チームを育てるためには「自分を知り、相手を知る」 cotree/CoachEd代表櫻本さんの語るリーダーに必要とされることとは?

朝渋ライター候補生として、2/20のcotree櫻本さんの『チームを「導く」ではなく「育てる」とは?』の会を朝渋TIMESを意識した形式で書かせていただきました。

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「仕事でチームの成果が上がらない」「部下が力を発揮していない」など、
悩みを抱えるリーダー・マネージャーの方は多いのではないでしょうか。

マネジメントにおいて必要なスキルは、「人を知る、自分を知る」
その上で、人を掛け合わせチームを強くしていくことだとcotree代表取締役の櫻本真理さんは、言います。

チームを育てるリーダーになるための短期集中マンツーマンコーチングプログラム、「CoachEd(コーチェット)」を1月に立ち上げたばかりの櫻本さんから、チームを育てるためにリーダーに必要とされることをお聞きしました!

チームを育てるにはまず、「自分を知る」

櫻本さん:リーダー・マネージャーは、チームパフォーマンスの最大化が目的になりますよね。なので、自分の特性を理解した上で、メンバーはどんな特性、どんな強みを持っているのか、その強みを最大限生かしてチームを作るには、なにをすれば良いのかを考える必要がある。その点においては、まず「人を知る」ことが大切ですただ、前提として人を知るためには「自分を知っていないと人ってわからない」ので、自分の強み、弱み、傷や未来について向き合っていくのはリーダーとして必須であると思います。自己基盤だったり、自己認識など。リーダーにとって大事な基盤的な要素を、まずは高めていくようなことが必要ですね。

「自分を知る」時におすすめをしていることは、まずは気づきを得ること。なにか状況が起こった時に、感情・身体の変化を自分で感じ取ることで、自分の好き、嫌いに気づくことができます。それを意識的にやっていると、だんだん自分の輪郭がはっきりしてきて、なにがあると自分に変化が起こるのかがわかるようになる。メンタルの不調もそうですが、感情や身体の変化が起きているのに気づかない振りをして蓋をしている時に悪化してしまうことが多い。抑圧してしまうことで、蓄積していき、どこかで爆発してしまうということが起こります。なので隠すのではなく、その都度気づいて流していくようなそういうプロセスがあると良い。そのためにまずは自分の意識に注意を向けるということかなと思います。

「相手のことを知る」ことで心理的安全性・相互信頼を生む

櫻本さん:メンバーと接する際に、心理的安全性・相互信頼を感じてもらうには、「相手のことを知る」ことが大切です。その人がどんな状態にあって、どんな人でというのを理解する必要がある。ちょっと元気がないな、とか今日は様子が違うな、という時に気づいてあげる。「なにがあったの」とコミュニケーションを取って、引き出してあげる。「言っても良いんだ」という雰囲気をつくることがまず第一歩かなと思います。会話の中でもこちらから一方的に教えるのではなく、相手から引き出していく、相手にしゃべってもらう時間、自分はこんな人間でこんなことが好きで、というのをメンバーの方から話してもらう時間がとても大事だと思います。

動機付けのスイッチ探しと、「特性の掛け合わせ」が強いチームを生む

櫻本さん:メンバーを知るということにも通じてきますが、人によって動機づけのスイッチは違うというこを知ってもらうのが良いと思います。リーダーは往々にして、一つのことに向かって目的を設定すると、勝手に走っていける達成動機が高い人が多いですけど、日本人の多くは親和動機という、遠くに行くよりみんなで仲良くしていたいという動機付けがあるケースが多い。そういう人に対しては、「みんなでここまで行こう」というみんなで感を出していく。安全動機が強い人に対しては、「この場所は安全だから思う存分にやっていいよ」というメッセージ性を伝えたり、実際に安全な環境を作っていく。権力動機が強い人には、「これくらいのインパクトを社会に残そうよ」といった接し方をしていくのが良いですね。一人ひとりその人をモチベートする目標設定の仕方は異なっているので、この人はなにがスイッチなのかを常に探すと良いですね。一番良いのは、やっぱりその人がどんな時に生き生きしているのかというのを見る眼差し。

ドラゴンボールでいうと、悟空はワクワクすることがスイッチで、ベジータは勝つことがスイッチ。トランクスはみんなで喜んでいることで、悟飯は倫理的に正しく納得感があることが大事。やっぱりいろんなキャラクターの人がいて、何にモチベートされているのかは違う。ひとつのキャラクターだと漫画が成立しない。チームもそうじゃないですか。色々な人が組み合わさって、どう力を発揮していくかが重要ですよね。なので、性格特性を見た上で、良い悪いではなくその人をどう生かしていくかの視点を持っていくことが重要だと思います。リーダー・マネージャーは、「ぞれぞれの特性を持ったメンバーをこんな風に繋げたら良いのでは?」というような人を掛け合わせていく視点があると、チームを強くしていけると思います。

自分自身がコーチングを「受けながら、学ぶ」

「自分を知り、相手を知る」
そして、メンバーを掛け合わせチームを強くしていく。

これからのリーダー・マネージャーには、コーチング的スキルが必要である、と叫ばれていますが、チームのメンバーを知るにはまず、自分を理解することも大切。

自らの理解を深めた上で、メンバーを知りチームを育てていきたい!という方は、チームを育てるリーダーになるための短期集中マンツーマンコーチングプログラム「CoachEd(コーチェット)」に参加されてみてはいかがでしょうか。


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