつも母や父は「大丈夫」と言っていたのですが、
パニクってるわたしには、なにをいっても聞かなかったようです。

泣き叫ぶとだいたいすぐ寝ていたような気がします。

そして、朝になったら、とにかくはやく準備を済ませて、学校に行っていました。
朝の4時くらいの登校になるので、毎日、父がついてきてくれていました。

朝のことはよく覚えていないのですが、
校門のまえでひたすら何時間も父と座って学校が開くのを待っていたのだけは覚えています。

父は毎日深夜に帰ってきていたのですが、
弟もまだ小さかったため、母は家にいなければならず、
父と毎朝登校していました。

ちなみに、
金曜日と土曜日だけは次の日が学校がないのでとっても幸せだったのを覚えています。
普通の小1の生活をしていました。
深夜のバラエティもたくさん見ていました。
なので、その時代の金曜日と土曜日のテレビは異様に詳しいです。

ディズニーランドにいけるのは、父が会社がない日曜日なので、憂鬱でした。
わたしはとってもディズニーランドが大好きなのですが、
日曜日は昼の12時までに家に帰って、おやつの時間には寝なければいけないと考えていたので、
せっかくのディズニーランドも、朝7時からそわそわしだして、いてもたってもいられなくなって、帰りたくなって、泣きわめいて、
結局、ひるまえには家族みんなで帰っていました。

その頃のディズニーランドの楽しい思い出も、学校での楽しい思い出も、休日あそんだ思い出も、家にいるときの思い出もなにもありません。
すっぽりと抜けたような感じです。

学校は嫌いではありませんでした。
むしろ好きでした。
お調子者で、いつも目立とうとしていて、ともだちを笑わせるのが好きでした。

学校で、泣き叫ぶことや恐怖感に襲われることは一度もありませんでした。

母や父のことが嫌いだったわけでもないし、たくさん一緒に遊んだり、たくさん本を読んでもらいました。
家庭環境に不満があったわけでもありませんでした。
はやく寝ないといけないとおかしくなっているわたしを叱ることもなかったです。

じぶんでもなんでこんななっているのかほんとうにわかりませんでした。

いまでも全くわかりません。

「なんで学校にそんなにはやく行かないといけないと思ってるの?」

などと、たくさんいろんなひとから聞かれましたが、自分でもわかりませんでした。

「学校にそんなにはやく行かなくても大丈夫だよ。」
と何億回もいろんなひとに言われましたが、
そんなことはもちろん知っていました。

いつまでたってもわたしのその考えは治りませんでした。

そんな時に、遠く離れた田舎に住んでいるおばあちゃんが家にきてくれて、

おそらく精神科医の先生からぬいぐるみを与えるといいと言われていたので、
母に、「おばあちゃんから、なにかぬいぐるみを買ってもらってね」
といわれ、

なんとなくで「しろたん」を選び、
大きさも手のひらサイズから、自分の身長くらいあるサイズまでたくさんあったので、

持ち運べるように小さいやつをかってもらおうとしていたのですが、
高いもの、大きいものがいい主義のおばあちゃんは、
「いちばん大きいのにしなさい。」と強く言うので、

いちばん大きいのにしました。

実際「しろたん」に触れると、
ふわふわで大きくて、絵本とかでしかみないような夢のようなものでした。
とてもとても嬉しかったです。

他にもたくさんぬいぐるみをもっていたわたしですが、
「しろたん」だけは特別な存在でした。

わたしの強迫性障害は、誰もよく覚えていないのですが、ある日急におさまりました。
その日から普通の生活をしだしました。

いままでは2年生にあがる進級のときとともになくなったと考えていたのですが、
今思うと、「しろたん」が来てからだんだん良くなったような気がします。

ほかのぬいぐるみやいくら大事にしていたものも、すぐ消えていったり使わなくなったりしていたのですが、
しろたんだけはいまでもずっと使っています。
使ってるわけではないのですが、
ずっとしろたんだけは居ます。

部活の試合があるとき、テストがあるときはしろたんに願いを託したり、
悲しいときはしろたんでこっそりないたり、
しろたんを振り回してみたり、
しろたんのことが超だいすきなわけでもないし、常に一緒だったわけでもないけど、
とにかく「しろたん」は最強です。

なにかに困っているひとがもしいたら、しろたんをおすすめします。


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