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きのこ散歩*2022/10/29きのこ作家さんたちをカラマツ林に連れて行く・その2

ハナイグチがちらほら出ている森をしばらく散策します。

その1はこちら↓


少ないし小さい

こちらはチャナメツムタケです。カラマツ林ならではのきのこで、これは当初の目的のひとつでした。思ったより少ないので、採取は見送り。発生量が少ない時は採らないことにしています。
チャナメツムタケは傘や柄の鱗片が特徴です。湿ると傘のぬめりが出ます。


ホコリタケのなかまが出ています。ホコリタケは身近なきのこで、平地でも高地でもどこでもいます。私の住む神奈川では真冬でも見かけます。珍しくないのに、かわいいから毎回撮影してしまうんですよね。

顔みたい

なんだか裂けた部分が口のようで、ガイコツみたいな顔になっています。かわいいなー。10月末でハロウィーンの季節、ちょうどいいのではないでしょうか。我が家ではハロウィーンのイベントなどしないけど。


カラマツも紅葉してとてもきれい

少し森の奥に進んでみます。ハナイグチを観察したカラマツ林は登山道の近くだったので登山者から声をかけられましたが、奥まで来るとさすがに登山者からも見えず静かな散策ができます。

あれこれ案内していると、菌友さんに「普段こんなところにひとりで来ているの?」と驚かれました。「よく場所がわかるね」と。傾斜や方角や特徴のある木などで覚えているんですよね。あとは地図は絶対に持っていますし登山アプリも活用します。
自分がどこにいるのかわからなくなってしまう人は登山道から外れない方がいいですよ。時々山中で地図持っている人から道を聞かれたりしますが、地図の見方もわからない人は山に入ってはいけないと思うのです。GPSも使い方が分からなければ宝の持ち腐れ。
ちなみに道を聞いてくるのは男性も多いので、地図が読めないのは女性に決まってるとか思ってるそこのあなたが危ないです。性別年齢関係ないよ。


あ!茶色いきのこの群生が!!

たくさん茶色の傘が見える

これは先ほど少しだけ生えていたのと同じ、チャナメツムタケです。たくさんあるので採取できますね!

埋もれ木や倒木から出る

わいわい写真を撮ったりしていたら、森の奥から腰びくをつけた見知らぬきのこ狩りの人が様子を見にやってきました。話を聞くと、今日はほんの少ししかきのこが採れていないみたい。私たちの発見を見てびっくりしていました。倒木の周囲にたくさんのきのこが出ているのが全部チャナメツムタケです。

菌友さんが知らない人も一緒に激写(笑)

私たちは特にきのこを独占する気もないので、見知らぬ人にもチャナメツムタケを分けてあげて、情報交換などして別れました。まあ、今日は例年この時期に出るはずのきのこが出ていないという情報しか得られなかったんですけど(笑)ヤマブシタケなんかも出るらしい。会ってみたいきのこのひとつでもあるヤマブシタケは、この日見つかりませんでした。

山では出会った人に親切にしておくといいですよ。何かあった時に助けてくれたりします。きのこの情報だけでなく遭難やクマ出没などの対策にも挨拶くらいはしておくのが得策です。


いつのまにかお昼になったので、一度車に戻って昼食にすることに。昼食後は少し標高を下げて散策します。

【つづく】

つづきはこちら↓


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